このQ&Aは役に立ちましたか?
防錆油を塗ることの是非
2023/10/21 03:28
- ステンレスナイフ・包丁の保管は、防錆油の塗布は必要ない
- 防錆油を塗るとステンレス表面の不動態被膜が再形成される前に酸素が遮断され、腐食の原因になる可能性がある
- 防錆油により一旦形成された不動態被膜が消滅する可能性がある
ステンレスナイフに防錆油を塗ることの是非
2022/11/20 15:16
ステンレスナイフ・包丁の保管は、「水気を拭き取り、乾燥した場所に置いておけば十分で、防錆油の塗布は必要ない」と理解しています。
質問は【防錆油を塗ると問題が起こるか否か】です。
例えば、アウトドアで使用して傷ついたステンレス表面の不動態被膜が、再形成される前に防錆油で酸素が遮断され、腐食の原因になるでしょうか。
または、一旦形成された不動態被膜に対し酸素が遮断されることで、これが消滅する可能性があるでしょうか。
質問者が選んだベストアンサー
専門家ではない個人的な見解(経験則含む)ですが、あまり気にしなくていいと思います。
ステンレスに防錆油を塗付したとして、マイナスにはならず、微プラス、くらいでしょうか。
まず「不動態被膜に対し酸素が遮断されることで、これが消滅する」という事はありません。被膜は酸で破壊されますが、防錆油が酸性である事はありえないでしょう。
次に「傷ついたステンレス表面の不動態被膜が、再形成される前に防錆油で酸素が遮断」というのもシチュエーションとしては考えにくいです。
何故なら不動態被膜は非常に速やかに再生されるためです。ステンレスが傷などから錆びている、などという所は見たことが無いと思いますが、これはそれだけ被膜の生成が速やかだからです。
つまり通常の使用方法として考えた場合、防錆油を塗付する時点で素に被膜は生成されていると考えられるため、防錆油が被膜の再生を阻害する可能性はほぼゼロと言えるでしょう。
つまり防錆油自体はステンレスにとってプラスにもマイナスにも働かない、という可能性が高いわけです。
その上で、防錆油を塗付すると言うことは、まず表面の水気等は拭き取られた上で、オイルをつけた布などで拭くか、スプレー等を実施する事になります。
この際に通常の手入れでは落ち切らなかった汚れや付着物が除去される可能性があるため、微妙にプラスに働く可能性が高いだろう、と予想します。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
その他の回答 (5件中 1~5件目)
>> 「酸素不足による不動態被膜の不安定化による腐食がある(すきま腐食など)」と書いてあるWEBサイトもあり、もう少し検討します。
ちなみに通常のステンレスの不動態皮膜以上の防錆性能を追及するなら、気化防錆剤という選択肢もあります。
https://www.industrial-antirust.com/metal/stainless.html
どのような理由で防錆油を検討しているのか分かりませんが、防錆というなら有力な選択肢だと思います。
必要ならメーカーに確認すれば、ステンレスでの実験データや実績などは回答してもらえるでしょう。
ちょっと質問内容とズレますが、ご参考までに。
お礼
2022/11/22 09:05
複数の回答をありがとうございます。お手数をおかけします。
初回の回答の方が、当初の質問の趣旨に合致しております。
前出の先生方は問題としてないけど
仮に
「防錆油を塗った方が良い」となったとして
CRC-556塗る?
https://www.kure.com/brand/556series/
そのナイフで料理作るんですよね?
無香性ってのもあるけど
絶対に匂わない?
やっぱり食品機械用潤滑・防錆剤?
https://www.monotaro.com/g/01361684/
でもぉ、主成分は食用油だったりする
食用油って酸化しちゃわない?放置して大丈夫? <衛生的に
食品機械用シリコン
https://www.kure.com/product/k1413/
さて何塗る?
ただぁ、普通の家庭の主婦は包丁に何も塗らないよね?
お礼
2022/11/22 08:55
ご指摘のとおりナイフ・包丁ですので食材を切ります。
人体への安全性は重要で、匂いや防錆油の酸化についても承知しております。鉄製の和包丁の保管には椿油が推奨されているようです。
補足
2022/11/22 09:00
>ただぁ、普通の家庭の主婦は包丁に何も塗らないよね?
そのとおりです。質問文に書いた様にステンレス包丁に防錆油は不要と承知しております。塗ったら何が問題となるかが質問でした。
にゅhttps://www.monodukuri.com/gihou/article/3294
抜粋
不動態皮膜は完全に腐食が進行しない膜ではなく、腐食速度が極めて遅い状態
お礼
2022/11/21 13:14
と言うことは、さらに腐食速度を遅らせるために、防錆油を塗るメリットがあると言うことですか?
他のQ&Aサイトの事例を貼っておくので参照なさってください。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11101859846
不動態膜の再形成についてご心配のようですが、長期の保存では、油自体が酸化してナイフ表面に付着する汚れとなりそうです。観賞用として頻繁に手入れをなさっているのであれば、古い油をふき取って新しい油をごく薄く塗るような方法であれば、油を塗っても悪さはないと思います。
油を塗ったから、長年手入れをしなくてもよいと考えることが危険だと思います。
お礼
2022/11/20 16:39
素早い回答をありがとうございます。また、関連資料の紹介もありがとうございました。もう少し調べてみます。
お礼
2022/11/21 13:11
回答ありがとうございます。「ステンレスナイフに防錆油を塗ってもデメリットはない」という意見に対して参考にさせていただきます。一方で、「酸素不足による不動態被膜の不安定化による腐食がある(すきま腐食など)」と書いてあるWEBサイトもあり、もう少し検討します。