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熱電対の選定について考える
2023/10/18 09:45
- 熱電対の選定には何を考慮すべきか?
- 熱電対の長さと補償銅線について
- 熱電対の先端の種類について
熱電対の選定
2010/02/04 18:24
いつもお世話になっています。
熱電対を探しておりますが、たくさんの種類があり、どの熱電対を選定したら良いか迷っております。又補償銅線は必ずつけなければならないのかも分かりません。
どのような事を考慮して購入すれば良いかアドバイス頂けないでしょうか?
ちなみに、当社は電気機器を扱っています。(サイズは少し大きめです。)
電気機器に使用されている部品は、ブレーカー、トランス、シーケンサー等色々な部品で構成されています。
電気機器を稼働している時の、部品の温度を測定する為に使用する予定です。
部品温度は高くても、150℃はいきません。せいぜい0℃~100℃の範囲です。
少しまとめますと、
1.熱電対はKタイプを考えています。
2.熱電対の長さは、4~5Mを考えています。
(この場合、熱電対を2M、残りの長さを補償銅線という選定を行うほうが良いのでしょうか?)
3.熱電対の先端は部品の測定箇所にカプトンテープで貼り付けて測定します。その場合、熱電対の先端の種類で、接触型、非接触型等、色々タイプがありますが、どのタイプが良いのでしょうか?
他、熱電対の選定で気にかけなければならない事などありましたら宜しくお願い致します。
回答 (4件中 1~4件目)
精度を求めるのであればタイプTの使用をおすすめします。
カプトンテープでの張り付けについてですが、
剥がれやすいので、表面温度測定用の専用品を使用する事をオススメします。
私は一応測温を生業としていますので、
条件なんかを聞いてアドバイスは可能ですが、、、
仕事と繋がってしまうと、コレはコレで話が違ってしまうと思いますので(笑
150℃と温度が低いので、私がもしアナタの立場であれば
可能な限り細いTC素線を選択します。
そして、ノイズ対策としてカプトンテープ tc カプトンテープ
という具合にtcがカプトンテープで挟まれた構造として使用します。
可能な限り長く補償導線を使用し、補償導線はシールド付きとする。
また可能であればそのシールドも接地する。
もしそれでもノイズが乗るようであればφ0.5のシースTCの使用を検討する。
精度を重視するようであればφ1.0のJISクラス1を使用する。
またTCの精度を求めるのであればKではなくTを。
もしそれ以上を求めるのであればRBを使用します。
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>電気機器を稼働している時の、部品の温度を測定する為に使用する予定です。
この部品とは何でしょうか?
>電気機器に使用されている部品は、ブレーカー、トランス、シーケンサー等色々な部品で構成されています。
でしょうか?
>ちなみに、当社は電気機器を扱っています。
要するに、電気機器とは制御盤の事でしょうか?
一般的には制御盤内の電気機器の表面温度を測定しますがそれで良いですよね
例えば、ブレーカならブレーカ本体プラスチック筺体の外壁温度
常識的には↓
http://www.fa.omron.co.jp/product/family/1740/index_t.html
E52-CA15A D=1 2M
この辺りかな?
>3.熱電対の先端は部品の測定箇所にカプトンテープで貼り付けて測定します。
記録計とかで長時間の温度変化を記録するのでしょうか?
>その場合、熱電対の先端の種類で、接触型、非接触型等、色々タイプがありますが、どのタイプが良いのでしょうか?
この非接触型とは?
http://www.fa.omron.co.jp/product/family/1516/index_p.html
このタイプの放射温度計の事?
http://www.fa.omron.co.jp/product/family/1516/index_r.html
「精度 ±40°C *2 ±8%PVまたは±8°Cの大きい方 」
と、言う条件さえよければ
でも↓のタイプのほうが使いやすいと思う
http://www.keyence.co.jp/atsuryoku/ondokei/it2_80/menu/985/
http://www.webshiro.com/p04-07sokhowsya.html
でも記録計に記録するなら使えないが
まず、タイプの選定は「K」で問題ないでしょう。
(なお、測定物が高周波磁界を発生する場合や、はんだ付けする場合は、
タイプTの方が適当でしょう)
カプトンテープで貼り付けることを想定なさっているなら、熱電対の線径は
φ0.3程度でしょうか?この程度の太さの熱電対であって長さが4~5m
程度であれば、補償電線をわざわざ使う必要はないでしょう。
(補償電線は、コストを節約するために使うものであって、熱電対をそのま
ま計測器に接続しても大したコストにならない場合は使う必要ありません)
熱電対の先端処理は各種ありますが、テープで貼り付けるならば、単純に
2本の線を溶接してあるタイプで良さそうに思います。
絶縁が必要であれば、テープを1枚貼った上に熱電対を接触させれば済みま
す。
なお、使用する測定器によっては、ノイズの影響を受けやすい場合もありま
す。パソコンに接続して使うような安価な温度記録計がありますが、私の
経験では、ノイズの影響を受けやすく、温度測定値が大きくばらついたこと
があります。
熱電対をテープで貼るのは簡便でいいのですが、測定中に接触部が浮いて来
たり剥がれてしまうことがあります。機械的に固定したり、エポキシ系接着
剤で接着したり、はんだ付けが許されるならはんだ付けしたりする方が安心
です。
どうしてもテープに頼る必要があるなら、テープを扱うときに手指の脂が
つかないように気を配る。貼り付ける面の油分、水分を十分に拭き取る。
熱接触部1点をテープ止めするのではなく、熱接触部からある程度離れた
場所でしっかり貼り付けて、被測定物に熱電対を良く沿わせて、熱接触部
はテープで貼り付けなくても被測定物に接触しているような状態にしたうえ
でテープを貼ることが大切です。
部品が大きいようですね。
電気保安協会が使っているような温度シールや非接触温度計では不可でしょうか(安価ですよ)。
常時測定しながら長時間ログ採りをする、アッセンブリーの中の細かい部品温度の測定、電気盤の扉を開けると温度が変わるので閉めたまま測定したいとなると不可でしょうが。