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中国でのSUS304パイプ材について
2023/10/16 02:30
- 中国で購入したSUS304相当のパイプ材が塩水噴霧を行った際に赤さびが発生した。Crの量が不足しているためか、問題があるかを調べたい。
- 中国でパイプ材を購入する際に、ヘアライン加工前の表面の処理が必要なのか、どのように指示すべきか知りたい。
- JIS規格のSUS304の成分の許容値(公差)について知りたい。
中国でのSUS304パイプ材について
2008/09/12 11:49
お世話になります。
この度中国にてSUS304相当のパイプ材を加工(ヘアライン・曲げ・かしめ)し、日本で塩水噴霧を行ったところ、半日で全体に赤さびが発生しました。
材料自身の問題かと思い、成分を分析したところ、Cr:17.1%、Ni:8.0%となっております。JIS規格のCr18%にたいして、Crが少ないと思いますが、まず、この材料をSUS304の相当品といえるでしょか?また、Crの量は錆びの原因となりうるのでしょうか?
それから、材料を材料工場から入手した時点では、パイプの表面がざらざらしているようで、加工する前に表面の処理が必要なようですが、中国にて、最初から表面が処理(ヘアライン加工前の状態)されたものを購入するには、どのような指示を出せばよいのでしょうか?
また、JIS規格のSUS304の成分の許容値(公差)も教えてください。
尚、使用用途は一般用材、建材に当たるかと思います。
まったくのど素人ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
その他の回答 (11件中 6~10件目)
中国では、TP302(Cr 17.0/19.0)がSUS304の代替品として流通してます。
特に建材等で強度を要求される場合に多いようです。
従って、仕様書にSUS304相当品などと曖昧な表現をすると、これを掴まされます。はっきりとJIS-SUS304/ASTM A666 TP304と書いておけば、ちゃんとしたものが届けられます。(中国では、Standardに関しては、日本人以上に勉強しておりますよ。)
Crのチェック分析との誤差は、ASTMでは0.20%まで認められています。(JISも同じだったと思います。)
表面仕様の事を書き忘れました。
外装用Pipeであれば通常BA(光輝焼鈍材)か2B仕様で発注なさるのが普通でしょうが、最終的に貴社でヘアーライン加工するとなるとせっかくの不動態皮膜を剥す結果になるので、貴社で最終不動態化酸洗(硝酸酸洗又は電解処理)をやるしかないでしょう。
表面がざらざらしていたというのは、もしかすると単なる2D(焼鈍-酸洗材)だった可能性もあります。ただ、TP302ですと塩水噴霧試験では錆は発生すると思います。(通常の大気、淡水環境では問題ないですが)
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中国何処で仕入れしたものですか?
私自身も中国人ですので・・・・・・
固溶化処理などはされていました?
買う所にもよるとおもいます。
日本でも1流2流の材料メーカがあるように・・・・・
お礼
2008/09/12 13:41
ありがとうございました。製造工程も調べてみます。
ちなみに上海近郊で、ご存知の材料屋さんがあれば教えてください。
SUS304のJIS規格は日本工業標準調査会のURLで検索できます。
(閲覧のみですが)
赤錆についてはSUS304のJIS規格(Cr18~20%)に対しCrが17.1%
であり、これが要因とも考えられますが、パイプ表面がざらざら
していたとのことなので、表面の埋収物などによるもらい錆びの
様な腐食も可能性として考えられるので、錆の発生状態を詳しく
分析してみてはいかがでしょうか。
お礼
2008/09/12 13:44
早速のご回答ありがとうございました。JISの規格も調べてみましたが、やはりCrは18.00~20.00となっておりました。
もらい錆については、現在調べてもらっています。
中国製をすべて否定するつもりはありませんが、
以前、中国産のSUS304のフランジを溶接し酸洗いをしたところ見事に溶けました。メーカーは日本の一流メーカーでした。
相当品の許容値はよく知りませんが、
塩水での環境下なら少なくともSUS316を使用した方が良いかもしれません。
お礼
2008/09/12 13:44
ありがとうございました。
ステンレスが錆びないのはクロムが不動体被膜を作るためです。
つまりクロムが一番だいじなわけです。
以前テレビでやってましたが中国ではくず鉄のステンレスを寄せ集めて
夜中に電気炉で溶解してインゴットを作り製品にしているそうです。
中にはとてもステンレスと呼べない物もありましたね。
中国には手を出さない方がよいみたいです。
お礼
2008/09/12 13:45
ありがとうございました。
お礼
2008/09/12 14:10
ありがとうございました。早速JISの許容差も確認しましたが、Crは±0.20%となっておりました。もう一度、材料屋さんと話をしてみます。
何度も申し訳ございません。実際はTP302であろうと思われる材料を入手後、人の手でヘアライン加工しています(その後、洗浄等は一切行っておりません)。日本においては、ヘアライン加工を施しているSUS304の材料は、ヘアライン加工後、最終不動態化処理が基本的にされているのが当たり前という認識でよろしいでしょうか?お時間がある時で結構ですので、ご教授下さい。