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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:寸法公差について)

寸法公差についての解釈と加工方法

2023/10/15 03:36

このQ&Aのポイント
  • 図面における寸法公差の入れ方について、±と0~+の表記の違いがある場合、加工方法は異なると言えます。通常、±で表記された場合は、呼び寸法の大小どちらにもばらつきが許容されることを意味します。一方、0~+の表記の場合は、マイナス側へのずれが致命的な時に注意が必要とされます。
  • 加工する側の視点から考えると、通常、機械の精度にも±の公差があるため、公差範囲の真中を狙って加工するのが一般的です。しかし、0~+の表記の場合は、+側を狙って加工するような注意が必要とされます。
  • 公差の入れ方には明確な決まりはありませんが、図面において適切な表記を行うことが重要です。設計者や加工する側とのコミュニケーションをしっかりと行い、寸法公差の解釈と加工方法について意思疎通を図ることが大切です。
※ 以下は、質問の原文です

寸法公差について

2006/02/23 11:49

すごく基本的な質問なんですが、
図面の寸法公差の入れ方(解釈)で、10±0.1と書いた場合と、
9.9 0~+0.2と書いた場合では、どちらも9.9~10.1になると思いますが、ある設計者が「±で書いた場合は呼び寸法の大小どちらにばらついてもOK、0~+0.2と書くのはマイナス側へずれたら致命的な時なので、0~+0.2と書いていれば+側を狙って加工するような注意が必要」と言っていました。
加工する方から考えれば、通常、機械の精度にも±の公差があると思いますので、公差範囲の真中を狙って加工するのではないかと思います。
この解釈は合っていますか?
もしくは公差の入れ方について何か明確な決まりはあるでしょうか?

回答 (10件中 1~5件目)

2006/02/28 10:00
回答No.10

以前某電機メーカーに勤めていました。そこでの考えでいくと通常図面は”設計図”として扱われ、量産する際に生産技術にて”加工図”が起こされます。加工図は公差の中心を狙う物です。設計図は設計者の意図を反映させるもので、他の方で回答が既出なのでここでは述べません。私が困ったのが、金型を発注する際、外注にDXF・IGESでデータを渡すとそのデータが使えないとよく言われました。作図する際、全ての寸法を公差の中央値にしているわけでなく、設計思想を考慮した寸法で描くので、それを中央値で作図し直す必要があるとのこと。最近は特にCADデータで運用されるケースが多いと思うので、その点を注意しないと、もらったデータ通り加工するとうまくいかないといったことになりがちです。

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解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。

質問する
2006/02/24 11:54
回答No.9

ご質問の内容は良くある疑問だと思いますが、ご質問の寸法標記の違いは設計図面と加工図面の違いだと考えています。設計意図の表現と、加工意図の表現です。設計者が設計において描く図面と、加工用の図面は本来異なるはずです。

例えば勘合部分の設計の場合に、10mm基準で組立後のクリアランスを最低でも0.1欲しいと思えば、
   一方を10 +0.1/+0.2、他方を10 0/-0.1とします。

このように標記することで、「最低クリアランスは0.1」とすぐに知ることができます。しかもそれぞれがマイナス、プラス方向の公差に明確になっているので「勘合寸法の大小関係の間違い」を防げます。設計後の寸法チェックの時に、設計思想を思い出す、又は第3者が容易に検図できます。

しかし加工者の方は、この図面から、

?基本的には公差範囲のセンターを狙う。
 加工ばらつきによるリスクを最小限にするため。
?後で修正が可能なように狙い寸法を決める。
 例えば、軸径なら大きめ、穴径なら小さめを狙う。
?他の要因を想定した予測に基づく寸法を狙う。
 熱処理や経年変化を予め考慮。

と言うようなことを考えなければなりません。

?の例で言うと、
   一方を10.15 プラマイ0.05、他方を9.05 プラマイ0.05となります。

このように本来は、設計図面から上記要因に基づく製作図面を新たに描いてから、加工するべきですが、時間的制約から現実には両図面が混在しています。

上記説明の下から3行目、
  9.05 プラマイ0.05  は 9.95 プラマイ0.05
の間違いでしたので、訂正致します。

すみません。

2006/02/24 02:28
回答No.8

あまり関係ないことですが・・・

私が加工している軸や、穴にはh(H)7、6やjs6、といったJIS規格の公差が入っています。
汎用旋盤で単品の加工をするときにh7公差でΦ20でL=100とかいうのがあります。はっきり言って加工困難です、旋盤のベットのテーパー、芯押し台のふれ、送り中の切削抵抗による逃げ・・・・。

なので20+0.01程度大きめに加工をしテーパーをなおしながらペーパーをかけます。20ピッチくらいでマイクロで測って目標は-0.005です。

基本的に軸であれば公差の大きい方をねらい、穴であれば小さい方をねらっています。(現場からは入りにくといったクレームは受けたことはありません)面取りのバリが残っていて入らないことはありました。

ただ、jsについては一応どちら気味がいいのかは確認しています。

あなたの解釈で問題ないと思いますが聞くことが出来るのであれば確認するようにした方がいいと思います。会話も信頼関係を築く上では重要です。

2006/02/24 00:05
回答No.7

一品物では、穴は小さめ、軸は大きめに加工される場合があります。例えば0/+0.2の穴なら、加工中に測定してみて0になったら、それ以上拡げなくても公差内に入っているので止めてしまいます。+0.2狙いだと、削りすぎたらオシャカです。
量産物だと、工具の摩耗を考えて、例えば穴なら最大の方からスタートして、最小になったら工具を替えるとかします。
つまり必ずしも中央狙いというものではないでしょう。

公差の記載方法(思想)については回答(5)の方の意見に同感です。

補足としては、CAD設計の場合、はめあいの軸と穴の絵を両方同じ径で描くことが多いと思うので、ばらす時公差値のみ変えるという描き方になるでしょうし、取り付け穴ピッチなどは±で入れるようになるのが自然だと思います。

さらに蛇足ですが、+0/+0.02などという書き方で、絶対マイナスは駄目ということを表現している会社もあるそうです。製図法にはありませんが、加工者と合意がとれているならいいのかもしれません(私は嫌ですが)。

2006/02/23 20:23
回答No.6

多少のダコンがついても公差内になるように穴はプラスめ、
軸はマイナスめに加工するということを、昔教えてもらいました。

穴径で0.01~0.05と書くのは設計時に中央値を計算するのが面倒だからと言うこともありますが、基準に対して0.01の最小隙間で加工のために0.04余裕をもたせた。理想的な隙間は0.03等という事がわかるので加工者にとってもよいと思います。図面から多くの情報が読み取れるのはいいことです

穴位置などは通常、10±0.02と書きます、それが10+0.01+0.05とかいてあるとなんでこのような書き方をしたんだろうと考え込んでしまいます。で、とりあえず10.03で加工します

お礼をおくりました

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