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2012/10/18 21:43
SS400とSGD3Mの引張強度は同じなのでしょうか?
客先の指示でSS400強度区分(4T)になっており
使用材料をSGD3Mで加工しました。
SGDMのミルシートにも引張強度が記載されておらず
こまっています。
資料などもあれば助かります。
教えていただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。
小生も“脳が雲丹になったw”感があります。
回答(5)の 甲東 さん 記載内容と、回答(6)の 1Nの涙 さん 記載内容は、“カブッタ”
ではないように感じられます。
回答(5)の 甲東 さん 記載内容の“実質は、素材は(SS400程度の)炭素鋼で良いのだと
想像します。”と同意見ですが、客先の顔も立てる必要があるので、使用材料の引張強度試験
結果と、回答(5)の 甲東 さん 記載内容等を客先に明示して、特別救済措置ではなく、恒久
的な使用を認めて頂くことにしては如何でしょうか?
回答(2)のiwanaiは、また話しをかきまわしている。
S20Cの強度は、SS400強度相当である。
機械構造用で元素が限定されていて、炭素量が0.2%前後であればSS400強度相当品。
引き抜き加工で、加工硬化があるので、更に相当品と成り得る。
質問者さんも、SGD3Mの引張試験をしたらSS400相当品の強度であったので、SGD3Mの
恒久的使用を今後求めていくと、していますよね。
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甲東さんへ何だかタッチの差でカブッタようですがパクリでは無いです
また4Tというのは旧JISになってしまった六角ナット特有の強度区分名称で、
恐らくボルトの強度区分と分けるため、或いは簡略化するためだろうと思う
機械設計者であっても、ここまで詳しく知っている人もかなり少ないですが
回答(4)さんのように炭素量≒硬さ≒引張強さだけ考えてしまうような方が多い
ことでJISでは、機械的性質を表示しなくなったとも言えるかも。何故なら炭素鋼
は熱処理により大きく機械的性質が変わるので、化学成分や硬度だけで、本当の
強さ(じん性など)を見極めることが、とても難しいからに他ならないのです
今回の>使用材料をSGD3Mで加工しました・・・これ部分だけ見ても熱処理の記載
が全く無い。つまり素性が分らないので殊更に実測する以外には仕方が無いのです
また熱処理により、硬さよりも金属組織そのものが変化し別モノに変身するんだ
っと知っておくだけでも、随分と製品の見方や加工等も変わるだろうと思います
+++++
甲東さんへ
何故SS400のねじは入手し難いかというのは、その化学成分上からどうしても
必要以上の強さ(じん性など)が出てしまい加工すれば判るがムシれる感じだ
したがって↑のような快削鋼のようなものだったりSWRMが使われたりするかと
ですから逆の意味だと思います。つまりネバイので削り難いし美観も悪くなる↓
もう、結論が出ているんじゃないですか・・・回答(1)のお礼で
カブッテない?カブルどころか、アンポンタンじゃぁ、あーりませんか?
まいっか。どうせ人生死ぬまで勉強を続けなければないのだろうからブツブツ
昨晩からカテゴリーを全て外し一切メールを来ないようにしたので気が付かーん
2012/10/20 17:02
まだ結論は出ておりませんが、解決へ向かえそうです。
この度はお礼も遅くなり、ご気分を悪くされたこともあったかと
思いますが、お許し下さい。
本当に有難うございました。
客先は、ミルシートが云々と言われているようです。どうもよく分かっていない方のようです…実質は、素材は(SS400程度の)炭素鋼で良いのだと想像します。その方の要点は強度区分4Tのはずです(4Tという呼び方は古いもので、最新のJIS B1051で言う4.8程度ではないでしょうか。以下、4.8として書きます)。製品になった後の強度が問題のはず。
B1051の表2に材料としての炭素鋼が規定されています。化学成分のみで、SGD3Mもこれを満足しているように私には読めます。また、B1051には炭素鋼という言葉があるだけで、SS400、SGD、SWRCH、SWCH等々の材料規格は載っていません。
次に、表3に4.8の機械的性質が決まっています。引張りだけを言うと最小420N/mm2です。これさえ満足しておけば強度区分としては問題なく、素材としてのSS400とSGDの比較をする意味はほぼ無いと考えます。所要強度区分を得るには素材も大切ですが、それ以上に各種加工方法、熱処理方法が大切なはずです。きつい加工に耐えうる素材でなければならないので、最低限あるべき姿(化学成分)は規定しておこうと…
余計なこと。“世の中にSS400のボルトは無い”と断言する人がいます。強度区分が命、で仕事されている方々にとってはそうなんでしょう。B1051が炭素鋼としか言っていませんので、素材の候補としては他に一杯あるのだと思います。しかし、何故、SS400が使われないのでしょう。SS400の棒の市場性が余り無いのでしょうか。それとも必要強度が出ないのか…例えば、Mnの規定が無いので強度不足になりやすいとか。
回答(6)さん;アドバイスありがとうございます。
JISの圧力容器では、単なる炭素鋼ボルトの材料としてSS材しか規定がなく、SGD等がありませんね。こんな状況なので、SS400強度区分4Tなどという表現が出てくるのかと。経産省は、SS400をみがいて(例えば、冷間引抜き)、JIS G3123の様なみがき棒鋼にすれば立派なSS400のボルトが出来るじゃないかと言うのかもしれません。どうもボルト業界の現実とマッチしていないような・・・これ以上は主題から外れるのでやめます。ボルト業界も頑張って欲しい。
皆様へ;余談ばかりで申し訳ありませんでした。
2012/10/20 16:54
この度はご回答いただいたのにお礼が大変遅くなり申し訳ありませんでした。
大変勉強になりました。
確かに客先の方も私以上によく解っておりません。
解っていないのに、色々おっしゃられます。
皆様のご支援により、なんとか解決の方向へ向かえそうです。
本当に有難うございました。
> SS400とSGD3Mの引張強度は同じなのでしょうか?
同じではありませんが、年齢が高い方は同じと考えている方が多いです。
SS400は、SI系単位に移行前は、SS41と表現していました。
そして、みがき棒は、SS41B-Dと表現をしていました。
その名残りで、SGD41と表現があります。
さて、SGD3Mは、URL“みがき棒鋼用一般鋼材(JIS G-3108)”を確認しますと、
SGD 3 でMn0.60~0.90%の場合・・・・・SGD 3Mとの表記で、SGD 3のC量を確認すると、
C量;0.15~0.20%なのでS20C相当と考えます。
一般的に、S20C相当のC量 ≒ SS400の強度と、年齢が高い方は考えている方が多いです。
URL“S-C材料設計資料”資料を見ても判るように。
> 客先の指示でSS400強度区分(4T)になっており、…
これも強度区分(4T)を使用しているので、古い規格で「4T」→40キロまで切れない
最小引張荷重だけの表示で、SI系単位でもありません。
従って、流れからだと同じである可能性が高いので、上述内容を客先に説明し、了解を
得るが問題の解決策になると考えます。
(SGD3Mを代用した方も、上述の理由が大きいと考えます)
強度区分(4T)とS20C のURL資料を添付しておきます。
当然ですが、炭素(C)量換算だけでは、少し引張強さは足りませんが、みがき棒鋼は、冷間
引き抜き加工なので、表面の加工硬化が期待できるので、引張荷重が相当品と考える方が多い
や、昔からの上述の引用で引張荷重が相当品と考える方が多いが、より正確な内容です。
2012/10/20 16:47
この度はご回答いただいたのにお礼が大変遅くなり申し訳ありませんでした。
大変勉強になりました。
参考資料まで用意頂き誠に有難うございました。
この資料も客先の説明に利用させていただきます。
皆様のご支援により、なんとか解決の方向へ向かえそうです。
本当に有難うございました。
>客先の指示でSS400強度区分(4T)になっており
>使用材料をSGD3Mで加工しました。
ここの部分が重要です。まず客先指示のSS400強度区分(4T)の部分がおかしい
っというのは、?4T?というような強度区分を使うのは鋼製六角ナット位しか
現在のJISには無い筈であり、そうなれば材質の規定は受けない筈だからである
今確認したがJISB1181:2009「六角ナット」附属書2は2009年12月31日限りで廃止
するとあった。つまり「4T」という表現はもう現在のJISの規定には存在しない
従ってJISB1181:2009にある通り1052-2or6の「保証荷重値規定ナット 並目ねじ
or細目ねじ」にある強度区分4の材質の化学的成分や保証荷重と機械的を満足する
ことを試験などで証明すれば、材質の化学的成分は満足しているので使えそう
以上は私がJISを確認しただけなので客先及び役所に確認された方が良いと思う
2012/10/20 16:43
この度はご回答いただいたのにお礼が大変遅くなり申し訳ありませんでした。
大変勉強になりました。
確かに4Tという強度区分はJISではありませんでした。
とりあえず試験結果の資料があるらしいので
お客様と打ち合わせすることにしました。
皆様からのご回答により、本当に助かりました。
有難うございました。
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2012/10/20 17:05
おっしゃるとうりで、そのように話を進めようかと思っております。
私の勉強不足で皆様にも、お手間をお掛けしたことを
お詫びいたします。
本当に皆様、ありごとうございました。
これに懲りず、また機会があればご指導宜しくお願いいたします。