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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:溶接位置・長さ等の寸法公差指示方法)

溶接位置・長さ等の寸法公差指示方法

2023/10/14 21:32

このQ&Aのポイント
  • 溶接部に寸法公差を入れる指示の目的とは
  • 溶接は一般公差に入らないため公差指示は必要か
  • 溶接図面における寸法公差の表記方法
※ 以下は、質問の原文です

溶接位置・長さ等の寸法公差指示方法

2006/09/20 14:38

初めてご相談させて頂きます。

最近、上司から溶接部にも寸法公差を入れるように指示されています。目的は「溶接は一般公差には入らないから大きい許容値にする」、というものです。
例えば、断続スミ肉溶接の長さとピッチ(両方とも数十ミリ~百ミリ程度)に許容値(プラスマイナス5ミリ程度)を入れるのですが、私の経験上、溶接は基本的に手作業のため一般公差に入らないことは当たり前であり、JISにも詳しい記述がないことから、一般公差を摘要する必要はないので、あらためて公差を指示する必要もないと考えていますが本当のところはどうなのでしょうか。

どなたか溶接図面に寸法公差を入れて描かれている方がいらっしゃれば、その表記方法を教えて頂けないでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー
2006/09/22 15:55
回答No.3

 溶接寸法のバラツキ等の管理基準は、現場(製造・品管)が主体的に策定するものと認識しています。

 一般論として、溶接寸法のバラツキ管理は、現場サイドが自社の設備能力・技能レベルや工程能力
から勘案して溶接作業基準や品管規定の中で規定すべき事項ではないでしょうか。
通常の寸法指示(公差指定ナシ)の溶接であっても、現場(製造・品管)には溶接寸法に対するバラツキ
の管理基準なり適否判断基準が存在して然るべきだからです。
一度、現場サイド(製造・品管)へバラツキの管理基準や適否判定基準・工程能力等について確認されて
みてはいかがでしょう。もしも、そのような管理基準が存在しないというのであれば現場サイドの怠慢
だと私は考えます。

 勿論、設計サイドが全く知らなくてよい問題でもありませんから、現場サイドと情報交換を行って
現状把握と管理情報の共有化を図ることが先決だと思います。
それを前提として、設計としての寸法公差指定の必要性を再検討されてはいかがでしょう。
溶接長さ公差の緩和は製造側にとって一見好都合のように思えますが、現場サイドの現行の管理基準
次第では逆に混乱をきたすかも知れません。それよりも、現行の管理基準に沿って公差指定の要否を
検討された方が賢明だと思います。
尚、コメントの内容では製品は外注化されているようですが、現場(製造)が外注先ならば外注先との
品質問題のすり合わせは品管窓口で取り扱うべきだと考えます。
漠然と受入検査でのNG判定を心配するより、品管との情報交換が重要不可欠でしょう。

 因みに、私の経験では溶接図面の溶接長さに公差を指定したことは皆無です。
現場サイドで溶接作業に関する基準類が制定されていましたので、設計サイドはその溶接仕様書番号
とか溶接管理レベル等の図示のみを必要に応じて行っていたからです。結果として、外注先に対しても
基準類の情報提供が行われ、管理情報の共有化が図られていたのです。
企業によって社内事情はいろいろと違っているでしょうが、現場の意見や基準を把握せずに安易な公差
指定は避けるべきだと考えます。

お礼

2006/09/22 19:00

大変に詳しい回答をありがとうございます。
私の所の現状を言いますと、溶接寸法のバラツキを管理する基準は何もないのです。以前は社内に溶接部門があり、ある程度のノウハウも持っていたと思うのですが、今は職人さんも定年で全員退社、技術もノウハウも残っていない状態です。
加えて、扱う品物は小型の筐体が多く、「溶接してあればOK」という体質もあり、今まで溶接の重要性をわかりつつ目をつむっていた、というのが実情です。
回答を読んでいて”理想的な組織・システムだな”と思い感心しながら、しかし我が身(社)のいたらなさに頭を抱えています。
他の方のアドバイスにもありましたが、まずは社内規定・基準をつくり外注先と溶接作業の基準を合わせる、ということに尽きるようですね。
うちは品証も弱いので全部設計部門でやることになりそうです。

今回の件で「設計上の問題」と認識していたことが実は組織・システムも関係する、ということに気が付きました(目が覚めました!)。
今後、基準作りの際、皆さんにまた助けて頂くかもしれません。その時はよろしくお願いします。ありがとうございました。

質問者

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その他の回答 (3件中 1~3件目)

2006/09/21 22:56
回答No.2

参考になるかどうかわかりませんが、
私の所は社内の品質規定でアーク溶接時の溶接長さの公差規定があるため、特別な場合(ビードが長すぎるとどこか干渉するとか)を除き、図面には設計値しか記入しません。

また、溶接長さ=加工費のため、設計としては強度上の必要最低限の長さしか入れません。そのために、品質規定ではプラス公差の設定になっています。

設計値をどう設定しているかによりますが、基本的には工程能力を調査し、下限値でも強度が保証できる長さを設計値とするのが良いかと思います。
が、手作業、ということであれば工程能力、というのも出すのは難しいかもしれませんね。(私の所は全てロボットでの溶接が前提ですので)

とはいえ、ある程度の能力はわかるでしょうから、マイナス方向では強度、プラス方向ではコストを意識して設計値、公差を設定されるのがよいかと思います。

お礼

2006/09/22 10:11

回答ありがとうございます。

強度とコストを考慮したプラス公差の社内規定があって、図面には公差は記載しない、ということですね。参考になりました。
必要な場合は公差を入れるとのことですが、溶接記号部分(基線の尾のところ?)に記載するのでしょうか。それとも別に寸法指示を追加するのでしょうか。教えて頂けると助かります。よろしくお願いします。

質問者
2006/09/20 23:03
回答No.1

私の会社では溶接後の寸法は一般公差にはいっています。
というか今までの経験でどれくらい縮むか予測できるので
設計段階で材料をプラス気味の寸法にしています。
現場とDRやVEを行えば可能だと思います。
無理だと決め付けず現場の意見を聞いて設計すればいいんじゃ
ないでしょうか?

早とちりで申し訳ありませんでした。
公差を記入は無理ですね。
たとえばこの部品はスポット何箇所とかTIGならビード長さと
ビードの数(20-5など)を指定することくらいですね。
公差をはずれているから強度が落ちると証明できるならば
機械化するするしかないですね。
しかし、もし溶接公差が図面化できたとして運悪く不具合が発生すれば
1mmの違いでも責任問題になります。
ファジイにするしかないです。

お礼

2006/09/21 10:46

早速の回答ありがとうございます。
溶接後の製品寸法についてのアドバイスと理解しましたが、私の質問はもっと単純なことなのです。
例えば、図面上でスポット溶接自体の間隔や、TIG溶接の溶接ビード自体の長さに寸法公差が必要か、ということです。製品をかかえてスポットしたり、ロボットではなく手溶接した場合、上記の溶接部自体の寸法はかなりラフになっていますので一般公差に入らない=受入検査でNGにされかねない、だから緩い公差寸法が必要か、となってしまいます。
溶接図面にどのように記述するのか、という初歩的な質問です。解りにくい内容で申し訳ありませんが、ご教授よろしくお願いします。

質問者

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