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周速一定制御と毎回転送りについての質問
2023/10/18 09:45
- 最近NC旋盤のプログラムを勉強し始めた者ですが、主軸の制御で周速一定と毎回転送りと2種類あります。
- 周速一定制御とは、主軸の回転速度を一定に保ちながら切削を行う制御方法です。
- 一方、毎回転送りは、主軸の回転速度を必要に応じて変化させながら、切削を行う制御方法です。
周速一定制御と毎回転送り
2010/02/04 16:48
最近NC旋盤のプログラムを勉強し始めた者ですが、主軸の制御で周速一定と毎回転送りと2種類ありますが、これらはそれぞれに得意分野のようなものがあるのでしょうか?(使い分ける必要があるのでしょうか、もしくは使い分けた方が良いのでしょうか?)それぞれの制御の意味はわかるのですが、実際にプログラムを作ってみようとした時にどちらを使って良いのかわかりませんでした。加工は外径、端面、内径、溝加工などをしようと考えています。
よろしくお願いします。
回答 (5件中 1~5件目)
G96(定周速)を使用すれば、刃物メーカー推奨の周速(切削速度)を保って加工することが出来ます。これはチップ寿命の管理がしやすいと思います。条件が適切であれば、常においしい所で削れるわけです。(推奨値が正しいとは限りません。自分で検討した周速も同様です)
G97の場合は径が変化するのに回転数が変化しないのですから、周速がバラバラと言うことになります。おいしい所は僅かな範囲だけ。
その辺を考えて使い分けると良いと思いますが、「ねじ切り」だけは回転数一定(G97)を使用します。
理屈の上では上記の説明ですが、実際G96で切削しても、径が10ミリ以下になってくれば機械、設定、条件によっては回転数は既に上限に達する場合があるので、余り意味ない時もありますね。
また、加工ポイントが数カ所で、都度刃物を逃がす場合の有る「浅溝加工」ならG96だと回答(4)さんの言うとおりのタイムロスが大きいと思うのでG97で加工した方が早い時間で済むと思います。
時間があれば、同じワークをG96とG97の両方で加工して比較検討してみると良いですよ。出来上がりのワーク、チップの摩耗、加工タイムなど総合的に検討して最適な方を選んでください。
NC初心者と言うことなので、加工の際には常に条件等をメモして最適な条件を検討しながら作業してみてください。
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周速一定制御のほうが、プログラムを作るのに楽で使いやすいです。
ただ、周速一定制御は、早送りでX軸がプラスに逃げるときに、
主軸の回転待ちが発生するので、加工タイムを詰めようとしたときに
不利になります。
お礼
2010/02/06 11:20
回答ありがとうございます。主軸の回転待ちというのは今まで意識した事がありませんでした。加工タイムはできるだけ詰めたいので参考にさせていただきます。
確かに周速一定は便利ですが
もし、油圧チャックをお使いなら
一般的な油圧チャックは回転が速くなると把握力が低下します。
把握圧力を下げているとワークが飛び出す危険があります。
把握圧力を上げると肉厚が無い場合は 品物の真円が悪くなる。
品物の形状や加工内容でによって使い分けがベターです。
お礼
2010/02/06 11:18
回答ありがとうございます。把握力、真円度など考慮して使い分けてみます。
周速一定をお勧めします。
端面を切削した時に条件のちがいが出ます。
その為加工後、端面は平行にならず斜めになっている事が多いです。
径が変わる事で加工条件の変化が生じるので周速一定を使ったほうが無難です。
お礼
2010/02/06 11:15
回答ありがとうございます。以前凹の部品で底の部分を細いバイトで加工した際に斜めになっていたことがありました。その時は毎回転送りでしたので、その影響もあったかもしれませんね。当時は取りしろや、パス回数を増やして対応したのですが、加工タイムが掛かってしまっていました。
テストカットの段階で、切屑がばっちりコントロール(適度な長さに分断)
できていれば、常に同じ切削条件で切削できる周速一定制御がお奨めです。
但し、端面加工でワークの外径があまりにも大きいと、たとえ周速の上限
で制限がかかっても中心部では相当の回転速度となるので、細心の注意が
必要となります。
お礼
2010/02/06 11:12
回答ありがとうございます。やはり削ってみて切屑を見てみるのが大事ですね。回転数の上限の制限には注意してやってみます。
お礼
2010/02/06 11:22
回答ありがとうございます。時間を作ってG96とG97で実際に加工してみたいと思います。