【法律・棚卸し】会社から会社の備品の棚卸しをする必要性とは？

法人税法ですね。
「棚卸しをしないといけないという法律」はありませんが、棚卸ししないと法人税を正しく申告することができず、法人は法人税を正しく申告しないと罪になります。

憲法、第三十条　国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。

棚卸をすることは、会社の利益を計算するためです。
つまり国民の義務を遂行するためです。

法律というか、税金ですね。

個人なら確定申告にあたるのが、会社においては決算です。その決算の報告をするときに「ウチの会社の資産はこれだけあります」と報告しなきゃいけないんですね。
会社の備品や商品の在庫も会社の資産のうちなので、備品や在庫の数を棚卸しで調べて報告しなければいけないのです。

また棚卸しは買った数と売った（使った）数がちゃんと一致するかを確認する意味もあります。棚卸しをしないで在庫を調べないなら、盗んでもバレないじゃないですか。時々棚卸しをして在庫を調べるとなったら盗まれることを未然に防ぐ効果もあります。

あと法律に書いてあろうとなかろうと、上司から勤務時間中に業務として命じられたならそれに従うように会社と雇用契約を結んだときに決まっているはずです。だから上司の命令には従わないといけません。

税金の試算をするためのものですね。
企業や個人も含めて、「納税の義務」があるのはご存知ですね。

儲かっているかどうかを確認し、儲かっているかどうか、従業員への給料、株主への配当、企業活動にいくら使ったか、資産はどのくらいあるかなどを洗い出して、納税をします。
備品の棚卸は「資産」になりますので、経理で必要なことになります。
↓　参考
https://www.smbc-card.com/kamei/magazine/tips/break-even_point.jsp

会社の備品は、会社の保有する「資産」の一部です。
会社(法人)は毎年、決算報告をしなければなりません。

どういう方法で資金を集め、資金を原材料・労働力・資産等に使用し、どれだけの商品を作って、どれだけ売って、どういう売り上げになったか。
売れていない在庫はどれだけ残っているか。
売れないうちにダメになってしまった商品はあるか。
会社の所持している資産はどれだけか。

それらの報告をするために、棚卸しが必要になります。
法律で言えば「会社法」「金融商品取引法」そして利益にかかる「法人税法」にも関係してきます。

＞決算報告書とは？会社の決算書の役割と開示義務 | 起業・創業・資金調達の創業手帳
＞https://sogyotecho.jp/financial-report/

「棚卸しをしろ」という法律はありませんが、棚卸しをしなければ上記書類は作れません。
決算報告書が出せなければ、脱税等の疑いもかけられ、調査が入ったりします。

＞会社法に違反する行為とは？ 罪に問われる行為や罰則、逮捕の可能性を解説
＞https://takasaki.vbest.jp/columns/criminal/g_other/5082/

捕まるわけにはいかないので、決算数値の根拠を得るために、全ての会社が棚卸しをせざるを得ません。
会社を運営していくうえで、どうしても必要になってしまうのです。