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2010/01/15 11:00
誘導性負荷のON/OFF時には逆起電圧が発生しますが、白熱電球、豆電球などのランプも同様に発生するでしょうか。ランプのフィラメントを拡大して見ると、導線がグルグルとコイル状に巻かれているので、コイルと同様に逆起電圧が発生すると思って実験したのですが、発生しないようです。実験方法が間違っているかもしれません。単純にSWで電流をランプに流したり切ったりしているだけなのですが。ちなみに自動車で使われているような、ヘッドライト、テールランプなどはどうなのでしょうか。手元にないのでまだ実験していない状態で質問しています。すみません。
インダクタンスに流れている電流を遮断しようとすれば、電流を遮断する
速さ(時間あたりの電流減少A/s)とインダクタのインダクタンスの値
(H)に比例した電圧が発生します。
という訳で、ランプのフィラメントに流れる電流を遮断したときにも、
ある程度の電圧は発生する可能性はあります。ただしランプのフィラメント
のコイル径は小さく、ターン数も少ないので、インダクタンスの値は通常
無視してもいいほど小さな値です。従って、発生する電圧も僅かな値にしか
ならないということです。
参考URLにソレノイド(円筒状に巻いたコイル)のインダクタンス算出
方法を貼っておきますので、ランプフィラメントのコイル径や巻数を代入
してインダクタンスの値を求めてみてください。μヘンリーあるかないか程
度と思います。
同じURLに鉄心(コア)のある場合の計算ものっていますが、コアなしの
場合に比べて極めて大きな値になります。
鉄心があると言うことは、コイルの中及び周囲の透磁率(誘電率ではありま
せん)の高いということです。
鉄の透磁率は、空気の透磁率の1000倍以上も高い値ですので、鉄心が
あることでインダクタンスは極めて大きくなります。
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逆起電力の発生はコイルのインダクタンスや回路の電流などに依存するものであって、外観で決まるものではありません
形状がコイルのように見えても、その径や誘電体(といっても真空とか不活性ガスですから誘電率は低いでしょう)などの関係からインダクタンスが低ければ逆起電力が生じなくても不思議ではありません
2010/01/15 13:01
早速のご回答ありがとうございます。
径や誘電体の言葉が出てきて、なるほどと思いました。ありがとうございました。
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2010/01/18 10:12
全く発生しないというわけではなく、発生するが、僅かな電圧にしかならないというわけですね。きっと、自動車のランプ類も同様でしょう。
あとで、ランプの点灯には突入電流が発生し、これに対応することが大事と知りました。回答ありがとうございました。