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2008/02/08 22:12
制御画面などで見ることのできるロードメーターですが、
イマイチどこの負荷がどれくらい大きいのかがわかりません。
主軸→主軸を回転させるモーターの負荷
=負荷が大きすぎるとモーターが燃える?
Z軸→Z軸(主軸)のたわみ量(送りの負荷に対する主軸の倒れ)
=負荷が大きすぎるとガタがきて精度が悪くなる?
と考えているのですがこれでよいのでしょうか?
というのも、現在、FUNACのロボドリルを会社で導入し、
それまで別の機会(40番の機械です)で加工していた
品物をロボドリルに移している状態です。
ところが荒加工で主軸のロードメータが常に100%を越えてしまっている
状態で、溝加工なんかが入ってしまうと200%を越えてしまっています。
ひどい時には主軸の回転数が落ちてしまいます。
(さすがにその時はすぐにプログラムを修正しました)
このまま続けるとどこかが壊れてしまうのではと心配です。
Z軸のロードメータは基本的に50%以下です。
現在の立ち上げの状態でこの問題を解決したいと考えています。
よろしくお願いします。
参考に、現在の荒加工の条件を書きます。
材料:A7000系
工具:Φ16ラフィング3枚刃
回転数:12000rpm(V=600)
送り:3600mm/min(f=0.1)
切り込み:径方向10mm、軸方向4mm
となっております。
経過報告です。
現在もまだまだ立ち上げの状態ですが、
主軸の剛性によるものか、40番と同じ条件のところで、
さらにバイスのクランプの状態が不安定な加工で(はみだし量が多いなど)
ワークが多少浮き上がってしまったり、ビビリが発生したりと
30番と40番の違いを思い知らされている状態です。
もちろんその都度条件を落として他部品の加工にも応用させています。
ロードメーターも注意深く見るようにしました。
基本的にBT40とBT30では倍以上の能力差があると思われた方が良いと思われます。
モーターの負荷が短時間に異常に大きくなれば基本的に機械側でアラームになると考えられます。
モーターが燃えるとはおもえません。
回転が落ちるのはトルク不足からです。
負荷が大きすぎると思われます。
もう少し切り込みを小さくして加工すべきです。
送り軸の負荷が大きくなれば主軸の剛性が(ツール・刃物を含む)負けて精度が悪くなると考えて間違いないと思います。
同じツールパスを通れば必ず切り粉が出るくらい刃物が逃げているのが確認できると思います。
荒加工の条件としてはそれぐらいのの負荷をかけたいでしょうが、
主軸の最高回転を得る犠牲として、低回転のトルクを失ってしまうと言う状態だと思いますよ。
アルミでも回転が速すぎる様に思います。
CBNのエンドミルでもご使用ですか。
何事も経験ですので頑張って下さい。
書き忘れましたが、ATC付きの機械の場合はツールを主軸固定するためにプルスタッドボルトを使用するのが一般的です。
汎用機やNC機の多くは引きネジを使用する場合がほとんどです。
プルスタッドの場合は主軸に固定(引っ張る)の為に皿バネを使用していますが、同じ30番40番でもバネの圧力は機械によって差があり
それが切削力に影響します。
高速タイプの主軸の場合、主軸ベアリングのサイズが小径になるケースが多いので同じ30番でも当然剛性か低下します。
ベアリングのタイプ・サイズとその与圧・個数、潤滑方式など、主軸の剛性、精度に密接に関係します。
30、40で倍以上の能力差ですか…
モーターに関しては、そうですよね…
前に別の機械でハンドル使ってフェイスミルで材料を切削しようとして
ぶつけた時にモーターのアラームで止まりました(笑
Z軸ロードに関しては正解でしたか。
精度の悪化は避けたいですね。これも気をつけて見てみます。
単純に工具径や切込みを落として高送りに、という問題では
なさそうですね。先のgurry大佐さんのお話と合わせて推測するに
Z軸ロードが大きくなる前に主軸ロードの限界がくるでしょうし、
切込みを落としてサイクルタイム増加もやむなしと思って
プログラムを直します。
ありがとうございました。
エンドミルについては三菱のC-MRAを使用しています。
40番の機械の時には非常に快適に削れており、長持ちしていました。
ロボドリルでどうなるかはまだわかりませんが…
プルスタッドについての事は知りませんでした。
バネの強度となると、テーパーの太さ(強度)から大体バネの引張力は
決まってしまうのでしょうね。
ベアリングについても多少の知識はありましたが
そのような発想はできませんでした…
高剛性と高回転では接触面積と圧力、そして回転の抵抗と発熱量などの
理由により、回転数と剛性は反比例するような事を
勉強した覚えがあります。
貴重な情報、ありがとうございます。
2008/02/10 21:42
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ロードメーターの見方を自分も気になったことがあり、
自分の会社にくるFANUCの修理の兄さんに聞いてみたところ、
正常時にハンドルやJOGで動かした時のロードメーターの数字を覚えておいて、調子が悪いときにハンドルやJOGで動かしてどれだけ違いがあるか見るといい(XYZ軸)
らしいです。モーターのほうは聞いてないのでわからないですが、モーターにしろ軸にしろ、100以上がずっと続くのはあまり良くないようです。
FANUCのサービスの方は、マシン保全での見方は分かるけど、加工のほうはほとんど分からないらしく、加工条件の良し悪しに使えるかは、自分達で確認してみてくださいとのことでした。。。
回答ありがとうございます。
そのような保全の方法もあるのですね!
他の機械でも利用できそうですね。
是非参考にさせていただきます。
加工のほうですが、切り込み量を減らした際に
主軸ロードが下がり、Z軸ロードは変わらない(常に40%程度)
と言うことを確認しました。
大した事を発見したわけではないのですが、
ロボドリル(MC全般?)は主軸ロードを見て
どれくらいの負荷があるかの参考にするのが良いなと思いました。
では改めて、ありがとうございました。
2008/02/12 21:42
ロボドリルはBT30ですよね?
BT40の条件そのままでは無理かと思います。
弊社もロボありますが、未だテストカットのみしかしていません。
その範囲でわかるところでは、BT40マシンの半分以下の切削能力のようでした。(間接的に聞いたことなのではっきりしませんが・・・)
BT50とBT40でも雲泥の差があります。
そこらへんの違いではないですかね?
それなりに条件落とさないと駄目だと思います。
ごめんなさい。主旨が変わっていましたね。
ロードメーターのみかたは私もよくわかりませんが、主軸ロードはモーターに掛かる負荷ですね。
Z軸は縦型の機械ですと主軸ヘッドの荷重を受けているのでその分は常に負荷として機械は認識しているのではないでしょうか?
あとはスラスト方向の加工時にあがると思います。
私は主に主軸のロードを見ています。
いえいえ、改めて条件に関して指摘を下されたので
本気でプログラムの修正をしようと思いました。
そして、ロードメーターの方は
やはり主軸ロードはモーターの負荷でしたか。
Z軸ロードは受けている荷重の大きさではないか、と。参考になります。
ありがとうございました。
2008/02/10 21:22
回答ありがとうございます。
ロボドリルはBT30ですね。
私でもこれではマズイと薄々わかってはいるのですが
これを機会にロードメーターの見方を知りたいと考えております。
しかし…予想以上にロボドリルは強くないと…
最終的にはかなり条件を落とさないとダメみたいですね。
2008/02/08 22:33
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