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ステンレスパイプの溶接指示について
2023/10/20 18:47
- ステンレスパイプの溶接指示について図面にどのように記載すればトラブルを防ぐことができるか、問題の原因や対策をまとめた要約文です。
- ステンレスパイプの溶接において、溶接機の図面指示や適切な溶接機の選定について、リーク対策も含めて調査しました。
- 製品の用途に合わせたステンレスパイプの溶接指示や溶接機の選定方法について、リークの防止策も考慮し、要点をまとめました。
ステンレスパイプの溶接指示について
2021/05/18 21:26
sus304のパイプ(Φ6×4mm 肉厚1mm)に穴付きの六角支柱を溶接したものを、外部から購入しました。しかし、溶接部分のパイプが溶けており、肉厚がほとんど無いものが届きました。 以前購入していたメーカーは問題ないものが届いていたのですが、値段の関係でメーカー指定できなくなり、仕方なく購入したらこのような問題が起きてしまいました。
質問①
図面にどのように記載すればこのようなトラブルを防げるでしょうか?今回は全周溶接と記載していました。可能な限りパイプは溶けてないものが良いです。
質問②
このような場合、溶接機の図面指示なども必要なのでしょうか?また、どのような溶接機が向いているのでしょうか?
用途
製品を吸引するのに使用します。
よって穴あき、リークは不可です。
※現在の機械の構造上、部品を大きくしたりすることができません。
※溶接は全くの素人です。
よろしくお願いします。
回答 (2件中 1~2件目)
「溶接部は肉厚~mm以上を確保すること」など、暫定的でもよいので問題が無いといえる肉厚の確保指示を注記にて加えるのが一番確実かと思います。
図面は「どうやって作れ」ではなく、「どういうものを作れ」を表すものですので、溶接機の指示はあまり好ましくないです。
具体的な制作方法は聞かれたら答える程度に留め、制作されるものがどのような者かという仕様をきちんと記載することが重要です。
「両端閉塞時のリークレート~L/min以下」などの記載も有効でしょう。
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図面にそのまま「溶接によるパイプ溶損不可。完成品のエアリーク厳禁」と注記で記載すれば事足りると思います。
「こんな風に加工しろ」とか「溶接は〇〇のようにしろ」といった細かい指定は、その必要があればすればいいのですが、その加工についての技術的な知見がない人間が指定するとロクなことになりません。
またそうした細かい指定は、抜け道を突こうとする悪質な業者からすれば無意味です。「××はダメとは書いてない」とか言われるのがオチです。
それよりも完成品の判断基準を明確にし『この事象はNGだぞ』と規定してやれば、技術のある業者はそれが満たせる加工方法を選定しますし、変な抜け道の余地が無くなります。