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2007/02/02 11:19
油圧システムの同一回路内で油圧モーターとシリンダを作動させています。シリンダには電磁弁とリリーフバルブが設置してあります。モーターを回転させないと、元圧100kgfでシリンダのリリーフバルブは60kgfで正常に作動します。モーター回転時モーターの背圧が20kgf発生し、シリンダのTポート側よりモーター背圧が侵入して来る為、シリンダの作動トルクが低下してしまいます。モーターの背圧を極力降下させる為の良い方法を教えて下さい。作動油は#32を使用しています。
RB利です
油圧モーターを回すのに使った油がタンクに戻るとき
抵抗がある場所で絞られて背圧になります
もちろんシリンダーで使用した油も戻されるときは同じ現象となりますが
使用される量(流れる量)が圧倒的に油圧モーターの場合とは違います
対策
油圧モーターは使われる油の量が非常に多いので油圧ポンプも
別にして完全に他の油圧回路とは分けて単独の回路を構成し
油の戻り回路は十分な内径を確保し、又タンクまでの距離を短くするタンク設置
などして戻り圧力が少なくなるようにして下さい
理由は油圧モーターを作動させると非常に多くの油が使われ、シリンダーに
使う圧力が取られてしまい、圧力が低下してしまいます
同一ポンプの場合でもシリンダーを作動する電磁弁とはマニーホールドは別にした回路を組み
タンクに戻る配管経路は単独で十分な内径であるものを使用した回路としてください
この場合でも油圧モーターが作動するとメイン回路圧が下がる予想されます
以下の追加対策が必要です
油圧モーターが作動するときがサイクル中(時間)少ない場合、シリンダーに
使用する圧力低下がおきないようにアキューレーター(蓄圧装置)を回路上
設置します
御回答ありがとうございます。寸法の制約上、ポンプ2台及びアキュムレーターの設置が困難な為、戻り配管の内径の確保を試み実験してみます。ありがとうございました。
2007/02/02 13:15
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答えはリターン回路の分離です
説明によると個別に作動するときがあると推測されますので
シリンダーとモーターは別の切替バルブで制御しているとします
背圧が影響する訳ですから、同じリターン回路でタンクの戻って
いるわけですね、そのリターン回路を個別にしてタンクへ戻せば
影響を排除できます
マニホールドなどの関係で分離できない場合はバルブとマニホールドとの間に
分離ブロックをいれてリターン回路を分離することが可能です
切替バルブを共用しているなら、個別にしてください
御回答ありがとうございます。電磁バルブはマニホールド上に積層しておりますので、別の場所からのリターン回路の分離・バイパス等を検討してみます。
2007/02/02 13:07
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