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金属材料の硬さの評価方法について
2023/10/14 14:26
- 金属材料のビッカース硬さ試験を検討しております。表面の硬さと23mm研磨した面の硬さで特性を調べる方法があります。
- 金属材料の硬さの評価方法には、ビッカース硬さ試験があります。表面の硬さを調べる方法と23mm研磨した面の硬さを調べる方法があります。
- 金属材料のビッカース硬さ試験によって、特性を調べることができます。表面の硬さと23mm研磨した面の硬さで評価する方法があります。
金属材料の硬さの評価方法について
2005/03/25 10:30
金属材料のビッカース硬さ試験を検討しております。その金属の特性(ビッカース硬さ)を知りたい場合、表面の硬さを調べればよいのでしょうか。それとも23mm研磨し、その面の硬さを調べればよいのでしょうか。それとも他に良い方法があるのでしょうか。
分かりにくい文章で申し訳ありませんが、ご存知の方ご教示お願い致します。
回答 (6件中 1~5件目)
表面をビッカース硬さ試験をすれば、その金属の特性が分かるかという質問は本当は答えようがありません。金属材料の種類、状態、知りたい特性、その目的によって、適切な試験方法、測定位置、試料の調整方法は検討されるべきものなのです。
表面を測定すべきか、内部を測定すべきかも、表面も、内部も特性の差が無いと考えられる場合は、もしくは、表面の硬さが知りたい場合は、表面の硬さを測ることに問題はないでしょう。
表面が表面処理や加工影響層等で金属材料の特性を代表していなければ、内部を測るべきでしょう。
荷重の大きな方法の方が大きな範囲を代表する硬さが得られるので安定した数値が得られますが、一般的には小さなもの、硬いものには向きません。
ロックウェルCスケールでは、焼入した硬いものの測定に適しますし、ロックウェルBスケールは焼なまし材などの軟らかいものの測定に適します。
ビッカースは、対応できる範囲が広い試験方法ではありますが、荷重が小さい
分、測定試料、表面の研磨、調整も他の方法よりは精度が必要です。小さなもの、小さな範囲を測るためには適します。
それぞれの試験方法の特長、得失があるので、本当に相談されるのであれば、まず金属材料の種類、状態(表面、加工、熱処理、破壊可否等)、知りたい特性、その目的を明らかにされてはどうかと思います。
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金属全体の硬さを調べたいということであれば、切断をした後、圧痕が確認できる程度まで研磨した後適当な所にて圧痕を落とし確認すればいいと思います。しかし今回は表面硬さということですので、23mm研磨した状態ですと(何らかの表面処理が乗っている場合は)健全な表面硬さとはいえません。弊社は表面処理(窒化)を携わっておりますが、弊社にて調査している場合は、簡易的には最表面の酸化皮膜のみを800番程度のペーパーにてある程度整え、調査いたします。本格的に調査をする場合は600番程度から2,000番まで磨き、その後に圧痕を落とします。研磨深さとしては5μも磨いていない状況と思われます。
お礼
2005/03/25 11:57
ありがとうございます。参考になりました。
ayanoさんのおっしゃる通りです。この測定は表面硬度を測定するのに向いております。母材の硬度を測定するのであればロックウェル硬度測定が良いのではないでしょうか。
お礼
2005/03/25 11:55
ありがとうございます。硬さ試験方法をもう一度検討しようと思います。
直接測定したことはありませんが、JISの規格を見て下さい。この方法は表面にダイヤモンド錐を押し付けてその凹み量で表すものですので表面の硬さを測定しますが浸炭などで表面のみ硬化させたもののその表面を研磨したのでは測定の意味がないと思いますが。
JIS規格を全文みれますので確認ください。
その他の方法としてJISZ2242シャルピー衝撃試験方法があります。試験片をタタキ折る方式ですが。
参考まで。
Z2244ビッカース硬さ試験試験方法
お礼
2005/03/25 11:56
ありがとうございます。とても参考になりました。
お礼
2005/03/28 11:09
ありがとうございます。参考にさせて頂き、検討したいと思います。