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大学院博士の将来に行き詰まりを感じる
2023/10/12 21:22
- 大学院生(博士後期課程)が将来に行き詰まりを感じています。修士時代の研究成果が十分でなく、博士論文ができるか不安です。
- 研究者としての才能や努力が足りず、学振も取れていません。大学研究職のポストに就くことにも不安を感じています。
- 心療内科で発達障害(アスペルガー症候群)と診断され、企業就職活動でも落選しました。退学を考えています。
将来に行き詰まりを感じる(大学院博士)
2018/04/05 18:37
大学院生(博士後期課程)です。
将来に行き詰まりを感じています。
修士時代に行っていた研究は、結果を無理矢理ひねり出したような研究で、博士論文に入れるにはあまりにお粗末すぎると感じています。こんな博士論文では到底修了させてもらえないと感じています。
また、根本的に研究者としての才能も努力量も足りていないと感じています。努力に関しては頑張ればできると思っていましたが、自分なりに頑張っても見当違いの方に努力してしまったり、肝心なところで妥協してしまったりすることばかりです。学振も取れていません。現在先生から大学研究職のポストを勧められていますが、こんな私がそのポストについても、自分も周りも不幸になるだけな気がしています。
また、心療内科を受診したところ、発達障害(アスペルガー症候群)との診断を受けました。そのためか、企業への就職活動に挑戦した際には性格検査で落とされました。
めちゃくちゃな文章になってしまい申し訳ありませんが、
このような状況で心が折れており、博士論文執筆が始まる前に退学したいと考えています。
退学した場合の進路は考えられていませんが、アルバイトか中途採用の企業への就職かを検討しています。
全部自分の責任です。
これまでためてきたツケが回ってきたのだと考えています。
なかなか踏ん切りをつけられないので、なにかアドバイスをいただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。
回答 (7件中 1~5件目)
これで完璧なんて思っている人間はいません。
学位をとったらそれは成果ではなく、出発点に立てたということです。
だから博士号をとったらいいと思いますよ。
完璧でない中途半端だからやらないなんていったらだれ一人論文なんて書けなくなります。
博士号をとってから研究者をやめるなら、就職応募した先でも本来の価値以上に評価してくれます。とれるんだからとりましょう。
それがくだらないとかいうのは自分だけのことです。
北杜夫なんて医学博士ですけど、「だれでも取れるバカ博士」と平気でいっていました。あの人はものすごく言語感覚が優れていて表現力なんかは真似ができないものですし、知識教養の程度は相当な人なんです。
けど、普段の言動がおかしく躁うつ病で、いきなり株を買い占めようとか濃い塩水を缶に入れ死海の缶詰だといって売りふろおけにいれたら体が浮くといったら一人でなん百個も買うだろうみたいな計画をたてたり、帝国ホテル建て替え時にでてきた前の建物のかけらの石を集めて遺跡の石だとして売ろうとしたり、とにかくまともと思えないことをしました。
不思議なのはあとでそれを正確に思い出して、症例のように正確にエッセイに書いていることです。父親の斎藤茂吉にてんかん質があったことなんかを堂々と書き、恥じもせず、こういう気質の人は押さえつけずにこういうことをすればよいというアドバイスも述べています。
この人は病院の勤務医の時に田舎で狐憑きのばあさんなんかを見て、ああこれは分裂病の症状だからこうすべきだみたいな判断を即断しました。
偉い精神科医なんですが偉い精神病者だったんです。
異常行動をみれば、変なおじさんです。医者としてみると尊敬に値する立派な博士です。
だけど、医学博士でなければ、本当に変な脱社会人としか見えないからだれも相手にしなかったのじゃないかと思いますね。
あなたがそこまでひどいとは思いませんが、博士がとりたくてとれない人もいるのですから、とったほうがいいと私は強く思いますよ。
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指導の先生にポストを提供するといわれる意味がわからないというのは研究者としては正常な状態ではない。何かできないことをやろうと焦っていた結果に陥った状況かなと思います。いままでの延長線上に立ち戻って、できることをやっていったらよいのでは。それでもだめならもう一度考えてみるのがよい。
お礼
2018/09/24 19:18
ご回答ありがとうございました。
お礼大変遅くなってしまい、申し訳ありません。
確かにあの頃は焦っていたと思います。それに気づかせていただきありがとうございました。
あなたの書いてある事実を紡いでみると,あなたは自分への評価,ポテンシャルにたいして今の実力や残せている結果に失望しているのでしょうね。
俺,本当はできるんです。とは言いたくないからこのような書き方になっているのかなと思います。
まあ,ここに至る前にいろいろ叱責されたり,失望したり,トラブルもあったのでしょうし,逃げ出したい気持ちの方が強くなっているのだと思いますが,
あえて言えば,博士論文は大事だけど,研究者としては運転免許とかわりません。
普通に勉強して,実験して,ある程度言うとおりに努力してみればとれる物です。もしそれでとれないのであれば,それはあなたの所為だけではなく指導教官にも大きな責任があるのですよ。
もちろんわかります。もっと友人で面白い事をやっているひともいれば,学振をとっているひとはみんなすごいしっかりしているように見える。
まあ人それぞれですが,
一番大事なのは,今のやっていることや,実験や研究が楽しいかどうかかな。
と最終的には思います。
成果も出なければ理解も得られないけど,わくわくする。つまんないと思われそうだけど,自分は面白いと思う。それがあるかどうか。またはそれをモテるようなことを今から探そうと思えるかどうかです。
もしそれが思えるならコツコツ続けてみて,こまめに指導教官と話をしてください。アスペルガー症候群?東大や京大の教授は潜在的に持っている人沢山いるでしょう?
能力や努力? そんなの面白いと思うモノが見つかるまでは何年でも手は止まり,苦しいともがくんです。
でも見つかったとたん,不眠不休でも疲れないし,どんなに厳しく指導されても楽しく受け入れられるようになります。オリンピック選手は4年に一度,その日に結果を出さなければどうにもなりませんが,科学者,研究者は,つまんないと360日思っていても5日かんどこかで面白い事を見つけてしまえばその後5-10年はそのことで生きていける職業です。もちろん辛いところ甘くないところは沢山ありますが,社会がそれほど甘くないのですから似たようなものでしょう。
踏ん切りつけたいなら,のたうち回っても学位を採ってから,バイトにでもニートにでもなればいい。
親や先生や支えてくれたみんなへのせめてもの恩返しは,博士を取ることです。
このままではとれそうに無いのですがどうしたらいいでしょうか?
まずは教授か指導教官に素直に相談ですね。
そこに方針がなければ,さっさと研究室を変えてください。
お礼
2018/09/24 19:16
大変丁寧なご回答をいただき、ありがとうございました。何度も読ませていただきました。
あれから少し落ち着きました。
お礼が遅くなり申し訳ございません。
学位を取り、親や先生に恩返ししたいと思いました。
#3様の意見に100%賛同です。
#2様にも(および#1様にも)賛同です。ちょっと変わった人というのは企業では極めて生きづらい、大学だとそうでもない、企業と大学と両方経験してきた私もそう思います。
少し補足します。
私も院生指導をして来ましたが(今もしていますが)、これまで「こんなことでは博士号は無理」なんて暴言を履いたことはあっても「大学研究職のポストを勧め」たことはありません。見所のあるなしもあるし、見所があっても大学研究職よりも企業のほうが力を発揮できてハッピーじゃ無いか、と思うことも多いし。だから「現在先生から大学研究職のポスト」はそんなに当たり前のことでもないのです。
「こんな博士論文では到底修了させてもらえない」についても、たぶんネガティブに考えすぎ。指導する側は、不満があってもともかく修了させてしまうのが普通。物足りない院生ほどさっさと送り出してしまいたいくらいのもので。
「大学研究職のポストを勧め」については、先生はあなたの能力と適性と両法を見ているんだと思います。研究者として期待するのか、企業には不向きと踏んだのか、どっちかはわかりませんけど。先生ともうちょっと話してみたらどうかなと。
「全部自分の責任です。
これまでためてきたツケが回ってきたのだと考えています。」
どうしてこう考えるのか、背景は私にはわかりませんが、思い込みが過ぎるような気がしてなりません。医者のアドバイスが欲しいですね。
お礼
2018/09/24 19:15
ご回答ありがとうございました。何度も読ませていただきました。
あれから少し落ち着きました。
お礼が遅くなり申し訳ございません。
企業と大学両方のご経験があるとのことで大変勉強になりました。
>こんな博士論文では到底修了させてもらえないと感じています。
自分の意見では、コースドクターは無難に真面目にやってれば取れるです。いちおう自分も博士です。まぁ~「自分はそんないい加減なところにはいない」と言われれば、それまでですが(^^;)。
>根本的に研究者としての才能も努力量も足りていないと感じています。努力に関しては頑張ればできると思っていましたが、自分なりに頑張っても見当違いの方に努力してしまったり、肝心なところで妥協してしまったりすることばかりです。
なのでドクターコースの間は、そんなもんだと思います。こう考えればどうでしょう。博士課程の修了は一種の資格試験なのだと。一定レベルの品質さえ証明出来れば誰もがもらえるものだと。でもこの一定レベルには誰でもが達するものではありません。ふつうは博士課程にさえ行けてないはずです。
本当の研究者になれるかどうかは、その後です。それには研究環境を整える事が最優先事項です。
>現在先生から大学研究職のポストを勧められていますが、・・・
普通はこんな事、言われませんよ。少なくとも俺は言われなかったな(^^;)。現状ではどうであれ、先生はあなたに見込みがあると踏んだんじゃないですか?(^^)。
という訳で、次は危険だと思う。
>退学した場合の進路は考えられていませんが、アルバイトか中途採用の企業への就職かを検討しています。
まず退学した後の明確なイメージを描けないというのが非常に不味い。
じつは自分は大学に入るのに6年もかかっちまって(フリーターが長かった(^^))、入ったら入ったで2留し、けっきょくドクターコースまで残ったので大学に11年もいた。でも本質的にはずぅ~とフリーターだった。博士課程修了の頃には「大学に飽きてた」ので、修了した後はポスドクでなく就職を選んだ。「大学に飽きてた」というのは、自分はそろそろ「正規で働くべきだと感じていた」からだと思う。
その後2回転職し、現在は4つ目の会社ですが、退社するたびに次の職場に対する明確なイメージだけはあった。
次にアルバイトと中途採用。
アルバイトしながら研究しようなんて不可能です。17年もフリーターやってた自分の経験では。
中途採用の目的を知ってますか?。中途採用は企業にとっての即戦力を得るための手段です。あなたに既に、大学以外での数年に及ぶ実務経験があれば可能性はありますが。
またハローワークでは、正式にはそんな制限をつけた募集は出せないんですが、障害,性別,年齢,経験に関する企業側の障壁は途轍もなくリアル形で存在します。
ハローワークの募集では「~~は不問」と言っておきながら、社内では「~~を問いまくる」ので、障壁を通過できない人間は「書類審査で駄目でした」という一言で片づけられます。社内審査の過程を公表する義務はないからです。
>こんな私がそのポストについても、自分も周りも不幸になるだけな気がしています。
これは焦りだと思うんですよ。もう少し冷静に。
もう一回言いますが、「君、大学の研究職に就かないか?」なんて、普通の人は言われませんから。
自分の息子も、親の血筋か現在は風太郎なんですが(30近い)、やっぱり言いました。
「あせるな(^^)」
お礼
2018/09/24 19:13
大変丁寧なご回答をいただき、ありがとうございました。何度も読ませていただきました。
あれから少し落ち着きました。
お礼が遅くなり申し訳ございません。
退学した場合の危険性を具体的に示していただき、非現実的な考えだったと感じるようになりました。
お礼
2018/09/24 19:19
ご回答ありがとうございました。
お礼大変遅くなってしまい、申し訳ありません。
博士号、取れるように頑張ろうと思えました。ありがとうございました。