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順送型かトランスファ型、どちらが大量生産に向いているのか
2023/10/12 14:19
- 順送型とトランスファ型は、大量生産において重要な役割を果たします。
- 順送型は、回転数が上がることで製品の寸法が安定し、効率的な生産を実現します。
- 一方、トランスファ型は、製品の運搬において高い精度が求められるため、品質の向上に貢献します。
量産に向いているのは順送かトランスファか
2000/03/11 23:52
大量生産にあたり 回転数があがり製品寸法が安定しているのは 順送型かトランスファ型 どちらですか
回答 (3件中 1~3件目)
アメリカでのうそのような本当の話
北米方面では歩留り向上に対する認識が異なっているようです。向こうのトランスファープレスの材料投入はコイルフィーダーが一般的で、ブランクフィーダーが付いていない機械仕様が多く、日本供給の金型仕様がブランク投入となっていた為、トランスフィーダーを逆送りにして、ブランク投入を人間がやっていたという、信じられない例を見ました。
彼ら曰く、ブランクを組合せ取りで、別工程で抜いて、それを揃えたり・反転したりして、ラックに入れる工数を掛けるくらいなら、コイルを送り込んで加工したほうがコストが安い。(資源を持っている国と持たざる国の生い立ちの差・・・・・)
参考アメリカの型仕様は安定生産を可能とするのが第一要件のため、十分すぎる型剛性(2枚打ちしても壊れない?)/メンテナンス用予備部品の同時製作(特に形状部)/現場での調整レス等が印象に残りました。
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fac9999さんと少し見方を換えて回答します。
現在、自動車車体部品ではトータルコストで2000トンクラスプレスまで順送加工が拡大してきています。一方、トランスファー加工には材料歩留り/加工方向・製品姿勢変更が容易/深絞り・複雑形状成形可能/単発型設計・製造技術の延長で対応可能/型費が比較的安価等のメリットが有り、現在は主流です。しかし、製品設計時のデザインINによる順送可能形状化及び順送工程計画技術の向上により拡大して行くと考えられます。逆説的に言えば、トータルでの技術力の有る所は大物部品まで順送化が進展していくといえます。先ほど800時を超えたため送られなかったので、アメリカでの例は別記します。
製品形状、材質、生産数量等の条件によってどちらが向いているか違ってきます。下記にて一般的(例外はあります)な両者の特徴をあげす。
順送り型=大量生産(高速回転可能、抜き工程のみで有れぱ2000回転以上のプレス及び金型があります)・多工程製品・比較的小さい部品・
比較的高度な設計及び組立調整の技術が必要(設計の不手際が出たとき調整が難しい)です。比較的高コストに成り易い。
トランスファ型=中少量生産製品(搬送工程で高速に不向き)、一台の型で多品種製品(上手く設計すれば工具レスにて短時間で段取り換えが可能)の生産が出来る。自動車部品の様な大きな部品から中ぐらいの部品向きです。
設計の不手際が出たとき、各ステ-ジの調整・作り直し・ステ-ジの追加等で解決できます。比較的コストが押さえられます。
参考:両型以外で日本ではほとんど見かけないですが、カム式全自動金型が有ります。これは複数のフ-プ材等を金型の中に挿入して複数(28)型で各部品成形して、型の中で完成品に組上げます。
特徴=後工程(パ-ツフィ-ダ付き全自動組立機)等が不必要になり、組立て前の部品管理が不必要になります。機械の設置スペ-スも不要になります。
製品の製造コストの削減になります。
弊社の実績例:時計バンド-(SUS316L)カム式全自動型他
金型・自動機についての質問が有りましたら、アドバイスします。
宜しくお願いします。