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機体の組み立て、なぜ組み立て工場で穴あけ?
2023/10/20 01:34
- 機体の組み立てにおいて、なぜ組み立て工場で穴を開けるのか疑問に思っています。
- 通常、部品工場で作業を済ませることが一般的ですが、なぜ機体の組み立て工場で穴を開けるのでしょうか。
- ユーロファイタータイフーンのような航空機では、胴体を複数の部分に分けて組み立てますが、なぜ穴を開けてリベットでつなぐのか疑問です。
機体の組み立て、なぜ組み立て工場で穴あけ?
2019/04/14 14:34
先日スカパーでユーロファイタータイフーン生産のシーンがありました。
胴体を五つの部分とエンジンとしてバラバラの国で作り組立工場で繋ぎ合わせるのですが、組み立て工場で穴を開けリベット?でつないでました。
ここで疑問なのですが、なぜに組立工場で穴を開けるのでしょうか?
通常何か生産するときは、できるだけ部品工場で出来る作業は済ませてしまうと思うのですが。
質問者が選んだベストアンサー
その番組を見ていませんが、繋ぎ合わせるならそこのリベットの穴は正確に開いてないといけません。僅かな隙間も戦闘機という過酷な環境では空中分解に繋がるでしょう。
そして日本人ほど細かいことにこだわらないドイツ人以外のヨーロッパ人が、重ね合わせたときに寸分の狂いもなく穴がピッタリ合うほど正確に穴を開けるとも思えません。その部品がスペインやイタリアで作られていたなら尚更です。それなら組み上げの工場で重ね合わせたときに一緒に穴を開けたほうが合理的だし空中分解の心配もないと思います。
蛇足:
今や「細けえ仕事は世界一」といわれる日本人ですが、それができるようになったのは戦後になってからのことで、戦争に負けるまでは品質のバラつきが非常に大きなものでした。あのゼロ戦のエンジンを組み立てるときはネジの山からそれぞれ穴に合うものを探さないといけなかったのです。戦争中に鹵獲したアメリカ製のトラックの整備を命じられた日本軍の整備士は、トラックで使われているネジが同じ規格のところならどのネジを入れても正確に入ることに気づいて「この戦争は負ける」と思ったそうですよ。
クオリティーコントロール(QC)と呼ばれる生産現場の品質管理のノウハウは、戦後にアメリカ軍によってもたらされた技術です。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
その番組は見ていませんが、そこそこ大きな製品では珍しくはない方法です。
部品の段階で穴をあけ、組み合わせてからリベットを打つとすると、その穴は数十ミクロン単位で正確に開けないといけません。でも、何メートルもある製品だと、そう簡単にそんな精度は出せません。穴を大きめにすれば、とか思われるかもしれませんが、そうすると「ガタ」が出て、下手すれば空中分解です。
いわゆるボルト締めならもう少し精度が低くても組み立てられるんですが、重量などの関係でリベットにせざるを得ないんでしょう。
原始的に見えるかもしれませんが、それなりに合理的な工法ですよ。
お礼
2019/04/14 17:52
ご回答ありがとうございました。
お礼
2019/04/14 17:51
>スペインやイタリアで作られていたなら尚更です。
なるほどドイツに胴体と翼がとどいてから、イタリア人の開けた穴ずれてるぞはしゃれになりませんね、ご回答ありがとうございました。