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せん断加工の品質要求確保に苦戦しています
2023/10/16 07:31
- せん断加工において、品質要求を90%以上確保することに苦戦しています。
- 加工材はt=6.8の材質SPH440を使用し、φ26の抜き穴部のせん断加工を行っています。
- パンチ部のコーティングが剥げ、焼き付きも発生しています。パンチとダイスにはSKD11へTic処理を施し、クリアランスは0.05で加工していますが、改善方法をご教示いただきたいです。
せん断加工について
2008/06/16 09:24
品質要求せん断部90%以上確保のこと。にて苦戦しています。
加工材はt=6.8,材質SPH440をφ26の抜き穴部のせん断加工ですが
パンチ部のコーティングが剥げ焼き付きもちません。
パンチ、ダイス共にSKD11へTic処理しクリアランスを0.05で加工
しておりますが、他に良い方法ありませんか?
回答 (3件中 1~3件目)
こんにちは。
ウチも以前似たような加工をしていまして。
せん断面100%、BL後バレル研磨という加工でした。
せん断面90%以上とありますが、100%でも良いのでしょうか?
t6.8mmでクリアランスが0.05ですと確実にバリは出ますよね。
後処理の工程があれば以下の方法でウチは解決しましたが。
クリアランスは片側で5%で、パンチの刃先にR2位のR
ダイスの刃先にはR1位付けました。
要は刃の切れを悪くしてせん断面を作ったと言う感じです。
クリアランスを適正化した為、パンチ、ダイスのカジレも無くなり
数倍の数を打てる様になりました。
ちょっと邪道な加工の仕方かもしれませんが参考になれば幸いです。
ちなみに上下ともSKD11の高温戻しでした。
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こんばんは。
家でも似たような加工で、苦労しました。
パンチは、ある程度消耗品と捕らえるとしても、少しでも
ショット数は伸ばせた方が良いでしょうから。
家で行なった、対策として、
パンチ材質 YXR7
コーティング WPC+Ticn
パンチ刃先 微小R(0.1以上トライにより決定)
パンチ2番 0.3°刃先板厚1/2残し
パンチ底 逃がし有
刃先の微小Rによって、もう少しクリアランスは大きく
出来ると思います。
せん断面の確保は、材料ロットによっても変わるので
難しいですよね。
パンチ2番・・表現が分りにくかったですね。
パンチ刃先から、ストレートを板厚1/2残し、それより
上は、0.3°逆テーパーで逃げました。
パンチ側面の擦れを極力少なくする意味で対処しました。
パンチ底面の逃げは、Rに集中的に力を入れるため、
気休めかもしれませんが、逃がしを入れました。
全てのケースに当てはまるとは思いませんが、参考まで。
あと、プレス加工油や強力なストリッパ圧も重要なようです。
水を利用した“水圧”切断や、レーザー??等の加工方法へ
変更したら如何でしょうか?
硬い物の加工は、軟らかい物を使用した方が、良いのではないでしょうか?
<しかも、径に対して比較的厚い板では、>
お礼
2008/06/16 19:17
理想的に回答有難う御座います。
こちらも現在までYXR-7へPVD及びCVDでパンチ刃先へ0.3Rし
トライしましたが良い結果が出ませんでした。
現在はSKD11へCMTI(複合多層皮膜)にて対応し今後はSKH51+CMTiにて
トライ予定です。
太郎さんと大きく違うのはパンチ形状と思われます。こちらのパンチは
ストレートで刃先のみ0.3Rですので2番等が御座いません。
太郎さんんのパンチ形状のイメージが付きません。もう少し詳しく
お伺いしたいのですが。