オイレスリングの材質と特徴は？鋼や樹脂などでできているのか調査

素人考えですが、金属も原子の集合体ですから、各原子に隙間があり油分が浸透させているものだと思います、材質は用途によって変わると思います、それと完全無給油で長期間は使えないと思います

因みにラジアル荷重とか関係ない箇所でしたら樹脂ブッシュではどうでしょう

この手はポーラス構造と言って細かい穴の多い構造になってます。
金属で作ったスポンジのような構造体です。
各々の空洞が独立して無く繋がっていて連続気泡体と呼ばれる形状をしてます。
こういう形状を取る金属を金属多孔質体（ポーラスメタル）と呼びます。
その無数の穴に潤滑油を含浸させます。
だから潤滑性能を長く保持できるんです。

各メーカーの特殊技術なので素材についてはあまり公開されていません。

オイレスリングの仕組みにはいくつか種類があり、質問内に書かれていたURLの製品はPDF内に記載のあるとおり鋳鉄の一種で、金属にオイルを含浸させた素材になります。
オイルを含浸させてあるので少しずつ染み出して潤滑してくれますが、オイルが減れば潤滑性能は落ちるので給油が必要です。
給油は必要ですが、使用頻度・負荷状況次第では5年、10年といった単位での給油で済む場合があるので、ほぼメンテナンスフリーとなります。

オイレスベアリングはオイレス工業の登録商標です。
一般的にはオイレスブッシュ、含油ブッシュなどと言われます。
いずれも滑り軸受で潤滑油の供給が不要なものです。
素材、構造的には
・自己潤滑性のある素材で作る
　黄銅、フッ素樹脂、ポリアセタールなど、それ単体か改善したもの
・潤滑性のある部材を金属性の構造の中に埋め込む
・油分を含む事ができる素材で作る
　焼結金属など