水素脆性

Question

S60C（T=0.4)に熱処理後、黒ｸﾛﾒｰﾄﾒｯｷを施している製品で、折損が発生しております。
ﾒｯｷ後のベーキング不足と思われますが、再度ベーキングして効果が出るものでしょうか。ﾒｯｷ後、約1ヵ月程度たっております。
他の復元方法もあれば、ご教授願います。

Answer

高張力のボルトにメッキをする際は、水素脆性が生じる位の知識だけはあったが

参考ＵＲＬの「９．めっき後のクロメート処理は・・・」の部分が気になります
NIとZn+クロメートのメッキ処理を同じ工程にして行けないのではないのかな？
また、他にも詳しくベーキング処理に書かれているので参考になるかと思います

Answer

素人のアドバイスです。
メッキ後ベーキング処理までの時間は1時間以内と記憶してます。
多分温度は200度？で1又は2時間かな？
参考になればよいですが。

Answer

本当に、ベーキング不足の水素脆性で、折損しているのですか？
疑う訳ではありませんが、組織観察等を行い、慎重に判断しましょう。

再度、丁寧にベーキングすれば、
１箇月経っていても、しないよりは安心です。

個人的な懸念は、ｔ０.４の薄板のＳ６０Ｃですから、
熱処理でカチカチになっていて折れているのじゃないかって話。

それなら、クロメート品に問題有りですな。

本来は、亜鉛メッキ後のクロメート処理前にベーキングが正しいのですが、
薄板ですし、やるだけやってみたら如何でしょう。

クロメート処理は耐食性の為ですので、ベーキングで痛んでも、
もし錆の心配が低い環境なら、何とかなるでしょう。

でも、やはり懸念は、Ｓ６０Ｃの様な高炭素鋼に、
ベーキングの効果はどうなんだろう・・って点です。

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