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ボルトの熱処理方法とタッピンネジの強度区分について
2023/10/19 15:32
- ボルトの熱処理とは、ねじに施される浸炭焼き入れについての質問です。普通のボルトやナットにも同様の熱処理が施されるのかについて調べてみました。
- また、タッピンネジには強度区分が存在するのかという質問もあります。タッピンネジにはどのような強度区分があるのでしょうか?
- 回答をお待ちしております。
ボルトの浸炭焼き入れ
2016/03/12 23:22
ねじの熱処理で質問ですが、
タッピンネジに施される浸炭焼き入れという熱処理は、普通のボルトやナットなどにも施される場合はないのでしょうか?
皆さまご回答ありがとうございます。
追記で初歩的な質問なのですが、
タッピンネジには強度区分はないのですか?
その他の回答 (15件中 11~15件目)
(2)再
ないというなら取消したら
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=161406&event=QE0004
冷間圧造用炭素鋼線であるSWCH18Aは、
☆ 強度に関して、
8.8 強度区分までのねじに適している記述があるので、
焼入の指定あり、炭素量が少ないSWCH18Aでは浸炭する他ないのだが・・・・
特殊な場合とは?
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特殊な場合以外ではないです。(貴殿記載のタッピンネジ等以外ではね)
理由は
? ねじは三角形状をしていて、応力集中を受け易い形状となっていて、しかもねじ山部の
表面粗さも左程よくないものもあり、浸炭焼き入れ時微小クラックが入り易い
? 浸炭焼き入れという熱処理は、原則浸炭深さ分が硬度が上がり、それに伴い強度が上がる
ねじ山は、ねじ径が小さい物は焼きが入り強度が上がりますが、ねじ軸はねじ山高さ
分くらいしか焼きが入らなく軸全体の引張強度は上がりません。
ねじ強度は、ねじ山のせん断強度とねじ軸の引張強度にて表されているので、
ねじ山のせん断強度だけ高めても、ねじ強度アップとはならないため
(ねじ山強度だけ上げて役立つのは、タッピング時にねじ山が変形しない目的のタッピンネジ
のような特殊な仕様のねじとなります)
以上です。
普通のボルトやナットに施すことはないです。
http://www.iwatabolt.co.jp/wp/wp-content/uploads/2013/10/tech_2005_002.pdf
P.14 4.タッピンねじについて
材料は、熱処理を施す為にSWCH12A~16Aを使用しております。 熱処理としましては、浸炭焼入焼戻しを施しております
P.16 (2)ねじの熱処理の具体例
タッピンネジに施すのは、相手に食い込ませる為に表面の硬さが必要だから。
強度区分8.8以上のボルトは焼入が必要で、S45C 以上と指定される。
それに逆らい浸炭焼入で表面の硬さを充たしても芯が軟いままでは強度が得られない。
当サイトでそこを錯覚するのと、硬ければ硬いほど強いとの頑迷な主張がまかり通ってます。
機械部品では表面硬さを得るため浸炭を行ってよいが、≪ねじ部は浸炭防止が望ましい≫ とする親切なJISがあるにも関わらず無視した異常な回答。
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=251655&event=QE0004
硬すぎると応力集中の感受性が増し、疲れ強さが上がらない傾向。
http://www.alpsseiko.co.jp/data/bolt%20no%20tukaikata%20p15-19.pdf
ボールねじは例外。強さそこそこで耐摩耗性を重視して表面の硬さを上げるよう浸炭する。
https://www.kuroda-precision.co.jp/products/FA/BS_QandA/bal0209.htm
お礼
2016/03/16 23:20
ご回答ありがとうございました
浸炭焼き入れは硬度は上がりますが、その分靱性が無くなり、脆くなります。
また、効果が表面近傍に限定されます。
なので普通のボルトやナットには使うメリットが無いです。
(硬度を上げる意味が無い上に、ネジ山の破断の危険が高くなる。)
駆動用の台形ネジやボールネジだと摩耗低減の為に硬度が必要で
浸炭焼き入れを施す可能性は有ります。
全体の硬度と強度をあげる調質焼き入れは高強度ボルトに使われています、
お礼
2016/03/16 23:20
ご回答ありがというございました。
お礼
2016/03/16 23:21
ご回答ありがとうございます