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アルミ鋳物の巣ができないようにする方法
2023/10/14 13:39
- アルミ鋳物で巣ができないようにする方法について教えてください。
- 砂型に鋳こんだアルミ鋳物を加工していると、巣が出てくる問題があります。
- 鋳物屋さんにアドバイスをお願いする前に、巣を防止する方法を知りたいです。
アルミ鋳物で巣ができないようにするには?
2005/04/07 23:47
現在、砂型に鋳こんだアルミ鋳物(肉薄10mm程度、一部厚肉30mm部分あり)を加工していると、巣が出てきて困っております。巣ができない方法や加工前に発見する良い方法などがありましたら教えてください。(鋳物屋さんにお願いしたくアドバイスを下さい)
回答 (4件中 1~4件目)
鋳物には巣がつきものとよく言われますが、
巣や他の欠陥をどれだけ抑制できるかが、
鋳物屋さんの技術であり、責任でもあります。
巣ができない方法は鋳物屋さん個々の技術でしか解決できません。
なぜなら、巣ができる原因は多種多様で、それを解決するのは
鋳物屋さんの技術そのものだからです。
お悩みの製品に関してですが、図面や現状の鋳造方案をみたり、
巣といわれるものの発生する場所や大きさ、頻度などを総合的に
判断してみる他は適切な方法はないと思います。ただ、もし巣が
圧肉部に集中しているなら、押し湯の不足での凝固収縮巣が一番
考えられる原因でしょう。
鋳物屋さんに方案の再考(湯道や押し湯)をお願いされれば良いと思います。
加工前に発見する方法ですが、非破壊で検査するのはX線や音波を使うしか
ありません。
もし、同じ場所ばかりに巣が出るのであれば、鋳物屋さんで方案の変更等を
行った時、必ずその個所をグラインダー等で削りカラーチェック(巣が
あるところに液が染み込み検査する溶液)してもらったらどうでしょうか。
あるいは、貴殿の方で仕上げ代を残して加工し、カラーチェックをすることも
必要かと思います。
いずれにせよ、巣の責任は鋳物屋さんにありますが、形状などで
難しいものもありますので、協力して解決方法を見つけだされるのが
良いでしょう。
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鋳物にスはつきものですね。薄いほど難易度が上がってしまうので、減らすことはできても無くすことは難しいかと思います。鍛造にすればスは無くなりますが、形状に制約があり、全てに対応できるとは限りません。重要保安部品の場合ですが、鋳造である程度形成してから鍛造してる物もあります。ご参考までに。
おはようございます。
鋳物は巣が出来るのは自然なことですが、減らす事が出来ます。
対策は
肉厚部に収縮量だけ溶湯が補給できるように押し湯を設けたりします。
通常加工屋さんは製品しかみていませんが、鋳造された鋳物はゆみちとか押し湯等が付いた状態で、製品重量の1.5倍程度の重量があります。
これは難しい質問ですね。
スは無くしづらいですね。
当該鋳物品の該当部分にスがあるといけないのですか
どの程度の大きさの空孔までは許されるのですか
空孔を、パテとか溶接とか含侵等で救済することは不可ですか
設計の前にこのような事を考えNGならば
鍛造とか溶接を薦めます。
アルミ鋳物はスが発生しやすい工法です。
スを無くすというよりもコントロールすることを考えることです。
スの発生場所を替える。スが許容できる設計にする、などいろいろあります。
この場合、機械加工でのスの発生DATAを鋳物屋さんにfeed back
することが有効です。
尚、加工前検査としてはX線検査があります。自動車部品、電気部品では
加工費よりも検査費の方が高くつくのが一般的です。