このQ&Aは役に立ちましたか?
アルミの軸受における問題とその解決方法
2023/10/12 23:36
- A2024を使用してφ10のシャフトを半割りのクランプで挟んで軸受けを作ったのですが、手でゆっくり廻しても徐々にかじってしまいます。
- アルマイトを剥がしても同様なことが起こります。
- 以前同様(材質はアルミ)のものを見て問題ないと思ったのですが、材質に問題があるのでしょうか?もしくは表面処理で良いものがあるのでしょうか?
アルミの軸受
2002/07/01 20:21
A2024を使用してφ10のシャフトを半割りのクランプで挟んで軸受けを作ったのですが、手でゆっくり廻しても徐々にかじってしまいます。
アルマイトを剥がしても同様なことが起こります。
以前同様(材質はアルミ)のものを見て問題ないと思ったのですが、材質に問題があるのでしょうか?
もしくは表面処理で良いものがあるのでしょうか?
回答 (6件中 1~5件目)
弊社は形彫り放電加工機を利用し、導電性金属の表面にタングステンカーバイトの皮膜を形成させる技術を保有しています。「処理名MH処理」この技術を利用すればA2024の表面に膜厚36μmの硬化層を形成できます。例として「MH処理」を施した鋼材の円盤を旋盤に取り付け2000rpmで回転させ、同じ材質のピンを押し付けても、かじり又は焼き付き、は発生しませんでした。従ってA2024の軸受けの製作は可能です。但し異物が混入しない様に注意が必要です。興味がありましたらmpco@tk2.nmt.ne.jpまで連絡ください。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
同種金属同士の摺動は摩擦界面で移着が発生しやすく、軟質で低融点のA2024ではなおさらです。また、摩擦熱の影響により、線膨張率の大きいアルミ材では、当初の設計値よりも軸と軸受けのギャップが詰まり、なお一層現象が激しくなります。硬質アルマイト・PVD・PTFE含有Ni-P無電解めっきなどで表面硬化が可能ですが、母材が柔らかいので、摺動中に母材が塑性変形してしまい、あまり効果がないと思います。やはり、組み合わせを変えた方が良いと思います。
今回の20系の部品と以前の50系の部品の回転部分の表面粗さ比較してみてください。
そのあたりも関係しているのではないでしょうか。
構成成分で、Fe0.5%とCu3.84.9%とMn0.30.9%とMg1.21.8%Zn0.1%以下とTi0.15%以下、その他0.155%から成ります。そうですね。切削で構成刃が成長し易い部類ですものね。Tiコートと言う逃げもありますが...。
前人の方と、同じ意見です。