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防滴設計について
2023/10/20 17:36
- IP54の防滴筐体設計について、設計経験が豊富な方が周囲にいないため、シールのレベルについて相談したいです。
- IPx4の達成には、筐体部品の分割箇所がすべてoリングやパッキンでシールされている必要はなく、直に筐体内部へ通ずる経路がなければ良いと考えています。
- 例えば、分割箇所が迷路構造になっていて重力に逆らって登らないと内部へ到達しないようにすると良いのではないかと思っています。
防滴設計について
2021/02/14 18:21
ip54の筐体設計をしているのですが、設計経験が豊富な方が周囲にいないため、どのレベルのシールをすれば良いかわかりません。
IPx4を達成するためには、必ずしも筐体部品の分割箇所すべてがoリングやパッキンでシールされている必要はなく、直に筐体内部へ通ずる経路がなければいいのではないかと思っているのですが(例えば分割箇所が迷路構造になっていて重力に逆って登らないと内部へ到達しない)わかる方いらっしゃいましたらご教授願えないでしょうか。
質問者が選んだベストアンサー
経験豊富な方からの回答が既にありますので、ほんの蛇足ですが・・・・・・・・・
水が入らないように密閉度を上げようとすることばかりに対処すると、失敗する可能性が大きいことをお知らせします。
筐体は、内部に収容する機器の発熱や、外部から受ける熱によって、温度の上昇/下降が避けられません。温度が上下すれば、内部に閉じ込められている空気は、体積変化して隙間から出入りします。このような現象を「呼吸作用」といいます。内部空気の体積が収縮する際に、空気が出入りする経路に水分が付着していれば、内部に水分を吸い込むことが起こります。
このような現象が発生すると、試験時間が限定されているIPx4の判定基準に合格しても、実際の使用状態では水分によって品質問題を起こす可能性があります。
IPx4に対応する実力が必要であれば、水密性能を保つためのパッキンのみに注目するのでなく、内部の空気の体積変化を逃がすための通気手段を設けること及び、空気が通る経路を水が留まらない位置に設けるとともに、水が留まらない構造とすることなどが重要であることをお知らせいたします。
通気のために小穴を設けた場合、水滴がついて穴が塞がった状態で内部空気の体積が減少すれば、必然的に水を吸い込んでしまします。水滴が付着しても穴が塞がらない程度まで、通気孔を大きくすることも有効な方法と思いますので、頭の隅でも入れて頂ければと思います。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
書き忘れ
https://kikakurui.com/c0/C0920-2003-01.html
17ページ
「表 8 水に対する保護の試験装置及び主な試験条件」
試験時間はたったの5分
IPX7水没試験でさえも30分に過ぎない
次ページ以降に様々な条件の試験方法も有るが
それでも10分を超えるのは見当たらない
補足
2021/02/14 22:09
ご回答ありがとうございます。
情報が不足していて申し訳ありませんが、設計している機器は筐体から多数の突出する機構があり、また筐体の分割部に跨る構造になる恐れがあり、単純な蓋構造にすることが少々難しい構造となっております。
煩雑な構造にすればパッキンでシールをすることもできるのですが、コストや組立性の観点から、可能であればパッキンで完全にシールするのではなく、他の解決手段をとりたいと思っております。
おっしゃる通り、ipx4は浸水ではなく、水をかける程度なので、リーズナブルな設計解があるのではないかと思っております。
市販のIP54の箱の構造を参考にするだけの話
https://ntec.nito.co.jp/content/pcategory.html?code=C683-C614
https://www.kawamura.co.jp/catalog/index05.php?category=TYPE-CG&mode=sch
IP54防水試験方法
https://www.oeg.co.jp/Rel/IP.html
ただ単にシャワーで水をジャバジャバ掛けるだけ
筐体を水槽に水没させるんではない
IP67とかになると水没させるけど
お礼
2021/02/24 23:38
ご回答ありがとうございます。
熱膨張による呼吸作用、気をつけなければいけないですね。非常に参考になりました。