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2004/11/04 11:48
弊社はパイプの加工をしている会社で通常納入前にパイプにメッキを施しております。
最近、取引先より6価クロムのクロメート処理を廃止して3価のクロメートにするよう指示を受けました。
ところが、弊社のお付き合いしているメッキメーカーは、パイプへの3価クロム処理は、パイプの内側にメッキが付かないためにパイプの鉄分が処理液に溶け出してしまい処理液が直ぐに劣化してしまうため3価クロメートはやりたくないと言い出しました。
イオン交換により鉄分を取り除くという方法もあるそうですが、鉄以外の成分も取り除いてしまうため良くないと弊社取引先のメッキメーカーは話しております。
トヨタやホンダでは既に6価クロムフリーをはじめていてパイプにも適用していると聞いております。
上記問題を解決してパイプへの3価クロメート処理が上手く出来る方法があればお教え願います。
まず、現在でも亜鉛メッキされているのであれば、パイプ両端にゴムキャップをして(大きさは色々種類があります)完全に、内部をマスキングしてしまう、というのも手ですね。
内面にメッキされたいのであれば、細いチェーンとゴムリングで補助陽極を工夫して、曲部内面めっきが可能です。ただし、エアー溜りに注意しなければいけませんし、3価クロメート皮膜生成に必要なエアー攪拌がどの程度効くのかは、実際に試験して見ないとなんともいえません。
また、3価の浴に、補助極からの鉄の溶解があり、液寿命を極端に短くしてしまいます。
あと、濃い塩酸と塩化ニッケルの浴で、パイプ内部に置換メッキを施す、という方法もあります。
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6700で内径が6ならめっきはきびしいですね。
3価のクロメートは鉄分の管理が非常にシビアなので、確かにそういったものは敬遠されるかもしれません。6価と違い3価はめっきが付かない場所は錆やすいので、べつの問題も発生するかもしれません。なるべく参考URLのようなめっき液でめっきをつけるしかありません。
2004/11/05 10:08
ご回答ありがとうございました。
やはり難しいようですね。
改善策としては、内径にもめっきをつけるしかありません。アノードを内径に入れるジグにするか、付きまわりの良いめっき液にしてカバーするか。内径や長さによって対処のしかたが代わってくると思います。
2004/11/05 08:25
ご回答ありがとうございます。
弊社の加工しているパイプは、自動車のオイルや冷却水を通すもので、複雑に曲がっております。長さは、長いもので6700mm程度、内径は630mmで、アノードを内径に入れるのは無理だと思います。
付きまわりの良いメッキ液と言うのはこの場合有効でしょうか?
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2004/11/08 08:17
ご回答ありがとうございます。
ゴムキャップが一番現実的なようですね。
検討してみます。