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圧着端子の焼損理由と発火温度について
2023/10/21 01:19
- 端子台に接続している圧着端子のネジ止め部分が黒く焦げる理由について、周囲の有機物の不足や密閉された状態による酸素不足が考えられます。しかし、発火温度については、具体的な数値はなされていません。
- 圧着端子のネジ止め部分が焦げる理由について、ネジ締め不足や接触抵抗による発熱が原因と考えられますが、周囲に有機物がなく密閉されているため、焦げる理由が不明です。発火温度についての具体的な情報は提供されていません。
- 圧着端子のネジ止め部分が円状に黒く焦げた理由について、ネジ締め不足による接触抵抗によって発熱が生じた可能性が考えられます。周囲に有機物がなく密閉されているため、酸素不足が原因となることも考えられますが、具体的な発火温度は不明です。
圧着端子の焼損理由
2022/06/16 20:49
端子台に接続している圧着端子について、
ネジ止め部分が円状に黒く焦げたような状態になりました。
ネジ締め不足等の接触抵抗による発熱が原因だとは思うのですが、
周りに有機物が無く、ワッシャー等で密閉されほとんど酸素に触れない部分であるため焦げた理由が知りたいです。
また、圧着端子(銅)の発火温度がありましたら教えてください。
回答 (4件中 1~4件目)
ネジの締め付けが緩いと、なぜ接触抵抗が増えるのかを考えると答えは出ます。
金属表面には、細かい凹凸があります。
しっかりと締付けられている状態では、お互いに凹凸が食い込み合う事で接触面積が増えて、接触抵抗が下がった状態になっています。
ネジが緩んで接触抵抗が増えた状態になるということは、凹凸が食い込み合わずに、凸の頂点同士が接触して、凹の部分は離れているために接触面積が減り、接触抵抗が増えるのです。
凹の部分は接触していないので、酸素が入り、発熱すれば酸化して黒くなります。
なお、銅そのものは、発火するより先に溶けると思います。
発火するとしたらする、周囲の絶縁物ではないでしょうか?
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>周りに有機物が無く、ワッシャー等で密閉されほとんど酸素に触れない部分
ワッシャーを介してねじを締めたとしても、接触面には微妙な凹凸があるので、ごくわずかの接触点を除いて空気(酸素)に触れているとご理解頂いくことが適切と思います。めっきなどの表面処理をしない銅の場合、安全に使用できる温度は60℃程度と言われています。
ねじの締め付けが不足したような場合、接触抵抗が大きくなり温度上昇が上記の限度を超えることが想定されます。そのような場合、銅表面の酸化が進行して接触抵抗が大きくなり、発熱、温度上昇の増加が急速に進行します。
有機物がないとしても、銅の酸化物は黒色ですので、黒く焦げたような状況を呈します。
焼損した端子台の事例(緩んで焼損したねじを取り除いた状態)
焦げるとは酸化反応ですが大気中で銅を加熱するだけで酸化して黒変することはあり得ることです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejjournal1888/82/884/82_884_733/_pdf/-char/ja
何℃からとはありませんが150℃と200℃の例が示してあるので酸化が始まる温度はそれより低いことになります。
https://www.hakko.co.jp/expe/new/exnew0802.htm
こちらは120℃から端子表面のスズメッキの酸化が始まるとあります。