Feed backをエフェクターで出すための方法とおすすめ機種

基本的に、フィードバック奏法はエフェクターに依存する奏法とは言えませんので、このエフェクターなら簡単に良いフィードバックが得られると言った物を紹介するのは非常に困難です。

フィードバック奏法と言うのは、アンプから出る音を受けて弦を共振させ、一種のハウリングを起こさせることで独特の音を得る奏法です。 フィードバックを得るには、一定以上の音量をアンプで稼ぎ、そのアンプからの音をギターで受ける必要があります。 歪みは、その共振を起こさせやすくするのに重要なファクターになるでしょう。 ただ、特定の歪みエフェクターを取り上げて、これはフィードバックさせやすいなどと言うことは難しいと思います。
フィードバックがうまく得られないのは、アンプからの音が小さいか、歪みが薄いか、ギターとアンプとの位置関係が悪いかのいずれかだと思います。 音については、根本的に音量を上げるのが良いでしょう。 また、どのエフェクターでも歪みの度合いを比較的深くして、倍音成分をより強調させてやることでも、やりやすさは改善されると思います。 ギターとアンプとの位置関係については、アンプのスピーカーキャビネットが向いている方向(音には指向性があります)を意識して、うまくギターがアンプの音を受けられる位置を、アンプの前を動き回って把握するのが良いでしょう。 コンボアンプ使用の場合は、ギタリストがかがむか、アンプを少し斜め上に向けてやるのも良いかも知れません。
フィードバック奏法については、慣れだと思います。 アンプの前をギターを持ってうろうろして、スイートスポットを見つけて感覚をつかむのが重要でしょう。 なお、アンプとギターの位置関係によって、フィードバックで返ってくる音の音程なども変化します。そのあたりもコントロールできるようになると、より面白いでしょう。

フィードバック奏法についてのアドバイスをまとめれば、まず音量を上げること、何を使ってもいいので歪みを深くしてみること、音の指向性や空間を意識して、ギターを持ってうろうろすることの3点をまずは試してみることをお勧めします。


手軽にフィードバック音を得る方法としては、少し本筋とは離れた方法でもよければ、フェルナンデスから出ているサスティナーと言う特殊な器械(ギターへの改造が必要です)を使うとか、あるいは最近のKorgのマルチエフェクターなどに付属しているフィードバックエフェクトなどを使うと言う手もあるかも知れません。
ただ、個人的には、まずは普通にフィードバックエフェクトなどに頼らずにフィードバックを得る方向を模索する方が良いように思います。 機材のセッティングなど環境さえ整えれば、フィードバックは案外簡単に得られると思いますよ。

参考まで。

お礼

2005/07/31 16:42

非常に詳しい回答、ありがとうございます。
この回答をギタリストに見せたら、コツを掴むまで試してみるといっておりました。参考になったようです。
ありがとうございました。

質問者