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2010/01/14 16:54
現状
・SKD61焼入材HRC45
・焼前にφ8で100mmドリル加工済み(0.2前後芯ずれの可能性あり)
・焼前φ8に直角に側面穴が貫通
加工内容
・φ12リーマ加工深さ50mm~80mmで加工
手順
φ11.9を深さ20mmNC加工でガイドを作成
φ11.9超硬ドリルで80mmステップ加工 S1000 F120
φ12.3超硬ドリルで50mmステップ加工 S1000 F150
φ12.0超硬リーマで50mm~80mm加工 S132 F19 (カタログ値)
焼前にφ8&側面に貫通穴があるため、超硬ドリルや、
リーマが逃げそうです。
以上の内容で加工可能でしょうか?
なにか良いアイデアがあれば教えて下さい。
ガイドを加工(エンドミル使用?)するとはいえ、0.2も芯ずれして
いる下穴をドリルで繰り広げるのは感心できません。
クーラント液が切削ポイントにキチンと供給し難く、また切屑も
のびて絡まりやすくなると想像します。
どーしても焼入れ前に下穴をあける必要がありますか?
・焼きいれ後の穴加工でもOK
・内部給油装置付きの機械がある
・φ11.8穴で100mm深さでも許容できる
との制約がありますが、焼入れ後に
?φ11.8ドリルでガイド穴加工
?φ11.8で100mm穴あけ
?50mm深さまでエンドミルでφ12.3に繰り広げ
?φ12.0超硬リーマで50mm~80mm加工
といった手法も考えられます。
(制約有り過ぎでしょうね...)
ご参考までに高硬度材加工用ドリルの一例のURLを貼って
おきます。
8mm下穴の繰り広げに使用できるかはわかりませんが、
回答(1)さんのご意見を踏襲すると、4点支持になりますので、
ご質問に示された加工においても安定性はありそうです。
>超硬ドリルはHITACHIノンステップボーラを使用しようと考えてました。
>ダブルマージンで四点支点できるためある程度は安定すると思いますが・・
>MTTSUBISHI MHS型 とほぼ同等品でしょうか?
ノンステップボーラーとMHS形の基本性能は同等と考えます。
唯一の違いは、前者はオールラウンダー、後者は高硬度材にチューニング
していることです。
さて、補足を読んで、ドリル加工は厳しい感じがします。
回答(3)ご紹介の、逆段ロングシャンクのエンドミルが良さそうですね!
私も機会があれば使ってみたいです。
2010/01/15 09:56
アドバイスありがとうございます。参考にさせていただきます。
おしゃるとおり今回は芯ずれ(リーマ穴に交差する側面からの穴もあり)が
あいていることが難しいです。
φ8の100mmは形状として必要で、質問では省きましたが、さらにその下に
φ6で250mmの穴があります。
焼後にφ6×250mm穴をガンドリルで加工することは可能ですが
加工時間もかかりますし、破損するリスクも高くなります。
φ8×100mm穴はNC加工でも難しくなるため焼前にドリル加工しました。
また、φ8焼後ドリルでは破損するリスクも高いと考えたからです。
心配なのはリーマ下穴が曲がってしまうことと、リーマ穴の精度不良です。
φ12.3は精度がいらないので、それほど気にしてなく問題ないと思います。
超硬ドリルはHITACHI ノンステップボーラを使用しようと考えてました。
ダブルマージンで四点支点できるためある程度は安定すると思いますが・・
MTTSUBISHI MHS型 とほぼ同等品でしょうか?
最悪φ12(50mm~80mm)の精度穴はエンドミルでNC加工することも可能ですが
これもまた時間がかかりすぎます。
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内容からお見受けするに、プラ型のヒーター穴?
交叉穴が対称に突き抜けているならまだしも、片側ならリーマー仕上げはほぼ無理と思います。
この加工はあまり経験無いが、焼入れ前に(リーマ穴優先で)仕上げてしまうのが手ではないかと思います。
焼入れ後に歪みが出たらペーパーで磨き落とすとか、放電加工。
用途の推定が当たっていたら放電加工機には近しいはずで、この件もそれでやるしかないかのでは。。。
2010/01/20 10:26
この穴は金型の冷却穴ですので、
焼前にやってしまうと部品がはまらなくなってしまいます。
意見ありがとうございました。
ドリルでないといけませんか?
私も芯ズレの穴にドリル加工は非常にリスクが高い気がします・・・しかも超硬。。。
たとえば、超硬エンドミルでヘリカル加工はダメですか?
これなら、下穴が曲がっていようが芯ズレしていようが関係ないですから。
それに、エンドミルでHRC45なら、そう気にする硬さでもないですしね。
加工精度がある程度期待できる機械なら、中仕上げを念入りにすればエンドミルで仕上がると思います。
日立ツールのエンドミルですと、THで該当するのがないのでCコートのロングシャンクタイプのパワーミルでいけると思います。
リーマが必要なら、この後にリーマで仕上てもいいのではないでしょうか。
2010/01/20 10:31
できればドリル加工だけで終わらせたかったんですが、
やはり、エンドミルでNC加工が無難ですね。
日立のパワーミル ロングシャンクでリーマ下穴加工しました。
ありがとうございます。
詳しくは回答(2)
側面の穴に貫通後にセンタリングをする事でも対策となるのでは?
個人的には・・・・
「3枚刃」のドリルが条件的に良いように思います。
2010/01/15 09:11
3枚刃確かに2枚刃よりは安定するかもしれないですね。
ありがとうございます。
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2010/01/20 10:52
皆さんの意見を聞いて、ドリル加工は
リスクが高いと判断させていただきました。
φ12.3とφ12精度穴の下穴(φ11.9)を回答(3)ご紹介の
パワーミルの逆段ロングシャンクを仕上げで使用しました。
ただパワーミルで加工した際0.01前後のテーパ形状になってしまったので
φ12精度穴はリーマで加工することにしました。
パワーミルでの加工はごみの排出が悪かったためか、面はあまりきれいには
できなかったです。(水が流れるため漏れないように均一な面にしたいので)
F.PツールのSHシリーズリーマを
S133 F5(断続加工になるのでFはかなり下げました。)
で加工しました。精度も良く面もきれいに仕上がりました。
ありがとうございます。