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ニッケルメッキ表面の緑色析出物について
2023/10/19 14:23
- ニッケルメッキ表面に発生した緑色の析出物について知りたいです。
- 3年程度でメッキ表面に緑色の析出物が多発する事例があります。メッキの分析結果ではZn、Ni、Cl、Oが検出されました。
- 緑色の析出物をネットで検索すると塩化ニッケルが緑色をしていることが似ていますが、析出するメカニズムや発生の要因について詳しく知りたいです。
ニッケルメッキ表面に発生した緑色の析出物について
2016/09/02 09:07
ニッケルメッキについて教えて下さい。
真鍮の板材にニッケルメッキをした部品を密閉ケースの中に入れて屋外で使用しておりますが、3年程度でメッキ表面に緑色の析出物が発生する事例が多発しております。
先日析出物を分析しますと、Zn、Ni、Cl、Oが検出されました。
当初緑色の析出物なので、Cuの錆と推測しておりましたが、Cuは検出されませんでした。
また密閉ケースは、構造は完全密閉ですが長期的な使用で微少な漏れが発生しており、外気の吸い込みの可能性はありますが、雨水等が入った形跡は見られませんでした。
緑色の析出物をネットなどで検索すると塩化ニッケルが緑色をしていて似てる様に思われますが、析出するメカニズム等が分からず説明に困っております。
つきましては、緑色の析出物は何かまた発生の要因等をご存じの方ご教授願います。
回答 (10件中 6~10件目)
再出です。
iwanaiこと岩魚内は、他人批判に多くの文面を割き、本題の内容は気薄の愚者。
さて、一番良いのは、メッキ表面に緑色の析出物が発生する箇所を2~3mm幅でカットして、
貴殿又は貴社で簡単に断面を分析したり、都道府県の工業技術センタにて一緒に分析したり、
その結果を基に専門家であるメッキメーカーに問い合わせたり、サンプル確認ができるので
あれば、専門家であるメッキメーカーでサンプル分析を行なうが、小生がやってきた内容です。
住化分析センタ等々の専門分析メーカーもありますが、最初は都道府県の工業技術センタ
にてそのスタッフと一緒に分析するが望ましいでしょう。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/28/
↑ 都道府県の工業技術センタ の例
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(1)再出
分野専門技術のレベル高低よりも、不具合に出くわした場数、経験なのです。
めっき屋さんのサイトでは不具合を書きたがらない傾向あるも理解できること。
とくに無電解ニッケルに関しては前記の調査時に電気めっきと共通な不具合を隠すのが殆ど。
なので素人を標榜する私でも結構当たるのです。
日刊工業の書籍の一部と思しき資料。
めっき不良を解決するための7 つの法則
https://pub.nikkan.co.jp/uploads/book/pdf_file4ec4ff9958402.pdf
1.3 不良が生じたら、まず現場を確認する
少し、離れた観点から岡目八目的に見ることも必要である
などなど・・・ピッタリでしょ。
(3)
>めっき不良によりめっき液が水膨れのような感じでめっき層の下に閉じ込められている状態
私も考えたが、温度上げれば ふくれ の不良として検出できると思います。微小なら隠れても、本件は目視できる粉吹きなので大きいふくれ。
<7 つの法則>でも 原因は素材側にもあると挙がる。
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=267401&event=QE0004
あまり専門ではありません
どころか どっどど素人!! なのに装いは大衆演劇風。
この(3)も問題。【参考】は質問とは無関係な設計請負の宣伝。私が、全てダメとは思わないが無関係の宣伝を掲げるのは問題、と忠告して以降登場無。
どっどど素人も設計請負をやってるとか。本サイトの書き具合を覗いたなら一体誰が頼むのじゃ・・
不思議な感じですね。
1.析出物の成分含有量はZn>Ni>Cl>Oの順でいいのでしょうか?
銅が含まれず、亜鉛が多量に含まれるというのは普通では考えにくいです。
真鍮の脱亜鉛腐食?
http://www.kitzmetalworks.com/basics_dezinc.html
ただ、発生にはイオン移動経路がいるので液体(水)が必須
2.Clの由来?
きちんとメッキできていれば金属ニッケル以外は残らないはずでClがどこから来たのかが重要になりそうです。
普通に考えるとメッキ液の残留がまず疑われます。
一番ありえそうなのが、めっき不良によりめっき液が水膨れのような感じでめっき層の下に閉じ込められている状態になっているというものでしょうか。
閉じ込められた状態で脱亜鉛腐食を発生させ、体積膨張などでめっき層に亀裂を入れて染み出る。乾燥して緑の析出物といった感じでしょうか?
スクレーパーやナイフ、針などで析出物周辺を強くこすってみて、めっきが剥離しないかで確認できるかもしれません。
板を切断して断面の組成分布を調べると詳しいことがわかるかもしれません。
外気由来腐食とかいうならNやSが一緒に検出されるはずなので、とりあえず候補から外しておいてもいいと思います。
(Oが見えるなら測定ということはオージェ分光か真空中での蛍光X線分光ですよね?)
化け学に関しては、玄人はだしならぬ素人はだしのiwanaiこと岩魚内の記載は眉唾ものか、
推測にすぎない。
やはり、
> 緑色の析出物は何かまた発生の要因等をご存じの方ご教授願います
であれば、“三和メッキ工業”さん等の専門化せあるメッキ屋さんに確認した方が
よろしいと思います。
URLを見ても判りますが、理に適ったアプローチで要因をアドバイスしてくれます。
ピンホールで……は、“メッキ表面に緑色の析出物が発生する事例が多発しております”
と、メッキ表面にの記載があり、除外して良いと考えられますか?
> 密閉ケースは、構造は完全密閉ですが長期的な使用で微少な漏れが発生しており、
> 外気の吸い込みの可能性はありますが、雨水等が入った形跡は見られませんでした。
から、小生も何回か経験がある事例ですが、息抜き穴から昼夜の温度変化で湿気が入り、
ニッケル表面に結露し、その中に浮遊物等の成分が溶け蒸発するを3年間繰り返す。
すると、水ではシリカ成分が残り白くなるが有名ですが、その原理と同じでZn、Ni、Cl、O
成分が残り緑色の析出物が残ったとも考えられます。
屋外で使用している周辺に化学工場や半導体工場、等々の煙突や排気口はありませんか?
緑色の析出物とニッケルメッキや真鍮板との結合形態でも色々判別が可能ですから、
確認して補足記載するか又は専門家であるメーカーへ問い合わせしてください。
素人なのでニッケルめっき浴の詳しいことは知りませんが、多用されるらしい硫酸ニッケルは青色で塩化ニッケルも同じく。
めっき液の残留であれば話は簡単。
乗っかってるか、内部からの染出しなのかは、分析で使ったSEM観察でわかるはず。
めっき層を腐食しての染出しなら、めっき厚の問題と、ピンホールを防ぐ多層の具合がキモと思います。
此処はプロを装う素人の登場のほうが多く、モノホンはそれをかいくぐって時偶
"三和メッキ工業さん、、、"
ひとつ覚えがえばり、浅墓知識にめっき掛けて登場したりも。。。。
メーカサイトでない参考資料
大阪府立産業総合研究所 めっきの基礎知識
http://tri-osaka.jp/c/content/files/archives/Corr.pdf
ぬっき皮膜の耐蝕性向上例
めっき成分の多層化、多層ニッケルめっきなど
塩化ニッケルはきれいな緑。
http://cdn.c.photoshelter.com/img-get/I0000kQx4uhdfnMk/s/860/860/Fphoto-26379003C-2RM.jpg
硫酸ニッケルの青も不純物によっては緑に近くなるかもしれません。
液染み出しで経験したのはタップ穴の問題。
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=314771&event=QE0004
(三和メッキ工業さん・・)
溶接、板曲げなどによる狭い空間でも同じ問題。
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=182421&event=QE0004
乾燥により水分は一旦蒸発するが、液成分は残留し、それが水分を呼び込む潮解によって染み出す。
お礼
2016/09/02 12:53
丁寧な回答ありがとうございました。参考にさせて頂きます。
お礼
2016/09/02 15:03
ありがとうございます。
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