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新品キリで穴が曲がる?キリの不良について
2023/10/14 20:22
- 新品のキリで穴が曲がることはあるのか?フライス盤で加工する際、Φ9キリを使用すると、入り口が広がり途中から曲がることがあるが、交換前のキリでは曲がらない現象が起きる。
- 問題の原因はキリの不良なのか、それとも他の要素によるものなのか?キリを交換すると曲がりが改善されることから、キリの不良が考えられる。
- このような現象が一般的なのかは不明だが、キリに不良がある可能性もあるので注意が必要である。キリの品質管理に問題が生じている場合は、キリのメーカーに連絡して調査を依頼することも考えられる。
新品キリの不良
2006/11/04 06:13
新品のキリで穴が曲がるなどということはあるのでしょうか?
フライス盤で加工。SS400。厚さ10mm。普通のハイスドリル。
もみつけ後、Φ9キリで加工すると、入り口は広がり、途中から曲がります。
加工後にΦ9キリが入らないほど曲がります。
交換前のキリで加工すると、入り口は同様に広がる(Φ9.3くらい)ものの、曲がりはしません。
キリの不良なのでしょうか?
そんなことってあるのでしょうか?
回答 (5件中 1~5件目)
S45Cなどに穴加工する場合は全く問題ないのに、SS材ですとご質問のようなことが起きます。アルミニウム、銅への穴加工も同様です。
これは、新品のドリルの先端の角度が鋼用(118°)に調整されていることから、ある程度予測される問題です。
穴形状を見ると、おにぎり型(三角)~五画形~7角形など奇数角に円が変形し、それが螺旋状になっているはずです。
もしご自分で研磨できるのであれば、先端の角度を多少鋭角にする(110°~90°)ことで改善できることがあります。
一手間掛かりますが、一度正規寸法より少し小さい穴を加工(この時は多少変形してもよい)後、正規寸法で仕上げをすると、穴の曲がりはほとんど解消するようです。
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SS材や真鍮材は抜け際に食いつくことがよくあります
真鍮の場合は食いつかないようにスクイ角を小さくしてます
SS材の場合はスクイ角を小さくすると切れ味が悪くなるのであまりできないです。回転数を変えてみるのもいいかも。
抜け際に送り速度を少なくするのがいいかと。
どうしても困っているのであればドリルのメーカーの営業マンに材質、使用機械などを伝えてアドバイスをもらうという手もあります。
御社に出入りしている商社にドリルメーカーの営業マンを紹介してもらうのがいいかと。ドリルメーカーに電話で聞いてみるのもいいかも。
お礼
2006/11/09 01:49
再度の回答ありがとうございます。
真鍮の場合は確かにそうですね。
今回このSS材の穴加工はフライスでやったので、食いついていたのかどうかはわかりません。ボール盤でなら食いついていたのかも知れません。
回転数は始めの650rpmから410rpmに落としても同じでした。
送りは手送りでしたが、ゆっくり慎重にしても曲がりました。
このキリでは曲がらず、このキリでは曲がる(しかも新品なのに)というところがどうも納得いかないところです。
シンニングしてないドリルで穴をあけるとどうなるか予想できないです
送り速度が低ければいいかも。
パイ4以下の小径のドリルならいいだろうけど。
ちなみに焼きの入っていないドリルに当たった事が2回あります。
ヤスリで刃先が楽に削れました。
安いドリルだったからしょうがないだろうけど。
お礼
2006/11/05 01:21
回答ありがとうございます。
新品時から、シンニングされているキリです。
切れ味がどうも妙で、例えば磨耗が進んだキリであれば、「切れないなぁ。重いなぁ。」といった感じを受けるところでしょうが、切れているような感じはするのですが、スーッと入っていかず、抜ける手前でグイッと曲がり、貫通後キリが穴の内面にガチャガチャ当たり、目で見ても明らかに曲がっていて、使用したキリのシャンクが穴に入りきらないぐらい曲がっています。
海外製の安価なものはたまにひっどいことがあります。
ホームセンターで10本組500円とかで売ってるやつは
見た目でもうシャンクが曲がってたりしますから。
工場でも購買が値段だけ見て仕入れるとそういうのが混ざります。
仕入先をチェックですね。
お礼
2006/11/05 00:58
回答ありがとうございます。
仕入れはいつもの工具屋で、キリは日本の名の通ったメーカー製です。ただ、日本国内生産品ではありませんでした。
回転させても、振れもなく、曲がってはいないようです。
シャンクの曲がり以外にも、不良品のキリに当たったことなどはありますか?
こんにちは。
新品でと言うことになると、もみつけのキリの先端角とΦ9のキリの先端角を比べてみてください。もみつけするキリの先端角の方が小さいと後で加工するキリが肩で当たるので、入り口でキリが安定せずに踊ってしまって拡大したり、その結果穴自体が曲がっていってしまったりすることがあるのではないでしょうか?
交換前は大丈夫と言うのは腑に落ちませんが、同じものを使ってるんですよね。とりあえずアドバイスとしてこのあたりでしょうか?
お礼
2006/11/05 00:48
さっそくの回答ありがとうございます。
加工の手順としては、センタードリルでちょこっともみつけて、キリで穴あけするといった、いたって単純でいつもやっているやり方です。
フライス盤(デジタル付き)での加工で、穴箇所を最初にすべてもみつけしておいて、キリに付け替えて穴あけしたので、はじめは数値を間違えたか、材料が動いたのかと思いました。おっしゃるようにキリが踊っているような感じでしたので。しかし、次の加工で数値も材料の動きも確認しましたが間違いはなく、やっぱり穴は曲がりました。
センタードリルも、キリも、どこにでもあって、どこでも使っているもので、たかが10mmのss400の板の穴あけで穴が曲がるなんてはじめてで本当に腑に落ちません。
このキリを使ったとき、妙な切れの悪さを感じました。キリコもつながらず、バラバラしてました。交換前のキリは肩がすこし欠け気味で、当然これも切れは悪く(だからこそ新品に交換した)入り口は広がりますが、曲がりはしませんでした。
お礼
2006/11/09 02:15
回答ありがとうございます。
SS材は一口にSS材といっても色々あって、やたら粘っこくて穴あけもしにくいものにあたることもあります。
新品のキリを使ってガッガッガッとおむすび状の穴になるときに、一皮向くように研磨すると切れが良くなったこともあります。
私の経験では、いびつな穴になったり、穴径が拡大なったりと、うまくはないけど不良とまではいかない程度で、単なるキリ穴加工で今回のように、明らかに加工不良の穴(はっきり曲がった)になったことが初めてです。
キリが悪いにしろ、材料に問題があるにしろ、ここまでひどいことがあるのかなぁと思い、別のキリ(交換前の)では曲がらないというところがなにかモヤモヤしています。