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加工応力除去の確認方法
2023/10/15 20:27
- 加工応力が除去されたかどうかを確認する方法について調べました。
- 組織を観察するだけでは加工応力の除去を判断することはできず、特殊な実験が必要です。
- 加工応力の除去を確認するためには、特定の実験が必要なようです。
加工応力が除去されたかどうかの確認方法
2007/01/11 14:40
SUS304の製品を加工した後、熱処理(1090℃に加熱した後急冷)を行っております。
固溶化処理されているかどうか、鋭敏化していないかどうかは、組織を観察したら判断できますが、熱処理前の加工応力が除去されたかどうかは、どのようにしたら確認できるのでしょうか?
応力除去の確認方法は組織を観察しても判断できず、特殊な実験でないと判明されないと聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?
どなたか、判明できる方法をご存知ならば、教えていただきましたらありがたいです。
質問者が選んだベストアンサー
X線残留応力測定装置によって非破壊で測定できますよ。
熱処理前後の比較で判断できるはずです。
分析を請け負ってくれる分析会社もありますがお近くの
工業試験場に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
MPa(メガパスカル)の単位で数値化されます。( 1 MPa = 1N/mm2です)
下記URLが参考になるかと思います。
その他にも「X線残留応力測定」で検索すれば色々わかりますよ。
なお、測定方法などの詳しい内容については私自身うまく
説明できません。
勤めている会社でX線残留応力測定装置を所有しているため、
回答させていただきました。
http://www.techno-qanda.net/dsweb/Get/Document-7174/murata_kazuo4.doc
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
表面はX線残留応力測定装置を利用して、電解研磨を行いながら測定していきました
内部は内部加工(切り取り)によりひずみを測定して確認した経験があります
(同一処理を行った製品から抜き取り検査として行いました)
追記:参考ですが非常に高いレベルの表面の均一化には超音波が有効です
単純に熱処理前後の硬度を比較する方法は如何でしょう。或いは加工率が高い場合は、SUS304は部分的にマルテン化して磁性を帯び磁石が付くことがあります。当然、再熱処理後はこの磁性は解消されますので、この方法が利用できれば手軽で簡単ですね。御試しになっては如何ですか?
マルテン化すると、磁石が引き寄せられます。ただし加工率が高くないと
マルテンサイトの析出量が少ないために、強い磁性を帯びない可能性があり
ますが、それでも微かに引き合います。
御社の製品が「何であるのか」不明ですから断定的に申せませんが、機械
切削加工であればこの方法は御勧めではないでしょう。製品が板材をプレス加工されたものであったり、或いは絞り加工されたものであれば、この方法が簡便でコストも掛からず、良い方法であろうと考えます。
お礼
2007/01/12 08:22
ご回答ありがとうございます。
全く無知で申し訳ないのですが、『磁性がつく』を確認するには、
磁石を製品に近づけてわかるものなのでしょうか?
弊社の製品はSUS304で社内で加工をしております。
ご指摘の通り、しぼり加工を行います。
磁石の引き合いがわずかでも、固溶化処理が不十分であると考えた方がいいのですね。
一度試してみようと思います。
丁寧なご回答、どうもありがとうございました。
お礼
2007/01/12 08:20
ご回答ありがとうございます。
X線残留応力測定装置ですか。初めて聞きました。
一度調べて、試験所に問い合わせてみます。
それは、数値で表示されるものなのでしょうか?
どうもご丁寧にありがとうございます。
URL参考にさせていただきました。
一度これをもとにして、工業試験所の先生に尋ねてみます。
ありがとうございました。
助かりました。