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温度による寸法差の考慮方法と温度変化に伴う内径の挙動
2023/10/12 20:27
- 温度変化による寸法変化を考慮する際には、材質の線膨張係数を利用します。
- 真鍮の線膨張係数は 0.000019/℃であり、基準内径がφ3mmの場合、温度上昇1℃ごとに内径は0.000057mmずつ変化します。
- 温度が上がると内径は大きくなります。温度が22℃から28℃に上昇する場合、内径は約0.000342mm増加します。
温度による寸法差
2002/12/21 15:06
筒状の物の内径寸法を測りたいのですが、温度変化による寸法変化をどう考えれ
ばよいのでしょうか?材質は真鍮なので線膨張係数は 0.000019/℃ ですよね(?)。
基準内径をφ3mmとすると 0.000057mm/℃ 変化すると考えてよいのでしょうか?
また温度が上がると内径は大きくなるのでしょうか?ちなみに、外径はφ6.5、温度は22℃28℃くらいです。
回答 (3件中 1~3件目)
温度の膨張については、いろいろ記憶方法があり
ますが独自のものを紹介します。
基本となる鉄鋼では、『100mm・1°C・1μm』。
意味;100mmのワークが1°Cで1μm、寸法が変わる。
(◎ mで考えると、イメージしにくいため、わかり
やすく、『ヒャク・イチ・イチ』と記憶する。)
真鍮の線膨張係数は、鉄鋼の約1.9倍であるため、
(3mm/100mm)×1.9μm×(温度差)=(寸法変化量)
温度差が5°Cとすると、
(3mm/100mm)×1.9μm×5°C = 0.285μm
温度差が1°Cとすると、
(3mm/100mm)×1.9μm×1°C = 0.057μm
(0.000057mm/°Cは正解です。)
また、温度により寸法変化は分子間距離が広く
なるとモデル的に考えれば、温度上昇により
内径・外径ともに大きくなり、下降すれば小さく
なります。
以上
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線膨張係数 0.000019/℃ の意味は真鍮1mの時、1度上がれば0.000019mm縦に膨張すると言う意味だと思います。
Fu-Aさんはじめまして。
20℃を基準として1℃上がるごとに0.000019mm膨張するんだと思います。
また内径は、温度が上がると径が大きくなります。