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2008/04/13 00:09
はじめまして、
加工機その物も、見たことの無いど素人です。
旋盤加工についてお伺いしたいのですが、
テーパ加工の2箇所同時研削が出来ないと言うのは、
本当ですか?
また、出来ないならその理由も教えてください。
どうぞ、宜しくお願い致します。
>逃げ溝が不十分な場合、端部は他の部分とは温度差が生じ・・
砥石の角部は剛性が無く、非常に脆い為に外周部と同等の条件では
形状を維持することが難しくなります。
一般的には外径部の加工とは工程を別にします。
当然、端面部は中心付近と外周部では周速も違います。
その為に 焼け・割れ が発生しやすくなります。
>二つのテーパの同時に合わせる事は不可能に近い
理由は2つあると思います。
1、一般的な研削盤でテーパー部を加工(トラバース研削)する時は
テーブルを旋回して加工しますが、砥石のぬけ代が維持できません。
必然的に、砥石の形状に依存した加工(プランジカット)になります。
この場合、高精度の形状は期待できません。
2、高精度のテーパーの勘合(合わせ)の確認はゲージ合わせとなります。
上記 1 の理由からゲージそのものを作ることも困難です。
※BT40・50 などのツーリングもゲージ合わせで製作されます。
テーパーの当りをえ%で評価しますが
ツーリングの場合は約80%以上を基準とするケースが一般的です。
返事が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。
でも、ありがとうございます!
やはり、二つのテーパは、不可能に近いというこなんですね!?
本当にありがとうございました。
2008/04/16 23:04
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この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
文面からは、プランジ研削とトラバース研削の比較をしていると思われます。
その違いは下記のP9あたりの図を見てください(それ以外も良資料)。
前提として、切削と研削との違いは、バイトに較べて砥石の摩耗が大きいこと。材料によっては削り量の1/10になることがある。
トラバース研削は、砥石をテーパー面に沿って横方向に送る方式。旋盤でバイトが横に動いていくのと同じ。
砥石は、送り方向側の角に加工が集中するためここに摩耗が集中する。影響を少なくするため、加工部分以上に送りをかける。
そのためのスペースが文面の『逃げ溝』になる。
別のテーパ面が逃げ溝なしで続いている場合、この方式では砥石の摩耗の影響か避けられないので、削り残しが生じる。
プランジ研削とは、砥石を加工形状(テーパー)に成形して、それを縦方向に進める加工。旋盤の突っ切りに相当。
砥石全面が当たり一気に加工が進む。砥石の摩耗が形状精度を下げるので、途中で砥石成形をし直すのが普通。
能率面では非常に優れる反面、精度が充分でないことがある、加工反力が大きい、発熱が大きいことに対処する必要がある。
これが充分でないと『金属組織の破壊や研磨割れが』生じる。
上記トラバース研削でのテーパー面のつなぎ目では、局部的にプランジ研削になってしまうとも言える。
量産では能率重視のプランジ研削が行われている。砥石も摩耗しやすいビトリファイドなどから、ダイヤ、CBNが普及していること、機械の改良も進んでいることから『金属組織の破壊や研磨割れが』を起こさないで加工が出来るようになった。
しかし、精度面ではトラバース研削に及ばないので、機械のテーパシャンクなど、精度を要するものはトラバース研削を使う。テーパー面の連続を避けるよう設計している。
ありがとうございます!
参考資料も添付してくださり、重ねてお礼申し上げます。
不可能に近い、よりも精度が落ちるが正解?ですね。
2008/04/16 23:13
もう少し、具体的な内容だと返答可能かも分かりませんが、少し絞れない感じの質問なので、「図面上、どういう加工内容か?」が分かれば答えられると思います。
研磨工程での注意点の事と解釈できますね。
例えば、平行面から垂直面に切り替わる時に、研磨工程で問題が発生する(この辺は、お礼内容の理由から読むことが出来ますね。テーパーに限ったことではなく、方向が急激に変わるのは良くないと言われます)ので、旋盤加工時に、「研磨逃げ(ぬすみ加工、溝入れ加工)」をするのが「通例」になっています。
研磨仕上げの場合、図面上指示はなくても、必ず研磨逃げを入れることになっています。(我が社の場合。 もちろん、お客様には確認はしています。)
つまり、CNC旋盤で加工する場合、図面の指示に従いつつ、その都度打ち合わせする事になりますが、「どうしても出来ない形状」でなければ出来ますよ、という答えになります。
どうも僕は、勘違いしているようです。
旋盤(及び、CNC旋盤)上の話ではないようなので、この場をお借りして「惑わせてしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪いたします。
研削盤(その他、研磨機)についてはズブの素人のため、コメントは差し控えます。
早速のご回答ありがとうございます。
質問内容が、貧困で申し訳ございません。
図面というか、ただ、手元にある資料に、
「研削のルール
・逃げ溝が不十分な場合、端部は他の部分とは温度差が生じ、
金属組織の破壊や研磨割れが発生する。
・二つのテーパの同時に合わせる事は不可能に近い。」
と書かれてある文章があり、この文章の意味が理解できず
質問させていただきました。
これでも、質問としては不十分だとは思うのですが、
何か、思い当たることはございませんでしょうか?
どうぞ、宜しくお願い致します。
いえいえ、質問した当の本人も
あまり意味もわからず質問してしまったものですから
申し訳ございませんでした。
ご丁寧に、ありがとうございました。
2008/04/13 00:46
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