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油圧タンク内の油温を下げる方法
2023/10/19 00:23
- 油圧ヘミングプレス機の油圧タンク内の温度が上昇し、困っています。
- 作動油は水グリコール系を使用しており、水が蒸発して高粘度になっています。
- 水冷式オイルクーラをサイズアップしましたが、効果が得られませんでした。他に良い案はありますか?
油圧タンク内の油温を下げたいのですが
2012/05/29 12:55
こんにちわ! 油圧ヘミングプレス機の油圧タンク内の温度が高いので困ってます。 作動油は水グリコール系を使用している関係で、頻繁に水が蒸発してしまい高粘度になっているのです。 水冷式オイルクーラは過去にサイズアップしましたがあまり効果が得られませんでした。 何か他に良い案ありますか?
回答 (4件中 1~4件目)
締め切っておりませんので、閲覧者のお役に立てば、幸いです
油圧ヘミングプレス機は、存じません。検索で KJM社、275トンの画像が出また。
大きなプレスです。油圧回路も複雑で簡単に理解は出来ないでしょう。
さて、本不具合について、少々ポンプに絡んだ者として申し上げます。
油圧は、動力伝達装置としては、効率が優れています(きちんとしている)ので、熱計算が容易です。
損失は、すべて熱になりますので、きちんと回路の計算をしていれば、油温コントロールが出来ないということは、メッタに無いと存じます。油温の上昇は、リリーフした時が最も大きくなるます。Pはワークによって適正圧に設定されます。この時リリーフ流量が少ないほど油温は上昇しません。この様な事は百も御承知と存じます。冷却は、水クーラが最適です。冷却必要圧力は、小さいので、流量をケチらない専用回路を設置した方が温度管理をし易いと存じます。
さて、小生は、残念ながら、水グリでの試験をしたことはありません。
入社当時、リン酸エステルの油漏れ回収をしたことがある程度です。
油圧は、動力エネルギーを流体の圧力と流量に変換利用しますので、作動油を熟知しないと、とんでもない現象に遭うことが有ります。
水グリは、難燃性作動油ですが、ポンプ屋からは、望ましく無い流体です。
大手プレスメーカーも水グリを使用しているか否かは存じませんが、水グリと油圧機器の愛称や、使用上の注意点を見直されてはいかがでしょうか。
http://www.juntsu.co.jp/qa/qa0516.html
www.nachi-fujikoshi.co.jp/web/hydraulic/b_catalog2014/n-03.pdf
「水ぐり」という油について - NCネットワーク
以上 思考ポイントのご参考になれば幸いです。
退職老人の戯言まで申し上げました。
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再出です。
解決したり、解決の方向性がみえたら、評価して閉じましょう。
計算上で、どれ位冷えるかは、前もって確認しておく必要があります。
作動してから、タンク内の作動油温度上昇と時間の測定で、加熱するエネルギー(カロリー)
が判る筈なので、オイルクーラの能力が現状のままで良いかの判断は付きますよね。
油圧ヘミングプレス機か、オイルクーラのメーカーに確認した方がよいでしょう。
水冷式オイルクーラは過去にサイズアップしましたがあまり効果が得られませんでした
に関してですが、油温の比較をしたのか、その他で比較したのかが不明ですし、本当であれば
機能していないので、回答(1)さんの記述等も考えられます。
やはり、目に見えない内容なので最低でも油温の比較をして、どこに問題があるかを
確認すべきです。(メーカーに確認しても同様の確認をしますよ)
タンク内の作動油をオイルクーラで冷す改造は可能ですか?
ラムシリンダー内のオイルはタンクに全て返す仕様にして、
タンク内の作動油を循環してオイルクーラで冷すです。
お礼
2012/05/31 08:56
ありがとうございました。
大変参考になりました。 今回、「タンク内の作動油を循環してオイルクーラで冷したら」と言う案が出ており現在、改造計画・設計検討など行っていますが、この案に少し不安がありましたが、これで自信が持てました。
こういった症状は油圧回路に問題がある場合がほとんどです。
例えば、プレス中、安全弁が作動していませんか?
そういった場合、アキュームレータを使ってプレス中アンロードするとか、可変容量型ポンプに換えるとかの対策になります。
補足
2012/05/29 14:51
回答ありがとうございます。
補足として、このプレス機は型によって、加圧力を可変出来るように電空比例弁が付いています。設定加圧力まで圧力を上げ設定圧まで圧力が上がれば
センサーが作動し圧抜き-上昇します。 この時ラムシリンダー内のオイルはオイルクーラーを通らずに直接タンク内に戻る回路となっており、油温が高いのでしょうか? 現状の油圧回路を変更する事は難しいです。
お礼
2012/06/01 08:45
今現在温度ロガーで昼夜タンク温度と外気温度の測定を実施しています。 過去に油温が冷えない為オイルクーラの容量アップさせてはいますが、オイルクーラを通る油量が少ない。(省エネとして、プレスのスライド動作以外は油圧ポンプを止める間欠運転にしている為、益々油温を下げる時間がないのが今の現状です) 改造予算のかみ合いもあり、対策案として ?オイルタンク内の冷却用循環回路の新設 ?油圧ユニット本体を空調機にて冷やす
?水冷式オイルクーラの水温を下げた水を流す で実験検討中です。