スキャナ 速度優先モードとは？

スキャナの仕組みからして、逆ですね。

原稿台の場合はスキャナのセンサーが徐々に移動しながら読み込みます。
（当機種は対象外ですが、
ADFの場合はADFユニット内に組み込まれたセンサーは固定で、原稿が移動します）

スキャナの本体は基本的に読み込みとPCへの転送だけで、
読み込んだデータは、PCに送られて各種の画像処理を経て、保存されるわけです。

したがって、
高解像度・高精度で読み込む場合は、センサーの移動が「ゆっくりじっくり」になりますし、
PCに転送されるデータも、PCで処理するデータも量が大きくなりますから、
それだけ遅くなります。
というわけで、スキャナの処理速度と読み取り解像度は相反する関係になります。

Windows10でEPSONScan2を起動する限り、
読み込みの解像度や画質調整などの設定はありますが、

>画質優先モードと速度優先モード

という設定項目が見当たらないのですが、
基本的には上記の前提になりますから、
速度優先であれば、解像度を落として、転送やPCの処理を速くする。
画質優先は、その逆。と考えるべきでしょう。

>僅かに位置がズレている

「わずか」具合にもよりますが、画像処理のプロセスの中で、より速度を稼ぐために、
ドットを間引いて処理するなどされていれば、厳密に見ると1ドットや半ドットずれる、
という可能性は高いと考えられます。

＞速度優先モードは一定速度でスキャンして位置が正確なのかなと想像します。

違う気がします。
速度優先は、出力結果は多少粗くなるもののスピードが速い。
画質優先は、速度は多少遅くなるものの高画質。
位置決めとは関係ないでしょうね。おそらく。

サーッと読むから速いけど粗い。
じっくり読むから遅いけどきれい。ぐらいの感じです。