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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:エンドミル工具の使い分けについて)

エンドミル工具の使い分けについて

2023/10/14 22:24

このQ&Aのポイント
  • エンドミル工具の使い分けについて解説します
  • 2枚刃と4枚刃の使い分け条件やメリット、寿命、コスト面を解説します
  • ダイス鋼加工やフライス加工においてのエンドミル工具の使い方を解説します
※ 以下は、質問の原文です

エンドミル工具の使い分けについて

2006/08/27 12:47

機械加工(MCやフライス)に使用するエンドミルという
工具には、2枚刃と4枚刃がありますが、どのような被
切削物、または用途で使い分ければいいのですか?
どの状況下で使い分けるか、よく把握できてません
一応、社内(プレス企業)ではダイス鋼の加工が8割を占めてます。
ゆえに、工具材質は「ハイス」ではない気がしますが…
なにぶんにも、旋盤加工は経験ありなんですが、フライス加工は
無知なもので…

とりあえず、2刃、4刃の使い分けを
条件(回転数、1刃送り)、メリット、寿命、コスト面などを併せて
解説して頂けると、有難いです。

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー
2006/10/08 18:44
回答No.5

2刃・4刃(多刃)エンドミルの使い分けは、両者の特質をつかんで、最終的には臨機応変に、です。

2刃エンドミル

刃溝が大きく切り粉が入るチップポケットが大きいので、送りを早くして厚い大きな切りくずを出しても詰まりにくい。

その反面、刃具の芯厚が薄い(細い)ので曲がりやすく、溝加工などではアップカット側の壁に食い込みやすい。

一般に底刃の中心まで切れ刃があるので、軸方向に突っ込む加工ができる。

刃径は一般に呼び径より、0.02~0.04mmマイナス。

価格はちょっと安い。

4刃(多刃)エンドミル

多刃ゆえにチップポケットが小さく、切り粉が詰まりやすい。

刃具の芯厚が厚い(太い)ので、曲がりにくく、側面削りで精度を上げられる。

センター・カットなどと称して底刃の中心まで切れ刃をつけたものが多くはなっているが、底刃中心を逃がして研削してあるものも多く、その場合は軸方向に突っ込む加工はできない。

回転数と送りが同じなら、1刃あたりの送りは2刃エンドミルより小さくなるので、理論上は面粗さが向上する。

刃径は一般に呼び径より0.01~0.03プラス。

価格はちょっと高い。

以上のような特質から、おおむね、荒加工は2刃で、仕上げは多刃で、ということになります。

たとえば、厚板にポケット加工をして中に入れ子を組み付ける場合、2刃エンドミルで荒加工と中仕上げをしてから、4刃(多刃)エンドミルに交換して最終仕上げをするならば、工具の経路を変えることなく、仕上げ代0.03~0.07の加工となり、ポケットの内寸はおおむね H 8に仕上がるので、入れ子外寸を h 7か js 7に仕上げれはしっくりしたすきまばめになる、というわけです。

とはいえ、一つ覚えはトラブルの元で、荒加工用に側刃に溝やウェーブをつけたラフィング・エンドミルなどは、曲がりにくい事を重視してほとんど4刃ですから、切削剤を大量に送って切り粉を流すなどの対策が必要になります。

エンドミルが HSS(ハイス)か WC (タングステン・カーバイドすなわち超硬)かは、慣れれば、色あいと重さ(比重)ですぐに識別できるようになります。コーティング無しならなんとなく黒っぽく、ずっしりと持ち重りがするのが超硬です。同径のハイスと持ち比べればすぐに判るほど重さは違います。

まず、慣れるまでは工具材質をマークで確認し、メーカーのカタログにある推奨切削条件の60%くらいからトライすると良いかと思います。

メーカーのカタログの推奨切削条件は、売薬の効能書き並みに大げさ(ほとんどハッタリと言いたいこともあるくらい)で、それを丸呑みにして刃具を折ったりオシャカにしても、工具メーカーは責任を持ってくれません。

SKDのエンドミル加工はなかなか骨が折れますが、慣れないうちは「安全第一」。

汎用機なら手ごたえと音で、これは無理かな、まだ余裕があるかな、とわかりますが、アナタまかせのNC機では、はじめは臆病者と言われようとも、おっかなびっくりでやっているくらいがちょうど良いかと思います。

御健闘を祈ります。

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その他の回答 (5件中 1~5件目)

2006/09/14 13:25
回答No.4

最終的には自分の体で覚えるしかないのですがヒントを一つカタログに径公差があるはずですけど2枚と4枚で違う数値になってると思いますけど。

2006/09/14 09:21
回答No.3

一度、同じ送り、回転数、深さで加工して見ればすぐに分かります。
ウチでは2刃は荒取り、4刃は仕上げで使います。
といってもケースバイケースですけれど・・。
ワークがそこそこあり、荒取りでかなり削るならば、ウチではチップ式のフルバックで削ります。(最近の工具であればかなり早く、思ったより綺麗に仕上がります。)その後、4刃で仕上げって感じです。

一概に工具だけの能力にだけに頼っていてもいいものは出来ません。
段取りを考え、会社の先輩(経験者)によく聞いて加工することでよい製品になると考えます。
がんばってください。

参考になれば幸いです。

2006/08/28 12:46
回答No.2

超硬の場合、おおまかに、周速60~100メーター。
一刃当りの送りが同じであれば、4枚刃は2枚刃の倍の送りになります。
加工時間は、半分になります。
寿命は、加工の内容によって、変わってくると思います。
コストは、同じ工具メーカーの4枚刃と2枚刃を比べてみれば
判るかと思います。他社の物でも、勿論かまいませんが。
使ってみて、良し悪しを判断されては?
材質によっても、硬さによっても、条件は変わってきます。
私の会社では、荒引きには、スローアウェイのカッターを使い、
仕上げで、エンドミルを使うことが、多いです。
あくまでも、「これにはこれ」と決めつけている訳では、有りませんが。

2006/08/28 09:00
回答No.1

同じ直径、長さなら刃数が多い方が良いような気がしますが
加工内容により切削抵抗が増えると一概にそうとは言えません
切り込みが多くなると一度にワークに接触する刃が増えますので
4枚刃は抵抗が増えます
ですからおおざっぱなイメージではポケットの大きい2枚刃は荒~中
歯数の多い4枚刃は中~仕上げとなります
勿論刃形状には様々な種類がありますので一概には言えません
加工データは各メーカの推奨条件を参考にしてください

お礼をおくりました

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