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SPHCとSS400の溶融時の粘度について
2023/10/21 03:20
- SPHCとSS400の溶融時の粘度について調査しました。
- 溶融時に粘り気が少ない材質が凝固割れの原因となる可能性があります。
- 応力を低減するためには、粘度の高い材料をオフセットさせる必要があります。
SPHCとSS400の溶融時の粘度について
2022/11/01 20:32
SPHC(一般構造用圧延鋼材)とSS400(一般構造用圧延鋼材)は,溶融時にどちらの方が粘度が低くなるのでしょうか。
<主旨>
2つの材料に対し突き合わせでレーザ溶接を実施しているのですが,凝固割れが発生しており,原因は冷却しやすく粘り気が少ない材質が先に固まる際に縮む(引っ張る)事で界面で割れてしまっていると考えています。
応力を低減する対策として,応力が発生しやすい材料(粘度の高い材料)の溶け量を少なくするため、レーザ照射点をオフセットさせたいのですが,どちらの材料の方が粘度が高いのか分からず,どちらにオフセットさせるべきか判断できないので質問させて頂きました。
質問者が選んだベストアンサー
改めて状態図を確認したら、
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tetsutohagane1955/53/14/53_14_1586/_pdf/-char/ja
の第15図。
液相線温度はSPHCの方が高いものの、固相線温度はSPHCの方が低くなっていました。
つまり凝固温度範囲はSPHCの方が広く、凝固割れしやすいと考えられます。
しかし両材質が溶融しているので、それらが混ざり合って溶融液プールの組成は両者の中間になっているのではないでしょうか。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
「先に固まる」のは融点が高い方でしょう。
炭素量が低いSPHCの方が融点は高い。
でもSPHCが凝固収縮する時にSS400は液体なのだから、収縮に追従して割れはできないはず。むしろSS400が凝固収縮する時に割れが発生するのでは。
>>粘度が高い
の表現がわからんが
SP-Cはやわやわです
https://mitsu-ri.net/articles/sphc
抜粋大きな違いは引張強さです。SPHCは270N/mm2、SS400は400~500N/mm2
SPHCのほうが割れるでしょう