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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:レーザー工具長測定のばらつき)

レーザー工具長測定のばらつき

2023/10/14 07:30

このQ&Aのポイント
  • ブルーム製レーザー式工具長測定器を使用した工具の測定値にばらつきがあります。
  • 特にボールとフラットの測定値に0.02の違いがあり、時々異なる数値が出ます。
  • 他社製のレーザー式工具長測定器を使用した方や、測定方法についてアドバイスをお願いします。
※ 以下は、質問の原文です

レーザー工具長測定のばらつき

2005/09/05 22:14

ブルーム BLUM製レーザー式工具長測定器を使用しています。
機械はYBM950V3 BBT40 です。

以前はタッチ式(メトロール)を使用していましたが
小径工具の測定も考慮し、今回の機械は非接触にしました。

しかし、工具の測定値がばらつき
Z方向に公差の厳しいものにはなかなか自動がかけれません。
特にボールとフラットで0.02くらいの違いがあります(平均して)
まれに全く違う数値もでます(油滴や切粉、ごみだと思いますが)

現在、測定前に14000回転で空回転、測定用のエアーブローで
刃具先端に10秒間→測定開始のパターンです。

どなたか同じブルームのレーザー測定器を使われている方、
もしくは他社製でもレーザー式を使っておられる方いらっしゃいましたら
ばらつきのない測定方法に関して何かアドバイスいただけませんか???

きっとやり方次第で 安定させることは可能だと思って奮闘中です。

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー
2005/09/05 22:51
回答No.1

うちもレーザー使ってます
メーカは、1/1000ぐらい出せるといってますが

レーザー測定器を昔、設計していたので信用していません

エンドミルを回転させると、虚像になります
そこを通る光は何%は透過するはずです

それは、先端に行くほど透過するはずなので
実際のエンドより短くなるはずです


ボールとエンドミルでも形状が違うため、その誤差は発生するはずです



で、意地悪テストをしてみました(自動工具長測定機能がついているMC)

テスト内容
T01 ← 測りたい工具
T13 ← ダミー工具

T13 を主軸につけておく
T01を読み出す
主軸回転 S20000
測定したデータを工具長補正値に書き込み
T13の工具に交換

を1パターンとし10セットしました
それを工具径、φ6.0~1.0まで1mm刻みで行いました



結果
6~3まで 3σは、0.003以内
2~1まで 3σは、0.02以内でした

これにより1~2までのエンドミルは測定データにばらつきが発生すると思います
実際のテスト加工でも、0.03ぐらいの段差が発生しています
ただし、はじめのほうに書いた、レーザーの不具合はあるはずなので
実際の工具長とレーザーで測定した測定値の差分は違うはずですが
うちには、タッチベースがないため、工具の実測ができなかったのです


以上の結果から、非接触タイプより接触タイプのほうが制度が出るような気がします
昔手動で使っていた、大昭和タッチベースを使えば、0.01以内の段差でしたから

測ったのはフラットです

ボールでもおきる筈です
(一回、加工したら、当たらなかったことがあり、はじめから、プログラムを流すと当たりました)

補足

2005/09/06 20:53

>非接触タイプより接触タイプのほうが制度が出るような気がします

そうですよね、自分もそれについては間違いないと感じています。

>エンドミルを回転させると、虚像になります
>そこを通る光は何%は透過するはずです

ということはフラットの場合、回転数を上げれば一定間の間の
レーザーを遮る回数は当然増えるので、効果があるかも???ですね。
早速 プログラム修正してトライしてみます。

意地悪テスト(笑・・失礼)はフラットかボールのどちらで
試されたのでしょうか?

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その他の回答 (2件中 1~2件目)

2005/09/06 00:20
回答No.2

レーザの測定装置は、特に刃先の付着物、キリコと切削油に影響を受けるため、機械メーカはその除去に工夫しております。比較的長い時間のエアーブローによる刃先清掃や、層流の空気流れを作るノズルを採用し、刃先に、ある程度の力で空気流をぶつける工夫をしています。これにより単に付着しているごみや、切削油を飛ばし計測に安定をもたらそうと努力しています。

ボールエンドミルは、その形状から、回転による遠心力で、刃先についている油や水は工具径方向に上がってゆき、吹き飛ばされます。(わずかに残った飛ばされない水や油が、問題となります。)よって先端部分は油膜やクーラントが薄くなり長さ方向に関しては、計測値が安定します。これとエアブローを組み合わせ、刃先を如何に裸にして計測するかを工夫しています。

新しい技術であるレーザによる計測に、機械メーカは知恵を絞っており、
以前の技術である接触式にこだわることより、今後のことを考え新しい技術を物にしようと頑張っています。

フラットエンドミルについては、ボールエンドミルと違い、直径は変わらないため、回転により切削油等が径方向に引き上げられることは無く、回転により
刃先で飛び散らない油は、付着したまま回転し、その厚みも計測されてしまいます。よってソリュブルや鉱物油系の透明な切削油に関しては、工具径も工具長も付着物を原因とする光の乱反射により測定にばらつきがでます。この対処には、工具清掃エアーブローによる切削油の除去を十分に行う必要があります。
層流ノズルの採用や、工具清掃エアーを少し長い時間実施するかまたは、その清掃空気圧力をあげることも考える必要があるかもしれません。

いずれにしても0.02mm程度の計測誤差は、刃先の油膜に起因していると考えられますので、検証する方法として、実際に加工前に、工具刃先とシャンク部分を十分にエアーガンで試験的に清掃して、その後に計測し加工結果の違いを比較してください。

現在の加工前の計測方式からも分かるように、エアーブローを強力な物にすれば自動で加工が出来ることになると考えます。高速回転により、刃先の油やごみを弾き飛ばし、その上で、性能の高いエアーブロー専用ノズルを使用し、刃先の油や切削油を飛ばせば、現在より良い結果が出るのではないでしょうか。今現在実施されている以下の方法が、正しい答えだと思います。
後は、この方式で短時間に自動で出来るものを工夫すればよいと考えます。

"現在、測定前に14000回転で空回転、測定用のエアーブローで
刃具先端に10秒間→測定開始のパターンです。"

このやり方の”刃具先端に10秒間”が長いのであれば、層流ノズルの使用と高圧エアを使用することで、刃先を出来るだけきれいな状態にした後、計測することを薦めます。

”高速回転で刃先のごみを飛ばし、その上でエアーブローを実施”これは正しい方法だと考えます。
すでに理論的には正しいやり方を実践しているのですから、その自動化を考えてはいかがでしょうか。

機械に取り付けられたいる工具清掃用エアーブローにて、加工時に切削油を使用した場合、その切削油が清掃エアノズルにたまり、計測時に接近してきた工具を汚してしまうこともあり、現在では、そのような工具清掃エアーノズルに対し、弱い空気を常時流し、油の侵入を防ぐ工夫をしているメーカもあります。
この様なことが発生していないかも確認されてはいかがでしょうか。

以上

お礼をおくりました

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