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マイクロビッカーズ、ロックウエルの互換性について
2023/10/20 22:34
- SK5のプレスで抜いている丸座金の硬度についての質問です。
- 焼入れ焼き戻しでHRC48程度に仕上げているが、マイクロビッカーズとロックウエルで測定した結果が異なる。
- 原因や確認ポイントについてアドバイスをお願いします。
マイクロビッカーズ、ロックウエルの互換性について
2022/01/21 11:41
ご教授ください。
材料はSK5のプレスで抜いている丸座金の硬度についてです。
厚みは3ミリ程度です。
前処理として抜きバリや曲がり等の影響を受けないよう、
1500番くらいまで研磨し、平行出しはしております。
焼入れ焼き戻しでHRC48程度に仕上げているのですが、
上記の2通りで同一サンプルを硬度試験をした結果、
HRC 48程度
HV 400程度(荷重は0.3、0.5)。
上記、硬さ基準片での精度確認はしております。
熱処理のメカニズム的に表面から硬くなると思うので、
ビッカーズの方が硬くでるのであれば、理解できるのですが、
今回、逆の現象となってしまいました。
製造元の検査ではHRCでの測定とほぼ同等の為、
マイクロビッカーズでの値が間違っているとは思うのですが、
原因不明です。
ここまで値に差が出る原因や確認ポイントについて、アドバイスをいただけないでしょうか。
よろしくお願い致します。
質問者が選んだベストアンサー
考えられる仮説を検証します。
(1)HRCに対して板厚が不足
https://www.mitutoyo.co.jp/public/cms-assets/products/measuring-machines/pdf/sample-hardness-and-minimum-thickness.pdf
から見て、3mmは十分なので、仮説は正しくない。
(2)板がわずかに曲がっていて、荷重をかけた時に測定点が沈んでいる。
試験荷重は沈んだ状態で荷重がかかるので、Hvでは影響は小さい。しかしHRCでは、基本荷重による圧痕深さ測定時には浮き上がって、本来よりも浅く測定され、測定値は本来よりも高くなる。
今回のHv測定値よりもHRC測定値が高くなった理由として、可能性がある。
但しHRC測定値の方が正しいなら、仮説は正しくない。
(3)表面層が脱炭していてHv測定値が低くなった。
打ち抜いた後に焼入れをしているなら、可能性がある。
(4)Hvの測定値が正しくない。
荷重が0.3Nだとすると、圧痕寸法は0.4μと極めて小さいため、測定誤差が大きい。
確認方法 Hvの測定荷重をもっと大きくして測定してみる。
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お礼
2022/02/08 18:17
ありがとうございます。
遅れましたが、とても参考になりました。