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ステンレス鋼の蒸留水への溶出
2023/10/19 14:42
- ステンレス鋼(SUS304)による蒸留水への溶出が問題とされています。本記事では、SUS304部品の溶出が生じる可能性とその程度について解説します。
- SUS304は純水や超純水に対して溶出を起こすことが知られています。しかし、使用条件によってその程度が異なることがあります。本記事では、材質、使用液体、使用温度などの条件について考察します。
- SUS304部品の溶出は使用時間とともに増加する傾向があります。そのため、製品の寿命に合わせて定期的な点検とメンテナンスが重要です。本記事では、長期間使用する場合の注意点についても述べます。
ステンレス鋼の蒸留水への溶出
2016/06/08 09:28
ステンレス鋼(SUS304)では、純水、超純水に対して溶出を
生じるそうですが、下記の条件で溶出が生じる可能性、その程度
についてご見解をお願いします。
材質 SUS304部品(溶接部分あり)
使用液体 蒸留水初期伝導率:45μS/cm以下
随時タンクに補充
使用平均温度(水温) 35℃
使用最大温度(水温) 40℃
使用時間(製品寿命)11年間
回答 (3件中 1~3件目)
同一溶媒について異種金属が接触する部分は無いのかな? あったら台無し。
半導体製造ラインではコネクタ部品まで材質統一しますが。
メンテナンス時期間隔を広く取りたいなら
溶接部分は化学研磨か電解研磨で組織を均一化するべきでしょう。
http://www.san-ai-plant.co.jp/clean_technology/chemical_polishing/sus_cp/
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通常は問題なしです。
問題が生じてきたら、分解をして“電解研磨”すれば、また再使用できる筈です。
SUS316Lの方を安全を加味して使用しますが、11年間使用との事なので継続してください。
問題が生じれば、加速度的に悪くなりますがね。
そして、使用液体 蒸留水初期伝導率:45μS/cm ⇒ 1/45MΩ・cm換算です。
> 蒸留水初期伝導率:45μS/cm以下
http://www.titanium-japan.com/pdf/micro_hex.pdf
呼称範囲は資料によって違いあるが、超純水、純水、蒸留水( 10~1μS・cm )より下のレベル
純水レベルにより熱交換器の種類・製造方法も変わりますが高レベル純水以下であれば
量産コストの安いステンレス溶融接合のプレート式熱交換器が対応することができます。
SUS304で充分です。
> 材質 SUS304部品(溶接部分あり)
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=298459&event=QE0004
No.42956 ステンレス鋼の溶接焼け
普通に考慮しておくべきかと。
速度は遅くても溶け続けて、究極は無くなってしまう、なことはありません。
ステンレスが錆腐食に強いのは、SUS304では18%含有するクロムが酸化クロム膜となって表面を覆い、その厚さはナノレベルながら化学的に強固で素地を保護するから。
特許文献では、
・超純水に晒し続けると溶出量は1日、6日、と減っていく傾向。
・溶出した成分は鉄、ニッケル、モリブデンで、クロムはほぼゼロ。
つまり酸化クロム膜は溶けないが、膜に混在する他の成分が徐々に溶けている
http://www.ekouhou.net/%E8%B6%85%E7%B4%94%E6%B0%B4%E8%A3%BD%E9%80%A0%E8%A3%85%E7%BD%AE%E7%94%A8%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E5%8F%8A%E3%81%B3%E3%81%9D%E3%81%AE%E8%A3%BD%E9%80%A0%E6%96%B9%E6%B3%95%E3%80%81%E4%B8%A6%E3%81%B3%E3%81%AB%E8%B6%85%E7%B4%94%E6%B0%B4%E8%A3%BD%E9%80%A0%E8%A3%85%E7%BD%AE/disp-A,2011-224489.html