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メッキが乗らない現象の原因と対処法
2023/10/19 07:20
- 過去、寸法40*70*4.0の材料にSKD11 HRC57-59を使用し、平面研磨やW/Cカット等の加工後に無電解ニッケルメッキを施していましたが、メッキの密着が悪く剥がれる現象が起きていました。原因は酸化膜が残っていることだと言われ、材料をSKD11 HRC60に変更しましたが、まだメッキが密着しない現象が起こります。
- 現在の対処方法としては、メッキが密着しない現象が起きた場合には、メッキを剥がし、ショットブラストを施して再度メッキを行う方法を取っています。これによりメッキの密着性を向上させることができます。
- しかし、酸化膜以外にもメッキが密着しない原因があるのか疑問です。別の要因を探る必要があるかもしれません。
メッキが乗らない現象
2013/01/25 16:15
過去
寸法 40*70*4.0
材量 SKD11 HRC57-59(高温もどし)
平面研磨やW/Cカット等の
加工後に無電解ニッケルメッキをしていた。(外注さん)
メッキの密着が悪く剝がれる現象が起きていた。
原因が酸化膜が残っているから(外注さん談)と言う事で
現在
SKD11 HRC60(低温戻し)←焼き入れ時に酸化膜が発生しない為
に変更したのですが
まだメッキが密着しない現象が起こります。
上記の現象が起こったらメッキを剥がし
ショットブラストを当てて
再メッキを行います。
そうすればメッキは密着します。
何か酸化膜の他に原因が有るのでしょうか?
回答 (9件中 6~9件目)
特に焼き入れ材のメッキ脆性時の産物。
酸化膜等の不均一除去等。
表面分析しないと検出できないレベルの油残り。
メッキのグリップ性を高める表面前処理。
もう少し、基本的なメッキの内容を、簡易の本で確認し、対処した方が賢明ですよ。
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熱処理は関係ありません。
酸化クロムの膜をキレイに取り除き金属下地を出すのが前処理のキモ。メッキ屋さんの腕次第です。
ショットブラストをすれば面がざらついてメッキ層の引掛かりとなり剥がれにくくなります(薬液でのメッキ剥離でも僅か面がざらつく)。塗装などでも共通でアンカー効果と称します。しかしそれが金型で許せるかどうか。
重複御免
>表面分析しないと検出できないレベルの油残り
常識的な洗浄工程を経れば一々やりません。不具合の出方で判ります。
>もう少し、基本的なメッキの内容を、簡易の本で確認し、対処した方が賢明ですよ
そう書くヒトにお返ししたい。
原因とは逆ですが、めっきが密着したのは・・・
ショットブラスト加工により、材料に細かな凹凸ができ、
無電解ニッケルめっきの密着性が増したためのように思われます。
(アンカー効果と言われてます)
酸化皮膜以外の原因ということで・・・
?平面研磨やW/Cカット等の加工時のゴミが材料表面に固着し、
めっき工程の前処理では除去できない。
?加工油がめっき工程の前処理では除去できない。
(粘度が高いとか、油が多いとか)
答えを求めている中で、この程度しか知らなくてすいませんorz
低温焼戻しであっても、酸化膜は、ある程度は成長するでしょう。
また、それ以前の焼入れの段階では、より高温に加熱していますから、
酸化膜は不可避のように思います。
ところで、焼入れ-焼戻し後に、平面研磨を行っているのでしょうか?
また、めっきの剥がれる面は、平面研磨を行った面でしょうか?
そうであれば、焼入れ-焼戻しで成長した酸化膜は、研磨で除去されて
いる筈であって、研磨によって新たな酸化膜を作っているようにも想像
できます。