このQ&Aは役に立ちましたか?
2007/07/05 16:27
ABS樹脂とPPのヤング率(縦弾性係数)を教えてください。
PP製の箱(引き出し付きの棚のような物)の天板に重量物を載せた際、天板がたわんでしまい、引出しが開かなくなるという不具合が生じています。代替材料として、ABS樹脂で同様な物を製作しようとしていますが、PPと比べてどのくらいたわみが小さくなるのか計算出来ずに困っています。たわみ計算をするのにヤング率が必要である事は分かったのですが、その数値がわかりません。どなかか教えていただけませんでしょうか?
曲げ荷重によるたわみ量(δ)∝1/E(弾性率)です。
たわみ量をどこまで少なくするのかによるが、Eの高い材料に変更するか、厚みをふやすかの二通りのアプローチがある。
材料のEを高くする、例えばEが1.5倍の材料に変更すると、たわみ量は2/3になる。
成形品の曲げ剛性(E)は厚みの3乗に比例するから、例えば厚みを15%アップすると、たわみ量は2/3になる。
わかりやすい説明ありがとうございます。非常に参考になりました。
2007/07/06 16:51
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
下記URL、各種樹脂性能一覧表 参照下さい。ただこれを見ればわかるように、樹脂グレードによって様々あり単純に比較にはなりません。
↓では曲げ弾性率でグレードを選べるものもあります。ABSでもグレード(GFやCF強化)で強度には大分幅があります。
http://www.umgabs.co.jp/jp/product/type/index.htm
あとどの程度たわんでいるかにもよりますが、全くたわまないようにしたいのであれば、硬質塩ビやポリカのガラス入りなども検討された方がいいように思われます。
弾性係数の値に関しては、過去ログにもありますのでそちらで確認してください。No.7668など。
グレードによって結構違うと思いますが、一般的にABS→2400MPa
PP→1700MPa程度では。
ベストアンサーを選ぶと質問が締切られます。
なおベストアンサーを選びなおすことはできません。