リカバリー

出来る場合と出来ない場合があります。ただし出来る場合でも完全に復旧出来るかどうかはわかりません。

写真が記録されていたメディア（メモリカードやHDD等）が、その後書き込みされていない状態であれば復旧出来る可能性はありますが、書き込みが行われていると残っているデータも上書きされてしまうので残りません。通常ファイル削除はデータ部分は残っており、インデックス部分に削除フラグを立てて削除扱いとされるのですが、その削除フラグを解除させることにより復旧が可能となります。しかし書き込みが行われると削除フラグを探しそれに紐づいたデータエリアに上書きされます。こうなると元のデータは救出できなくなります。

復旧する場合はレスキューソフトがあります。様々なソフトがありますが私の経験から無料はほぼ使い物になりません。ただし有料ソフトの無料体験版と言うものがあるので、まずはそれを試してみる価値はあります。それで復旧可能かどうかは試す事はできます。ただし体験版は復旧（読み出し）は可能ですが書き込みが出来ないという制限が多いです。また、レスキューソフトでもデータの状態によって復旧できるソフトや出来ないソフトがあるので、いくつか試してみる必要はあります。それで思い通りの結果が出るソフトが見つかれば製品版を購入すれば良いです（インストールした体験版に対し、費用を払って解除キーを受け取り、それを入力する事で製品版になるものが多い気がします。

私もカメラのSDカードが壊れた際、いくつかのレスキューソフト体験版を試し、1番復旧出来たソフトを購入しました。それでも破損データもあり完全復旧は出来ませんでしたが８〜９割ぐらいは復旧出来ました.。

消去されたデータが入っていたメディアにアクセス…特に書き込みを行えば行うほどレスキュー率は下がります。なおもしCドライブだった場合、OS起動時にいくつかのテンポラリーファイルを自動的に作成して削除するので、ターゲットのメディアがCドライブの場合はかなり厳しいかも知れません。