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2007/11/19 18:09
はんだ成分の分析手法で、どの手法で行なうかレポートをまとめております。
鉛や銅の含有分析において、ICP-AES、EDXがそれぞれ、どの程度の分析精度があるか、一般的なところを知りたいのですが、いろいろWebを調査してもわからなかったので知恵をお授けください。参考となるWEBサイト紹介でも結構です。
・分析方法:ICP-AES分析(発光分光分析)、EDX(蛍光X線)
・対象物質:鉛と銅(鉛だけでもかまいません)
口頭では以前、鉛は、ICPだとppmオーダー、EDXだと200ppm程度の分析精度と聞いたことがありますが、正しいのやらどうやら・・・
まず、RoHS/ELV対応か厳密に成分分析を行いたいのかで違います。
RoHS対応のためにスクリーニング検査を行うというのであれば、EDXで十分でしょう。CdだとSnのピークを拾ううえに規制値が100ppmと厳しいので適しませんが、鉛なら大丈夫だと思います。
厳密なデータを出すならICPで測るべきです。JISZ3910に詳細が載っています。ICP-MS(AESではなく)ではpptレベルまでの超高感度分析が可能です。
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ご参考までに。
もしもディップ半田のように溶かして使用する半田の経時変化を分析するので
あれば、サンプリングの方法によって分析値はばらついてしまいます。
その場合は溶融半田をスプーンですくい、鉄板の上に素早く広げて急冷する
必要があります。
せっかく導入された装置を活用せず外部に出すのは不経済です。
バラツキの原因を考えて精度よく分析する方法を検討された方がよいと思います。
RoHSが話題になる前は蛍光X線の分析下限は確かに数百ppm程度でしたが
現在は改良が進み、Pbでも分析下限は10ppm程度のものもあると
聞いています。ICPではppbオーダーで分析できるはずです。
弊社でも半田組成の変化を蛍光X線で分析しています。
ICPは前処理に時間がかかるので蛍光X線の方がお勧めです。
ありがとうございます。
補足説明すると、弊社でも蛍光X線分析機(島津製EDX-900HS)を導入済みなのですが、ことあるごとに結果がバラツキ、いまいち信頼性にかけます。
・・・分析時間がかかることを考慮すると、EDXはスクリーニングの使用で、定期的なはんだ分析は外部機関でICP分析したほうがよいのでは!?と検討しているとことです。(ICPでも1物質数千円で分析できるので)
2007/11/21 18:05
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