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2009/12/15 17:23
当方溶接はほとんど素人のため、変な質問になっているのかもしれませんが
よろしくお願いいたします。
現在自動車部品を開発していますが、STKM13CのパイプとS45Cの切削品を円周状にCO2溶接したいと考えています。色々資料を見てみると、S45Cの溶接には余熱が不可欠と記載されておりました。
そこでお願いなのですが、上記部品を溶接する場合の一連の流れをお教え願えますでしょうか。
お忙しい中申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
STKM13CとS45Cを溶接するに手順としては接合の形状やサイズで多少の違いは有るものの、一般的には次の手順でしょう。
1、接合部の嵌めあいや開先加工。
2、仮付け溶接。本溶接や予熱の熱膨張や歪で割れないようにしっかりつける。開先が大きい場合は同じ仮付け部を一回ではなく二層に重ねて付けるとS45Cの場合割れにくくなります。
3、溶接部とその周囲を150度の予熱。
4、本溶接。板厚、脚長、のど厚が6mm以上であれば出来るだけ一層盛りではなく多層盛りが良い。
5、溶接部を後熱450度。空冷しますが冬場は保温材で包むこともあります。
6、CO2溶接ワイヤー YM-26 KC-50
7、部材が小さい(パイプであれば50A以下)ならテグ溶接も考慮するべし。
アドバイスありがとうございます。
大変参考になりました。
一度トライしてみます。
2009/12/16 16:21
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まあ、違うとは思いますが老婆心までに・・・ そのS45Cには雄ねじは無いですよね。 ご存知かも知れませんがもしS45Cのボルト等の溶接は溶接の熱が不完全な焼き鈍し状態となり破壊が起こる為、基本的にS45C等の高炭素鋼ボルトの溶接はNGです。溶接ボルトだったら10B23ボロン鋼の溶接ボルトで強度区分8.8は出せます。
ネジはないので大丈夫です。S45Cの溶接といっても形状によっては、不可能なこともあるのですね。勉強になりました。ありがとうございました。
2009/12/16 16:11
以前から私が参照しているサイトにS45Cの予熱、後熱について記載されて
いますので下記URLを、ご紹介します。実際問題として、母材と同等の強度を
要求されるかどうかがネックだと思います。つまり強度を有する部品なのか
最後にどの様な予熱・後熱の温度管理するかが、より重要なのだと思います
情報ありがとうございました。
難しい専門用語が多いですが、少しずつ読み説いていきます。
2009/12/16 16:13
<自動車部品>
だそうですが、極少量のオプション部品は別として、量産性を考慮するなら摩擦圧接だと思います。
非鉄での作業現場は見たことがあります。コスト的にも品質的にも他の溶接法では太刀打ち出来ないでしょう。
情報ありがとうございます。
溶接方法にもいろいろあるのですね。
摩擦圧接について調べてみたいと思います。
2009/12/16 16:23
私も専門家ではないので、違っていたらゴメンナサイですが、、。
板厚と管サイズが記載されていないので想像で書きます、予熱は必須です。
板厚によっては前段取りで、必要な開先を取り、溶接しやすい冶具(ターンテーブル)等を準備します。
溶接時は仮付けして(サイズ不明で数点仮付け、としか言えませんが)相手部品との倒れ、傾き等チェックして、本溶接をしても良いか確認後溶接します。
溶接を始めたら1周止まることなく一気に溶接です。
アドバイスありがとうございます。
板厚にもよるんですね。
勉強になりました。
2009/12/16 16:24
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