自分のギターに使用するエフェクターを選ぶ際の注意点

ブースターについては、基本的には音量を持ち上げることを主眼として使われるものと捉えるのが良いと思います。 それを踏まえた上で、どういった使い方を想定してブースターをいれるのか、具体的な構想がない状態では、何がブースターとして良いということはできないと思いますよ。

ブースターの使い方としては、ブースターをオンにした時に歪みの加減を変えることを主眼とするケースや、単純に音量を持ち上げることを主眼とするケースなどが考えられるでしょう。 前者の場合には、ブースターは歪みの前(エフェクターで歪ませる場合にはその歪みエフェクターの前、アンプで歪ませる場合にはアンプの入力の前段)に置きます。 後者の場合には、歪みを作る部分の後段にブースターとして使うものを置く必要があるでしょう。
歪みの加減を変えることを目的としてブースターを使う場合には、ブースターとして使うものの音質の特性などが歪みの変わり具合に影響するので、歪みの発生源とのキャラクターのマッチングが非常に重要になるでしょう。 ギターの音質は、特に歪ませている場合では際立って、弾き手の癖によって左右されるところもありますので、そうした部分も含めて考えるなら、適切なブースターがどれかということは、実際に自分で弾いて感触を確かめてみないことにはなんともいえない部分も大きいのではないかと思います。
単純に音量を稼ぐことを主眼に置く場合には、ブースターとしては音質に癖の乗りにくいエフェクターを選ぶのが使いやすいでしょう。
いずれにしても、ブースターとして何が適切かは、最終的にどういった音にしたいのかを具体的に見据えられない状態では、なんともいえませんね。 とりあえずは、どういった効果を得たいのかを、より具体的に捉えられるようになるまで、ブースターの購入は見送っておいた方が無難だと思います。 BigMuffを導入して使ってみた上で、物足りない部分を考えてみるのが良いと思いますよ。

なお、ブースターとしては、音量を持ち上げることのできるものを使うのが一般的です。 はじめからブースターとして設計されているエフェクターも中にはありますが、そういったものを除けば、ブースターとして利用される物としては、歪み系かイコライザーが主流なのではないかと思います。 細かい音質調整が可能なイコライザーは、ブースターとしては若干音質調整の幅などの面で有利かも知れません。 ただ、歪み系がブースターとして使用される例も、少なくはないでしょう。 ちなみに、歪み系では、IbanezのTS-808やTS-9、BOSSのBD-2などが、ブースターとして使われることの多いエフェクターになると思います。

エフェクターは、基本的にはどういった効果を得たいのかを具体的にした上で、それに見合った効果を期待できるものを選定するのがよいでしょう。 そのためには、まずは具体的に何をどう変化させたいのか、きちんと意識する必要があると思います。
繰り返しになりますが、ご質問者様の現状では、BigMuffをこれから導入するということのようですので、それを導入して音を確かめた後に、ブースターが必要かどうか、ブースターを入れるとしたら、どういった効果を得るために導入しようとしているのかを具体的に検討し、必要なものを選定するようにした方がよいでしょう。 そうした具体的な指標を持たずにブースターを買い急ぐ必要はないと思いますよ。

参考まで。

ブースターというのは、組み合わせるアンプなどによって
相性があるので、何が良いということはないんです。

プロがよくオーバードライブをブースターとして使用する
ので、そのマネをしたがる人がいますが、プロのように
使用する機材が固定されているならまだしも、スタジオや
ステージなどでいろいろなアンプを使う可能性のある
アマチュアの場合、「グライコ」をブースターにするのが
妥当です。

ただ、あなたの場合、まだファズ自体を買っていないの
ですから、まずは他人の意見に振り回されず、そのファズ
だけで音を作ってみてください。それでどうしても
好みのサウンドが出来ないのであれば、それをおぎなう
ような機材を検討すれば良いだけです。

ファズそのものも試していないうちに、それの音を加工する
ブースターなんかを検討していたら音作りがめちゃくちゃに
なってしまいますよ！

もっと自分の耳を使った機材選びをこころがけましょう！