このQ&Aは役に立ちましたか?
ワイヤー加工後の不純物によるスジとは?材料の処理方法と入手可能性について
2023/10/15 04:20
- ワイヤー加工後の不純物によるスジ(凸量0.01前後)の発生と、それを防止するための処理方法について説明します。
- 材料にESR(電気真空溶解)処理を施すことで、ワイヤーのスジの発生を防ぐことが可能です。
- しかし、材料の商社に問い合わせた結果、自社で購入している材料にはESR処理はされていないことがわかりました。ESR処理を依頼すると納期や発注量の問題が生じるため、実現が難しい状況です。処理された材料の入手可能性についても調査が必要です。
ワイヤー加工後の不純物によるスジ
2006/02/15 22:27
ワイヤーにて仕上げ加工した後に加工面を見るとスジ(凸量0.01前後)が
発生し顕微鏡(40倍)で見るとスジの一部に”黒い粒”がありそのために
ワイヤーがはねて放電せずスジになっているということが何度かあります。
以前ワイヤー機のメーカーに聞いてみたところ、材料にESR(電気真空溶解)という処理をすれば防止にはなるということでした。
材質はHAP40又はDEX40です。
材料の商社に問い合わせるとうちで買っている材料にはその処理はされていないとのことで、もしその処理をお願いすると納期と一度の発注量がとても現実的ではなく実現出来ない状態です。
そこでこのESRという処理は本当に有効なのか?
又、処理された材料は簡単に(納期、コストのバランス等)入手出来るのか?
ご存知の方居ましたらよろしくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
ウツデホルム(株)が販売している「超清浄粉末ハイス ASP30 」と云うのがあります。HAP40,DEX40,に相当する組成で、製造法の詳細は公表されておりませんが、カタログによれば、非金属介在物(清浄度)は従来の粉末ハイスに比し、ほぼ10分の1に改善されており、(1),より高いミクロ均一性 = 鏡面性、細かい放電加工面、(2),より高い強度と靱性、を開発の狙いとしております。 在庫販売体制をとっているので、必要な寸法、数量が購入できます。連絡先。TEL,03-5473-9251, FAX,03-5473-9259, 以上 参考まで。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
その他の回答 (2件中 1~2件目)
ちょっと気になったので書き込みしますが、HAP40やDEX40は粉末ハイスですよね。
ESR溶製をしてしまっては溶製ハイス(SKH)と変わらなくなってしまうのでは?
ダイス鋼やステンレス鋼ではESR処理済みの物は容易に手に入ります。
あとワイヤカットでの縦筋ですが、その黒い粒が何であるかは判りませんが
2次放電などしてるのでは無いでしょうか?
HAP40はうちでも時々加工していますが、特に縦筋が出たことはありません。
導電度や添加剤などはきちんと管理出来てますでしょうか?
あまり放電加工に詳しくない故、的確なアドバイスが出来なくて申し訳ありません。
お礼
2006/02/16 20:47
回答ありがとうございます。
ご指摘の通り粉末ハイスです。
>ESR溶製をしてしまっては溶製ハイス(SKH)と変わらなくなってしまうのでは?
そうなるんですかね・・・。
確かに溶かすとハイスと変わらないですよね・・・?
縦スジは2次放電とは違うスジです。
黒い粒は表現が悪かったのですが、見ると黒い色をした穴になっています。
これは毎回出るわけではなく、極稀にという感じです。
導電度は常に10μs/cm以下になるように管理しています。
精度がうるさい物を加工した時に加工面に出たときはショックで・・・。
またメーカーに問い合わせて聞いてみたいと思います。
ありがとうございました。
お礼
2006/02/17 21:27
そのような材料があるんですね。
早速検討してみたいと思います。
ありがとうございました。