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X線回折測定についての疑問
2023/10/19 16:31
- X線回折測定について理解が足りていない
- 単純に考えると格子面(0,0,1)が主要となると思われるが、鉄の場合は(2,1,1)が回折が大きい
- (2,1,1)を試料に平行な面として解析するロジックが分からない
X線回折測定について
2017/10/22 01:26
最近、仕事でX線による材料分析を実施するようになりましたが
格子面とミラー指数との結びつきが良く理解できません。
例えば原子は完全な立方格子で、試料と平行な格子面での回折を考える時
単純に考えると下図の様に(0,0,1)が主要となる気がしますが
------------------ ---試料表面
○ ○ ○ ○ ○原子
○ ○ ○ ○ →等間隔に原子が配置=格子面は(0,0,1)から構成
鉄の場合は(2,1,1)で回折が大きいという理由で
(2,1,1)を解析に使用しています。これは何故でしょうか?
そもそも、立方格子に対し斜めな面を横切る(2,1,1)を
試料に平行な面として考えるロジックもいまいち分かりません。
(2,1,1)がちょうど試料と平行を向くように傾いた結晶粒を想定しているのでしょうか?
お手数ですがご見解のある方、ご回答お願いします。
回答 (2件中 1~2件目)
放置されている質問のようなので適当な推測ですが
体心立方だと主な格子面は(1,1,1)なので
(2,1,1)に平行にカットして垂直にX線を入射させれば
(1,1,1)面からの反射像を得やすいということだけでは?
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X線回折って試料表面が関係しましたっけ?
あくまで、格子面と入射X線、回折X線に角度のみが関係したように思います。
鉄だと多結晶といえます。ですので、各結晶粒の向きはランダムとみてもよいと思います。
むしろ、試料表面と格子面の整合をとるほうが難しいでしょう。
入射X線の波長は既知のはずなので、鉄で発生する回折X線の角度は格子面の面間隔に応じた特定の値のみになります。
なので、試料中でX線侵入深さの中にあり、たまたま入射X線に対して都合のよい角度の結晶粒からの回折波のみを測定しているといってもいいかと思います。
試料表面と格子面の関係が確定できるのは試料が劈開性の有る単結晶の時のみといっても過言ではないです。
補足
2017/11/03 01:04
すみません。返答が遅くなってしまいました。
私も色々と勘違いしていたみたいです。
ありがとうございました。
補足
2017/11/03 01:05
返答遅くなりました。解決済です。
ご意見ありがとうございました。