エレキギターのエフェクター購入かアンプ購入か、どちらがよいか悩んでいます

エレキギターの音作りに関しては、トータルで考えるのが妥当です。音の良し悪しなどにこだわるのであれば、漠然と機材の一部分を変更するだけですべてが解決すると期待するのには無理があるでしょう。

とりあえず、エフェクターを使えば音量などに関わらず歪んだ音を作ることは可能です。単体ではよく歪まないアンプでも、歪みエフェクターを使えば歪んだ音を得ることはできます。
ただ、アンプの性格は音質にも大きな影響があります。もともと音の腰が軽い性格のアンプでは、エフェクターでいくら歪ませても腰の軽い薄っぺらな音になってしまう可能性もあるでしょう。そういう意味では、エフェクターを揃えれば良い心地の音が出るとは保証できないところもあります。

アンプでどれだけの歪みが得られるかについては、そのアンプの性格や設計によります。高いアンプでもどこまでも歪みにくい性格のものもあります(Roland JC-120などのような)。こちらは、試奏してみるなどしてその性格を見極めることが大切でしょう。先述の通り、アンプの癖は音質に対して大きな影響を持ちますので、音作りにこだわるのであれば、その性格や癖をよく吟味して、理想に適うものかどうかを確かめるのが良いと思います。なお、手持ちのアンプの音に不満がある場合、アンプ自体を替えることで全面的に音質面で改善を期待できる可能性は十分にあるとも思います。

エフェクターを選ぶべきか、アンプを選ぶべきかに関しては、どちらとも断言できないところがあります。どちらがより適しているか、自分なりに天秤にかけて測るのが良いでしょう。
エフェクターに関していえば、アンプに左右されずに歪ませることができるという特徴があります。別のアンプを利用する場合にも使うことができる、あるいはクリーンと歪みとをエフェクターで切り替えられるという点は、メリットともいえるでしょう。ただ、今のアンプ自体に不満がある場合には、現状その影響下から抜け出ることにはならないという点では少ししこりが残るようなところもあるかも知れません。
アンプを買い換えることについては、全面的に音質面で変化を得ることが期待できます。理想の歪みが得られるものかどうかを試奏して確かめる必要はありますが、それが得られることができるなら手軽に音質を改善できるかもしれません。ただ、エフェクターのように使いまわしはできませんし、エフェクターのように歪みのオンオフを手軽に切り替えるのもフットスイッチ付きのそれなりに高いアンプ以外ではできないというところは不自由かも知れません。
どのように使っていくかをよく整理して、使い勝手が良くより希望にかなう物を選ぶのがよいでしょう。

なお、歪みの性格に関しては、アンプの場合はそれ自体の仕様・性格によって違いが出ますし、エフェクターを選ぶ場合でも製品によってその性格には開きがあります。BOSSのエフェクターでは、そうした歪みに期待される性格の違いなどを反映して、歪み系エフェクターには非常に多くのバリエーションがあります。希望にかなう音質が得られるかどうかは、エフェクターの種類によっても違ってくるでしょう。エフェクターを選ぶ場合には、歪み系ペダルということだけで満足してしまわず、まずは試奏してそのペダルの性格をよく把握するのが良いでしょう。

参考まで。

お礼

2008/01/19 16:16

回答ありがとうございます。
lead1976さんのおかげで色々わかりました。ありがとうございました。

質問者