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複数リンクのトルク計算について
2023/10/18 21:51
- 現在、6本7節のリンクで板を90°回転させる機構を設計しています。その中でリンクが動かない様にロックする必要があり、そのロックトルクがどれくらい必要か計算方法が分からず困っております。
- 参考図の様にテーブル先端に100[N]負荷した時、図示固定部のジョイントが矢印方向へ回転しますが、その回転力(トルク)の算出方法をご教授ください。
- A,Bを固定ピンとし、C~Gは可動します。また少し質問の趣旨を変え、100Nの力と釣合うRの力は幾らかとさせてください。
複数リンクのトルク計算について
2012/09/24 12:17
現在、6本7節のリンクで板を90°回転させる機構を設計しています。
その中でリンクが動かない様にロックする必要があり、そのロックトルクがどれくらい必要か計算方法が分からず困っております。
参考図の様にテーブル先端に100[N]負荷した時、図示固定部のジョイントが矢印方向へ回転しますが、その回転力(トルク)の算出方法をご教授ください。
宜しくお願いいたします。
図がわかりにくく申し訳ありません。
補足として以下をアップします。
http://www.fastpic.jp/images.php?file=9326515766.jpg
A,Bを固定ピンとし、C~Gは可動します。
また少し質問の趣旨を変え、100Nの力と釣合うRの力は幾らかとさせてください。
宜しくお願いします。
沢山の解答有難うございます。
まだ納得できない部分があり追記させて頂きます。
単純に A点までの距離☓100[N]=100[mm]☓R[N]も一つの方法だと思うのですが、下のURLの様な倍力構造の要素は検討しなくても良いのでしょうか?
ピン位置やリンク構造(角度?)によってA点の回転力が変わってくるのではないかと推測しており、あえてA-Cリンクのみ角度を変えております。
http://koza.misumi.jp/lca/2002/12/92_1.html
http://koza.misumi.jp/lca/2002/12/93_2.html
リンク図再アップ↓
http://www.fastpic.jp/viewer.php?file=1897901261.jpg
多くの方に解答頂き有難うございます。
回答(8)(18)でご紹介いただいたWorking model 2D による解析をおこなってみましたので、結果をご紹介させていただきます。
結果:
x:-53 [N]
y:-257.5 [N]
R = √((-53)^2+(-257.5)^2) = 263[N]
となりました。
・Rの向きがリンクにきれいに90°になっていません。
・リンクの重量を0.01kgとしているので、若干重力の影響を受けます。
http://www.fastpic.jp/images.php?file=7160439808.jpg
リンク図
http://www.fastpic.jp/images.php?file=3847791527.jpg
回答 (48件中 41~45件目)
この質問の内容は、機構学の静力学で解くことができると考えますが、
単純と言われる4リンクですら、手計算を面倒と感じる私。
ましてや、この構造ならば、ハイエンド3DCAD付属の機構解析ソフト
を使用すれば一発と思うのですが、自分には容易に使える環境に無いし、
自力手計算もとてもとても厄介と感じたから識者の方の回答を待って
おりました。が、自分の勉強不足故、みなさんの回答を理解できず。
この構成では、たとえば A-B-C-D の4リンクにおいて、角C が180度
になる状況は発生しないとおもいますが、その角度は特異姿勢になり
ます。Cの力の向きはAに向かい、Aの回転トルクはゼロ、となります。
つまり、Aを支点とした単純なモーメントのつり合いで考えることは
困難と考えます。
ひょっとしたらご存知とは思いますが、質問者の方に提案です。
ある程度信頼できる2D機構解析ソフトのフリー(正確にはTrial版)が、
http://www.sbd.jp/product/kiko/working_model_2d.shtml
にあります。
また、その使い方は、
http://mech.u-fukui.ac.jp/~Kawa-Lab/wm/index.htm
にもあります。
Trial版ですので、ファイル保存はできませんが、動作の確認には
なるでしょう。
ぜひ、機構解析ソフトで検証し、ここで追記、としてもらえれば
ありがたいです。
# 追記 なので、質問者の目に触れる可能性は少ないでしょうけれど
回答(12)の方は、ちゃんと機構学の知識をもとに回答していると感じます。
瞬間中心を求めて、それを支点にモーメントのつり合いを考える。
数値を検証していませんが、考え方はまっとうと思います。
数値の解答(回答では無い)が欲しいのであれば、とりあえずはこれでokと思います。
質問者の方には、機械技術者として必要な機構学の知識がもともとありそうです。だかこそ、A点を支点としたモーメントで解くことに不安を感じたのだと思います。
今回の質問で、機構学とその静力学の理解は進んだでしょうか。それとも、それを必要としてはいないのでしょうか。余計な情報かもしれませんが、私の手元にある機構学の本を紹介しておきます。
藤田勝久:「機械運動学 機械力学の基礎から機構動力学解析まで」, 森北出版
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この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
ご質問者さんは、CADを利用して、テーブル先端の移動とトルクを計算いたい
軸からはり出した部位(R)の挙動をきちんと把握できているものと想像致し
ます。
お問い合わせのリンクは無損失と仮定することを仮定していますから、テー
ブル端に加わる100Nと、それに対応する軸Aに対するモーメントは、変位と
力の積が力点と作用点において同じ値となる関係から容易に求められそうに
思います。
>仮定することを仮定
日本語がおかしくて申し訳ありません。
私のような素人が口を挟むまでも無く簡単に解決するように感じていましたが
まだ結論が出ていないようなので、追記させて頂きます。
http://www.fastpic.jp/images.php?file=1897901261.jpgの図に示された
数値に基づき、Rの力が加わる点(仮に点Rと呼ぶことにします)が
Δr(mm)動いたときに、力が加わる点(仮に点Hと呼ぶことにします)が
どれほど鉛直方向に動くか、表計算を使って計算してみました。
その結果、点Aと点Rを結ぶ角度が0.1度変化したとき、点Hの位置は、
鉛直方法に0.360mm変化するという結果でした。
このとき、100Nの力が点Hに及ぼすエネルギーは、100N×0.36mm=36J。
同時に点Rの動く距離は、2π×100mm×0.1度/360度=0.1745mm
従って、点Hに100Nの力が加わったとき、これに対向するトルクを発生させる
ために点Rに加える必要のある力は、
100 N ×(0.360/0.1745)= 206.4 N という結果が出てきました。
これまでに出現した何れかの値と整合すると思って計算したのですが、
うまく整合しません。混乱を助長するかもしれませんが、結果を報告させて
頂きます。
>このとき、100Nの力が点Hに及ぼすエネルギーは、100N×0.36mm=36J。
余分なことを記載すると同時に、数値までミスしていました。
次のとおり訂正させて下さい。
このとき、100Nの力が点Hに及ぼすエネルギーは、100N×0.36mm=36mJ。
最終結果の206.4 Nには影響ありません。
質問者さんの
参考;“リンク図 ”は、見えます
http://www.fastpic.jp/images.php?file=9326515766.jpg は、見えません。
小生の
参考;“リンクのお絵描き ”は、見えます
よ、1Nの涙 さんと 質問者さん
固定ピンとは違い回転するんですね?それなら簡単と思ったら案外難しい
>補足として以下をアップします。質問者さんの“補足図”である↓
>http://www.fastpic.jp/images.php?file=9326515766.jpg
と回答(4)さんの>“リンクのお絵描き”の画像だけ両方とも
何故かエラー表示されて見ることができませんね。恐らくサイト側の問題
私も一度なったことがあるが、Freeサーバだからしょうがないでしょう・・・
アクセスが多くなると見れたものが見れなくなったするようで困ったねぇ
+++++さて、私も、更にもう少し考えて見ました↓FIG 2 +++++
回転中心と2つの力の合力の作用線がズレると静止せず回転してしまいます
よってこのように“回転中心を1点”に仮定して求めてみました
つまり R=275.4 [N] となりましたが、良い線いってる気がするけどな
回答(4)さんは、点Aを回転中心としているようだが前述のズレが生じる分は
回転力が生じてしまう、つまり静止状態にできないことからもコノ点が中心
では無い事が分かって頂けるでしょうかねぇ?
回答(6)さんへ。自分には見えても人からは見られないこともあるのですよね
それはブラウザ自体が一度見た画像を一時記憶させておく機能があるからかと
思うのです。今朝は全て見えることから矢張りサーバ自体の問題だと思います
質問者さんへ。ミスミの参考図である倍力機構図は私と同じことを言っている
つまり力のモーメントのみを考えただけのアフターユーさんの計算においては
回転中心と言うものを考えていないから、点Aにおいては現実に回転してしまう
だろう。よって実際に、点Aが回転中心では無いであろうと私は言いたいのだ
但し私の仮定した回転中心が本当に正しいのかが良く幾分か確信を持てません
しかし作図して見れば分るが、?FIG 2?において、この仮定した回転中心の時
の R 値が最大値で、力学的には幾分か不満は残るが設計的に満足な回答を得た
まてよ・・・ベクトル R の力の向き自体が初めから違っているのかも知れん
実は100Nの荷重作用点自体は揺動し回転中心を決め難いしもう一方の R 点は
確かに回転中心で、となると2つ存在してしまうなど私も混乱してしまった
戻って、本質問では回転中心というものが確定的に決められないところが実は
問題の難しさなのではという所がネックなのだろう。ここをどう決めるかかな
質問者さんの方がリンクの軌跡を描いたり試験しているので一番閃きそうです
私もミスミの参考図を元に、幾分か時間を要するが更に考えてみたいと思う
・・・しかし力になれるかどうか逆に混乱させている気もしないでもないです
三人寄れば文殊の知恵と言いますが、皆で考えれば怖くないだろうと・・・
質問者さんへ。ミスミの参考図である倍力機構図は私と同じことを言っている
つまり力のモーメントのみを考えただけのアフターユーさんの計算においては
回転中心と言うものを考えていないから、点Aにおいては現実に回転してしまう
だろう。よって実際に、点Aが回転中心では無いであろうと私は言いたいのだ
但し私の仮定した回転中心が本当に正しいのかが良く幾分か確信を持てません
しかし作図して見れば分るが、?FIG 2?において、この仮定した回転中心の時
の R 値が最大値で、力学的には幾分か不満は残るが設計的に満足な回答を得た
まてよ・・・ベクトル R の力の向き自体が初めから違っているのかも知れん
実は100Nの荷重作用点自体は揺動し回転中心を決め難いしもう一方の R 点は
確かに回転中心で、となると2つ存在してしまうなど私も混乱してしまった
戻って、本質問では回転中心というものが確定的に決められないところが実は
問題の難しさなのではという所がネックなのだろう。ここをどう決めるかかな
質問者さんの方がリンクの軌跡を描いたり試験しているので一番閃きそうです
私もミスミの参考図を元に、幾分か時間を要するが更に考えてみたいと思う
・・・しかし力になれるかどうか逆に混乱させている気もしないでもないです
三人寄れば文殊の知恵と言いますが、皆で考えれば怖くないだろうと・・・
食事の前後で、追記がかぶってしまったようで済みません
私も既に各ピンに対して分力として分解してみたんだが、丁度クロスする点Dの
辺りで混乱してしまい、面倒なのこともあったので中途で保留にしてしまった
今考えてみると点Dピン支点を回転中心にすればここに於ける合力が求められそう
これを元に各ピンの分力の計算が一気に道が開けそうです。となれば固定部の
ピン支点である点A,Bの理論上の反力も計算できそうだ。従って点Aにおける
回転モーメントの反力も求めることができそうに思えてきました。ワクワク
ソフトに頼らずとも容易に計算で解けそうな気がするんですよね・・・
もう少し時間が掛るだろうけど、貴殿のアイディアをヒントから、私は静的な
吊り合い条件だけの手計算で週末にでも時間を作りトライしてみたいと思います
補足
2012/09/26 20:05
今気がついたのですが、ミスミの例ではピンにかかった力を次のピン方向へ分解し、その分力が次のリンクの回転力に変わっているので、更にそれを分解して次のピンへ入力とするとどうでしょうか?
一度中心で出会うのでそれは逆に合成してやる必要があるかもしれませんが、それらしい力がでるかもしれません。
一度検討してみます。
言葉で説明しますと伝わり難いので、“リンクのお絵描き”と前出内容を確認下さい。
“リンクのお絵描き”の1段目、2段目、3段目の如く、刻々とピンジョイントAに対しての
トルクR[N]が変化することが解るでしょう。
“リンクのお絵描き”の4段目のようなことはないと、貴殿の追記でアップしたURLの左下
リンク動作を見ると判ったのですが、蛇足で記載しました。
(ピンジョイントE-Gのリンクが上下になったら、上下方向に100[N]は掛けれないので)
確認してみてください。
1Nの涙 さんへの補足を確認していますと、
> 単純にテーブルに100Nの荷物が置かれており、それと釣合う力R(地面に立って人が押す)
> がどれくらいになるかという趣旨です。
があり、“単純にテーブルに100Nの荷物が置かれており”は、リンクの向きに対して
ではなく、図の上下に100Nの力が加わることになり、上記参考の“リンクのお絵描き”
4段目の計算方法になることになります。
結局、どちらの仕様でしょうか?
力 × 力と直交する支点間距離 = トルク の基本計算で計算処理すれば正解ですがね。
> また、R=100N×力から点Aの距離÷100mmで計算できるとおっしゃるかもしれませんが、例えば
> リンクが点A、C、D、Eが一直線に並ぶ位置を超えるとRはマイナスになりこの計算方法は成り
> 立たなくなります。よって、他にも考慮する要因があるのではないかと考えています。
は、????です。
リンクが点A、C、D、Eが一直線に並ぶ位置を超えても、
100[N]
↓
・ R[N]
リンク ↓
点 A
の関係になるので、
100[N]×100[N]と直交するリンク点A間距離 = R[N]×R[N] と直交するリンク点A間距離
と、位置関係 と 計算式は リンクする状態(位置関係)になるので、マイナスにならないです。
補足
2012/09/26 18:10
この解析ソフト面白いです。
早速インストールしてみましたが、使いこなすまでに時間がかかりそうです。
結果が分かればここに追記したいですが、しばらく後になりそうです。
面白いものをご紹介いただき、有難うございました。