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2008/02/01 22:04
鋳物の切削で困っております。
20年以上使って痛んだという部品を改修するため削るのですが(長さ1500mm×幅300mmを2mm面下げしたい)
所々に巣を埋めたのか溶接した箇所があり、チップが欠けてしまいまるで持たないのです。
溶接箇所(かなり硬く、ヤスリが掛かりにくい)は削ってみるまでどこにあるか分からず、小さいものは面積としては小豆ほど、大きなものは人の口くらいの大きさです。
使用したのは45度のカッター、径125・6枚刃
チップ材種は住友G10E、タンガロイAH120、サーメットのNS740を試してみましたが
どれも全く持たずでした。(通常の鋳物部はどれでもサクサク削れる)
周速は80~125、Z切込は0.5~1.5mmと色々やってみました。
普段はSS材、SC材、時折SUS程度なので高硬度を削ることに慣れておりません。
このような場合、焼鈍するのが常套手段なのでしょうか?
鋳物/時々高硬度 このような場合に使うべきカッターやチップなんてあるのでしょうか?
この加工を20個以上やらなければならないので、正直参っております。
オススメの加工方法(切込、幅、速度など)、カッター、チップなどあればなんでもいいので教えてください。
よろしくお願いします。
ワークサイズは長さ1500mm×幅300mm
厚さは薄いところで60mm位、厚いところは200mm位です。(200kg以上)
焼鈍も考えていましたが修正加工せずそのまま使う部分も多いため、焼鈍は難しそうです。
(もし炉にいれれば、本来直さなくて良いところまで加工しなければならなくなりますよね…)
こんにちは,溶接された鋳鉄とはまたすごい物を出されましたね(汗)
溶接された鋳鉄を削りたいということですが、使用されている工具材種では,溶接部分に対して硬度が全然足りていません。
もし、利率が高いお仕事で余裕があるのでしたら、住友のcBN工具を使用されるといいと思います(ランド又はホーニングを大きく取って使用)。
ホルダーは工具寿命を優先されるならアキシャル・ラジアル共にネガのものを,面を気にされるなら両方0°の物をお勧めします。
加工条件は,150m/min程度でいいのではないかなと思います。また切り込みは0.5?程度は切り込んだほうがいいです。
切削油に関しては,科学処理できるのなら油性の希釈率が低いものを使うといいと思います。もしできないのであれば,エアーブローのみでいいと思います。
>cBNは旋盤の方で少し使用したことがある程度でほとんど無知なのですが、鋳物でもそこそこ持つのでしょうか?
一般的なFC材料単体であれば,切削条件次第で相当持ちます(加工費に見やうくらい又はそれ以上)。
ちなみに,自動車会社の溶接済みのものはcBNを使ってやっていることが多いですし、それなりには削れると思います(切削距離がどれくらい必要かによりますが・・・)。
回答2でも出ていますが,あくまで私の出した案は,できるかできないかだけなので正直加工費の再検討をして貰ったほうがいいと思います。
一個削るのにどれだけの費用(工具など)が必要かをやってみて考えるのがいいのでわないでしょうか?
アドバイスありがとうございます。
実は削る瞬間まで、鋳物でなく鋳鋼(?)だと信じて疑ってませんでした。汗
その部品の相方(加工部分はほぼ同じ形をしている)が、鋳鋼だったもので。
住友のcBNですか。今から調べてみます。 利率は…低くは無いはずですが余裕があるかどうかは…苦笑
ホルダー形状も納得です。刃先が鋭いようなものでは厳しいですよね。
今朝、当社にあった一番高硬度材に適してそうなワルター(OSG)のWXM40を試してみました。
V60m/min、1刃0.1でトライしてみましたが瞬殺されました。汗
焼鈍は難しいので、アセチレンバーナーで炙って軟化を狙いましたがモノが大きすぎて赤くなることはありませんでした。。
が、炙ったところを削って見ると上記のWXM40で何とか…削れ得る感じになってました。
cBNは旋盤の方で少し使用したことがある程度でほとんど無知なのですが、鋳物でもそこそこ持つのでしょうか?
加工面積が結構あるのでなかなか厄介です。。
補足ありがとうございます。
気づくのが遅れて申し訳ありません。
住友に電話をして、色々聞いてみたのですがこの加工に向きそうなホルダー(丸インサートタイプ)が
D66までしかなく、切削面積が広く(1500mm×300mm)、CBNインサートがかなり高価であるため自信を持っては勧められないとのことでした。
溶接部をヘリカル切削など使ってピンポイントで狙っていくという方法ならば勧めることが出来るのですが、
との話は進んだのですが、それならば高硬度用のラジアスエンドミルを数本用意する方が
ベターではないかということになりました。
結局、試した中で一番持ちの良かった超硬インサートで騙し騙し+見つけられた部分はアセチレンバーナーで手焼鈍という手法で勧めています。
1個めと2個めは溶接箇所が多く手を焼きましたが、3個、4個とコツを掴んだのと、
補修箇所が少なかったので何とか進むようになってきました。
まだまだ先は長いですが。。(^^;
2008/02/02 12:34
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気を付けてくださいね
溶接部の過熱~冷却はクラックの原因になったりしますので
加工後はカラーチェックが必要だと思います
気をつけてやってみます。
2mm掘り下げる頃にはだいぶ溶接部分も減ってくるので、初めになるべく厚く取る去るのが良さそうです。
気になる部分についてはカラーチェックは欠かせませんね。
ありがとうございます。
2008/02/09 23:46
鋳物とのことですがFC系ですよね
FCに普通やらないですよね溶接は質問のとおり加工できないし
強度的にもろくな事が無いですから
費用との計算になります
CBNですか・・・悪くはないと思いますが
周辺との硬度の違いから寿命(瞬殺はないと思うが)に影響が出ます
高価ですから合うのかなと思います
なぜならFCの溶接は専用の溶接棒を使い熟練を要します
とりあえずなら格好になりますが結果は最初に言ったとおりです
私なら素材の供給もとにクレームして加工費用の上乗せか
交換を申し入れますね してもいいと思います
ありがごうございます。
CBN、まだ見積もりが取れてないのですが高そうですよね。今後使いまわすこともなさそうだし。
「FCに溶接な加工できないので本来はNG」というのが分かっただけでも嬉しいです。
よそではこれくらいの加工、楽勝でやってるのでは… と思っていたものですから。
>>周辺との硬度の違い
FCの部分と溶接箇所の固さが全然違うものですから、硬いところで刃が逃げてバックカッティングが発生したり、
触ってみるとフラットになってなかったりと影響は感じました。このままでは難しいなと。
どうにも普通には削れそうにないので、加工費用の見直し打ち合わせしてみます。
邪道なのでしょうけれどバーナー等で部分的に炙って、軟化を狙う手はどうなのでしょうか?
まだ1箇所しか試してませんが、アセチレンで炙る→灰で覆って緩やかに冷ます→恐る恐る削ってみる
で何とか削れはしました。
錆びて汚れたワークを磨き、溶接箇所を探しあて、炙って冷まして削る。
かなり根気の要る作業になりそうですし、本筋ではないでしょうけど…
2008/02/03 22:20
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